0、プロローグ
「六門世界。
それは火、水、土、風、聖、魔、六つの元素で構成された神秘の世界。
さまざまなモンスターの集う不可思議な世界。
これはそんなモンスターの世界を冒険する少年と少女の愛と友情のものが」
「ファイア・ジャベリン!」
「どっぎぇぇぇぇ!」
スペクター「な〜にモンコレナイトのオープニングをパロってやがる、このアホは。」
ゴースト「ぬう、貴様はリレーコラム『私の好きなネクロマンサー』に対談式の相方として出てきながらもコラム自体が諸般の事情でボツとなり消えた、俺が当ゲームの前身のTCGモンスターコレクションで2番目に好きだったモンスター、スペクターではないか。なぜここに!?」
スペクター「説明的でむっちゃ長いセリフ、どうもありがとう。無論、おまえが六門世界RPGのシステムレビューをすると聞いて、墓場(ゴミ箱)から蘇ってきたのだ。」
ゴースト「むう、招待もしていないのに勝手に・・・。おまけにツッコミに戦闘スペル使うなんてさらに過激になってやがる。」
インプ「うーん、相変わらず仲いいんだか悪いんだか・・・」(パタパタ)
ゴースト「おお!君は俺がモンコレ・キュート・ベスト5に入ると思っている、アニメに出てくるルッテ君がとってもイタズラ好きで可愛いキャラだったのにTRPGでは邪悪で残忍な性格にされてしまった不遇のモンスター、小悪魔インプ君ではないか。」
インプ「ど〜も、説明ありがとう。」
スペクター「何でおまえが?」
インプ「今回のシステムレビューの招待券、貰ったんだ。」(招待状を取り出して振る)
スペクター「じゃあ、おまえが今回の対談相手だったんだな。」
インプ「いや、違うよ。、おいらだけじゃなくて・・・」
黒い翼の天使(以下クロテン)「・・・・・・」(空から舞い降りてくる)
ゴースト「キャーーーー!!クロテン様!!!
My相棒!六門世界のアイドル!孤高でダークな感じを漂わせる堕天使!闇の貴公子、黒い翼の天使様〜〜〜〜!!!!!」
説明しよう!
黒い翼の天使はモンスターコレクションでは極稀なカードであり、ゴーストが一番大好きなカードである。聖天から魔属性に堕ち、黒い炎を纏いドラゴン並みの強さを得た強力でダークでカッコいいモンスターなのだ。
ちなみに六門世界のアイドルというのはクロテン様は大抵のモンコレ小説やコミックに出てきたからだ。ああ、ラフェロウ様、ザッハ様、アンヘル様、グレン君、フレイムさん・・・(注:全部、モンコレ作品に出てきたクロテン様の名です)
スペクター「・・・なんだ、いまのは。」
インプ「アニメ『モンコレナイト』で出てきたナレーターさんのパクリ。そういうの、好きだからねえ。これからも時々出てくるはずだよ。」
クロテン「・・・・・」(呆れた顔)
ゴースト「ところで、俺が三番目に好きなモンスター、究極火竜ファイナル・ファイア・ドラゴンさんは?そっちにも招待状出したはずだけど。」
インプ「おいらが返事預かってきたよ。会場が狭いから辞退するって。だから今回はおいら達、魔属性トリオのみってこと。」
ゴースト「ノオオオ、しまった。東京ドームでも予約するべきだったか。」
スペクター「・・・アホか。とにかく、今回は対談式じゃなくて座談式みたいなのでやるんだな。」
ゴースト「そのとおり。私、ゴーストが僭越ながら司会を務めさせてもらいます。」
インプ「わー、ぱちぱちぱち。」
クロテン「・・・・・」(いっしょに拍手)
1、まず、六門世界とは?
ゴースト「冒頭を読んでください。では次に行き」
スペクター「あほかぁぁぁ!メイルシュトローム!」
ゴースト「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ」(渦潮に飲み込まれる)
インプ「えー、ゴーストが今おぼれているんで、代わりにおいらが説明します。この世界は東に風、西に水、北に土、南に火、天に聖、地下に魔の門が開いている事から六門世界と呼ばれているんだ。
この世界は魔法から人間、モンスターまで森羅万象すべてがこの六属性の影響を受けているんだよ。」
ゴースト(ずぶ濡れになりながらも復活)
「さて、六門世界の歴史ですが昔、ある人間の帝国が繁栄を極めました。この帝国の名は魔法帝国オーリリアといい、後の世で古代帝国と呼ばれるほど大きな国になります。なぜ
この帝国がこれほどまで反映したかというと、人間が召喚術を手にしたからです。」
スペクター「(ボソッ)ちっ、しぶとい奴。
たしか召喚術って、モンコレのキモだったやつだよな。」
ゴースト「その通り。この世界の生物は真の名と言うものを持ち、それを知る事でその相手を召喚・支配するのが召喚術なんだ。古代帝国はこの術で伝説級のモンスター、たとえばドラゴンすら支配していったんだ。」
インプ「それほどだったのに、何で滅んだんだい?」
ゴースト「古代帝国は次第に聖を信仰し、魔を排除していったんだ。そして自分達に従わない種族を滅ぼし、ついには人間の役に立たない魔と判定していった。
そんな排除された者たちの怨念が復讐したのか、古代帝国は突然現れた魔のデーモンたちに滅ぼされたんだ。今では知る者もほとんどいないけどね。」
インプ「ふーん、それから?」
ゴースト「古代帝国が滅びた後にやってきたのは暗黒時代だ。この時代は各地で戦乱が起き、数々の疫病があった。だが、そんな時代でも人間はしぶとくたくましく生き延びて力を取り戻したんだ。
その次に来たのが六王国時代。召喚術を得て、それに対抗する事を覚えた5つの種族、エルフ、ドワーフ、リザードマン、ケンタウロス、オークと人間を加えた六王国が互いに覇権を争ったんだ。
この戦乱により六種族は力が衰えたけど、末期に現れた聖エルド教によって人間は六門世界の中央に聖都サザンを造り、再び繁栄した。これが現在ということ。」
クロテン「・・・・・」(フンフンと頷く)
2、どうやってキャラを作るの?
ゴースト「さて、次はルールブック通りにキャラクター作りに行こうか。」
スペクター「ゲームやった経験ゼロだもんな。」
ゴースト「お黙り。さて、(ルルブを見ながら)まずはメインクラス、サブクラスを決めるんだって。このメイン・サブで能力の変化は特にないけど、サブクラスはメインよりレベルを伸ばす事はできないんだって。
クラス名はウォリアー、ナイト、デュエリスト、シーフ、アーチャー、トレジャーハンター、ホーリーオーダー、モンク、ウィザード、サモナーの10種類ね。」
インプ「確かウォリアーはまんま戦士で、先攻になったらチャージで強い。ナイトは騎士というより重装歩兵で、怒涛の反撃技ディフェンダーを持ってるんだったね。どっちも前衛職だな。じゃあ、デュエリストって言うのは?」
ゴースト「うむ。デュエリストとは古代エジプトの千年アイテムを使い、闇のゲームに命を賭けるという」
スペクター「ゲームが違うわぁぁ!ブライアーピッド!」
ゴースト「きゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」(落とし穴に落ちていく)
インプ「えーと、デュエリストはフェイントを使って戦う剣士で、プレッシャーで目の前の敵の隊列を変更させない能力があるね。サブクラスによって戦い方が変わるけど、イメージはフェンシング使いやサムライかな。」
ゴースト(這い上がりながら)「知ってんなら訊くなよ・・・」
スペクター「バカはほっといて、次はシーフだ。鍵開けや忍びだけでなく、二刀流や死角からの攻撃も出来る何でも屋だ。先攻・後攻のコントロールも出来るけど、防御面に問題があるのが玉に傷かな。
アーチャーは名のとおり弓兵。後列の安全な場所からどの敵にも攻撃できるというスナイパーだ。射撃武器のダメージが上がるという能力持ちだぞ。」
インプ「次はトレジャーハンターと。これってシーフとどう違うんだ?」
ゴースト「さっきので懲りたから、今度はまじめに答えよう。トレジャーハンターは盗賊ではなく遺跡発掘者なんだ。シティアドベンチャーよりダンジョンのほうが得意なタイプ。シーフの技は多少使えるけど、むしろ特徴はアイテム使いのほうだ。彼らは消耗品アイテムのエキスパートで、それで仲間を援護するんだ。」
スペクター「次は・・・げっ!ホーリーオーダーか。
まあいい、ホーリーオーダーは聖エルド教の僧侶だ。このクラスの特徴は聖属性限定で、後に出てくるウィザードとサモナーを合わせたものだと思えばいい。聖なる呪文で傷を癒し、天使や聖霊を召喚したり出来るわけだ。」
インプ「モンクはまんま武闘家。防御力の低さに不安が残るけど、拳の二回攻撃はシーフよりも強いぞ。防御を突き抜けての攻撃も出来るし、相手を選べばすごく強いよ。なにより装備にお金がかかんないから、某ドラクエ並のコストパフォーマンスだ。
ウィザードは魔法のエキスパート。六属性の呪文から好きな属性を選ぶ事が出来る。サブクラスとの組み合わせで多彩な才能を見せる事が出来るね。」
クロテン「・・・・・」(目の前にシートを広げる。)
ゴースト「おお、クロテン様!それこそは六門世界の華、サモナーではありませんか!」
インプ「さもなー?それってモンスターを無理やり呼び出して強制労働させるクラスだっけ?」
ゴースト「(ハリセンパーーーン!)ダイレクトに言うな!!・・・前にも言いましたがこの世界には真の名というものがあり、それを知る事で対象を支配するのがサモナーです。それゆえ六門世界で最も畏れられている魔法といえるでしょう。もちろんインプが言ったようなサモナーもいますが、モンスターの事を思い、尊敬を受けられている者もいます。PCはこちら向きですね。今までの六門の作品の主人公もこのタイプが多かったです。」
スペクター「これでクラスの紹介は全部だな。さて、次に各クラスごとに定められた修正をST(筋力)、DX(敏捷)、IQ(知力)、HT(耐久)を決めていくんだ。後は装備を決めたら終わりと。」
ゴースト「まだ残ってるよ。後、性格と属性を決めなくてはいけない。どちらもほとんどゲームには重要じゃないけど、キャラクター作りの最後の隠し味と思って楽しんだらいいよ。ちなみに普通の種族は1つの属性しか持ってないけど、人間だけは2つの属性を持っているんだ。」
3、どんなモンスターがいるの?
ゴースト「次は君たちモンスターのことだ。六門世界に数多くいるモンスターたちは時にプレイヤーの味方となり、時に障害となる重要な役割だ。パーティー内にサモナーがいるときは召喚獣として出てこさせないといけない。」
インプ「モンスターって一言にいうけど、中にはエルフとかもいるんだね。こいつらってPCとして使えないの?」
ゴースト「ああ、ちゃんと使えるし、レベルも上げられるよ。パーティーにサモナーがいなくても他のゲームと同じように出せるだろうけど、召喚獣として出したほうがいいだろうね。」
インプ「どして?」
スペクター「敵にサモナーがいたら支配される危険性があるからだ。同じモンスターを別のサモナーが同時に支配する事は基本的にありえないからな。もちろん支配には例外はあるけど。」
ゴースト「ああ!セリフがとられた・・・」
インプ「まあまあ。それより例外って。」
ゴースト「実は六門世界の長き歴史には、強い意志や魔術で支配に対抗したモンスターもいるんだ。たとえば六王国時代に現れたオークの英雄オルクスは、体中にカウンタースペルの札を貼って召喚術の支配から逃れたそうだよ。
それから小説『六門世界』に出てくるガスパーニュは、他人の召喚獣を勝手に支配する事が出来たりするんだ。」
クロテン「・・・・・」(ふーんと感心する)
ゴースト「ちなみに人間は召喚術の対象にならない。これは人間に真の名が無いからではなく、それがあまりにも複雑で、一般のサモナーには扱えないからだ。人間の繁栄の一因はこれだけど、それでも伝説級のサモナーなら人間の召喚は可能だそうだよ。」
インプ「ふーん。それで六門世界にはどんなモンスターがいるの?」
スペクター「よし、各属性も説明しながら紹介していこう。まずは火だ。火を見ると何を思う?」
インプ「う〜ん、熱いとかかな?」
スペクター「その通り、それが火の象徴なんだ。火属性には激情的で力が強い種族が多く、代表的なのはオークやオーガ、クリムゾンアントだな。」
ゴースト「種族じゃないけど、ファイア・ドラゴンもいるぞ。ドラゴンは各属性にいるけど、このファイア・ドラゴンがその代表なんだ。最強レベルのファイナル・ファイア・ドラゴンなんて超カッコいいぞ!!
六門世界最強と言われる大砂蟲もこの属性だね。ゴーストも一枚持ってま〜す(自慢)」
説明しよう!
大砂蟲とは砂漠に住むデザートウォームが際限なく成長したもので、強さはモンコレではファイア・ドラゴンの倍ほどの攻撃力と守備力を持っていた。その巨体は城をも超え、その口は街をひと飲みにするほどだ。他の伝説のモンスターが高い知性を有するのに対し、大砂蟲はわずかな本能しか持っていない事からさらに恐れられているぞ。
インプ「おお!また説明だ。」
ゴースト「次は水属性だ。この属性は穏やかな流れを象徴してるんだ。代表的なのはもちろんマーマン。それにギルマン、リザードマンもそうだね。水生生物であるアクアリウムももちろんここだ。」
スペクター「土属性は動かざる岩や静かなる木々だな。ここはファンタジーでお馴染みな種族が結構多い。善玉ではエルフとドワーフ、悪玉ではゴブリンとトロールだ。他に知恵持つ樹であるトレントやユグドラシルがいる。」
ゴースト「風属性は自由で速き風。ケンタウロス、バードマン、ハーピィがいる。種族ではないけど、フェアリーやグリフォンも有名だね。」
クロテン「・・・・・」(苦々しげな顔)
ゴースト「ああ、どうしましたクロテン様!!どこか気に障ることでも言ったでしょうか?」(あたふた)
インプ「んー、次が聖だから不機嫌なんじゃない。」
スペクター「今までの四大属性は具象的なものが多かったけど、残りの聖・魔属性は抽象的なものを現していて、六門世界の外からやってきたと言われているんだ。まずは聖だな。
聖はもともと光の属性と考えられていて、生命や創造や秩序を象徴しているんだ。聖エルド教はこれを崇めている。この属性固有の種族はエンジェルで、これには戦死者の魂を導くワルキュリアも含まれている。」
インプ「おいら達、魔の属性にはどうも気が合わないね。いつの間にか六門世界に現れたし。」
ゴースト「そう。それに呼応するかのように現れたのが、対となる魔だ。
魔属性は闇の属性であり、死や破壊や混沌を象徴する。代表的種族はデーモンとアンデッドだが、じつはこの種族は他属性にもいる。魔属性に最も多く、ルールブックには紹介されて無いだけなんだ。もっとも聖にも四大を守護する天使がいるけど、こっちもデータ無し。」
スペクター「この説明聞くと古代帝国が俺ら排除したのもわかるね。まんま悪だからな。」
ゴースト「それは違う。属性はあくまで現象であり、善悪は主観の相違に違いないんだ。聖だから正義、魔だから悪とは必ずしも正しくない。」
クロテン「・・・・・」(拍手)
インプ「ただし、魔属性の特徴には侵食もあるんだ。知らず知らずのうちに魔に心を蝕まれる事もあるからご注意を。ルールには関係ないけどね(笑)」
スペクター「せっかくのシリアスシーンに水指すねー。」
インプ「だって悪魔だもん。」(ニッコリ)
4、どうやって遊ぶの?
ゴースト「さて、キャラクターの作り方も終わったし、今度は遊び方を説明しよう。このゲームでは6面ダイスを3個使うんだ。各判定ではこの3つのダイスを振って小さい目が出れば出るほど良い。」
インプ「そのへん、おんなじ会社から出てるGURPSといっしょだね。」
ゴースト「まあね。ただ他のゲームと違うところはこのゲーム、ダイスの結果によって行為評価をE(失敗)〜A(ベテランプロ)、S(奇跡級)にまで分けるというところなの。」
インプ「へ?どういう事?」
ゴースト「えー、まず技能を使用するときには基準となる能力値からダイスの目の合計を引く。
例えばサンプルキャラのソコル君(仮名)が技能のモンスター知識を使って、8の目を出したとしよう。基準となる能力値のIQは13だったので、成功度は5だ。オーケー?」
インプ「オーケー!」
ゴースト「次にソコル君のモンスター知識は2レベルだ。ルールブックの表に従って2レベルの段と成功度5の段が交わるところの行為評価はB評価(プロ)という事になる。もしソコル君がこの技能を持っていなかったら技能なしの段になるから、結果はC評価になるんだ。
ちなみにダイス目が基準値より高くても成功する事はある。先ほどの場合では、もし成功度−2(ダイス目が基準値より2多い)なら、D評価でかろうじて失敗していない事になる。また−3以上ではどのレベルでもE評価だ。」
インプ「なるほど。その導き出し方はソードワールドのレーディング表と似てるね。」
スペクター「まあな。けどこれでもう成功しているわけでもない。GMが決めていた難易度よりも上だったとき初めて成功するんだ。ソコルの判定の難易度はC評価で、判定結果はB評価だったから知っている事になる。技能なしだったとしても成功度5もあれば知っていたが、成功度が−2だった場合はD評価なので知らなかった事になる。」
インプ「う〜ん、聞いてると面倒くさいシステムだね。」
ゴースト「まあね。でも君が言ったように似たシステムはもうあるし、慣れてきたら気にならないと思うよ。
後、ダイス目が全て5か6ならファンブルで必ずE評価、武器なら耐久度が下がる事があり、、全て1か2ならクリティカルでS評価になるんだ。それから行動のやり易さによって行為修正が入り、ダイスの数が+3から−3まで増減することもあるからね。」
クロテン「・・・・・」(ほうほう)
5、戦いの仕方は?
スペクター「判定の特徴を紹介したところで、次にこのゲームの戦闘の特徴を学ぶか。このゲームはもともとTCGだったもので、戦闘にもその名残が多く残されている。まず最初はリミットからだ。」
説明しよう!
リミットとはモンコレTCG時代に使われていた地形カードの特徴で、その地形に合計何レベルまでのモンスターが入れるかを記したものなのだ。これはTRPGになっても変わらず、リミットとは「味方あるいは敵のパーティだけが存在するエリア」のことを言うのだ。このリミットの数は敵・味方とも同じ数だ。
ゴースト「と、いうことだ。分かったかな、みんな?」
インプ「は〜い。」(手を挙げて返事する)
クロテン「・・・・・」(いっしょに手を挙げる)
スペクター「どこの教師と生徒だ、おまえら・・・。それにゴースト、おまえは説明して無いだろ。」
ゴースト「ほっとけ。今から説明するんだよ。
さて、リミット、つまり戦場には前列・後列が必ず存在します。前列は接敵するので戦士系、後列は戦士達を援護する支援系がいるのがいいだろう。」
インプ「プレ○テやドリキャ○にあるRPGみたいだね、それって。あれ?じゃあ、そのリミットに入りきらなかったキャラはどうなるの?」
スペクター「そういうのは応援エリア、つまり外野のベンチに行くんだよ。応援エリアと戦闘エリアのキャラは一部の召喚を除いて、互いに全く干渉できない。でも同じ応援エリアのキャラ同士なら回復しあう事も出来るので、危なくなったら戦線離脱することも出来る。ただし、応援エリアはパーティ数がリミット以上のときしか使えないから注意が必要だ。」
ゴースト「なお、参考に言うとモンコレ時代の平均的リミット数は8でした。一番小さなものが『路地裏』の3、大きなものだと『本陣』や『眺めのいい丘』の10、最大のものは『鋼の門』の99だったけどここは1対1しか出来なかったから関係なし。」
スペクター「あと、ルールブックには書かれてないが、モンスターの大きさによっては余分にエリアを喰う事もあるだろう。具体的にはLサイズ(6m級)以上だ。どんなに強力でもドラゴンやジャイアントを迷宮には連れて行けないしな。」
ゴースト「・・・クロテン様もモンコレではファイア・ドラゴン(Lサイズ、15m以下)と同レベルだったけど、サイズはどうなんだろ?小説の記述を見る限り、Sサイズ(人間並み)なんだけど?」
インプ「さあ、ルールブックに載ってないもん。」
ゴースト「ノオォォォ!なぜだぁ、なぜ六門世界のアイドル『黒い翼の天使』が載ってないぃぃぃ!これはグループSNEに抗議しなければ!いやそれよりもいっそ火をつけるか・・・」
スペクター「データが載っとらんくらいで取り乱すなぁぁぁ!ライトニング・ボルト!」
ゴースト「しびびびびびびび!・・・ボテッ」
スペクター「アホが倒れたところで、次に戦い方を教えよう。このゲームの戦闘ではまず隊列を決め、次に毎ターンごとにイニシアティブ、すなわち先制権を決める。これもTCG時代の名残だな。」
インプ「モンコレTCGじゃ、素早いモンスターや鈍いモンスターによってイニシアティブ修正があったね。」
スペクター「ああ。TRPGでもそれは変わらないし、シーフのクラスはダイス目を増減できる能力がある。GMとプレイヤーの代表が出した目に、互いのパーティ全体のイニシアティブ修正を合計したものが多かったほうが先攻になるんだ。先攻のほうが有利といわれているが、後攻でしか使えない能力もあるので断言できないな。
それからダイス目が同じだっった場合、乱戦状態の同時攻撃になり、パーティ全体がダメージを食う事になる。」
ゴースト「うううむ。でででではどのように、戦うかだががが。」(まだ痺れ中)
スペクター「・・・相変わらず復活力が高いやつ・・・」
ゴースト「まままあね。・・・・・ふう、やっと痺れがとれた。
キャラクターが持つ特殊能力は常時発動型、戦闘宣言型、行動完了型の3つがあり、アクション・リアクションで行動するんだ。」
インプ「常時発動型は分かるよ。『ダメージアップ』や『二刀流』みたいにアクションを消費せず、自動的に発動する能力でしょ。」
スペクター「戦闘宣言型はアクションを使用せずに発動する。『急所狙い』みたいに何かのアクションに付随するものや、『衝撃の楯』のように相手の行動にリアクションで対抗して使用するものがある。」
ゴースト「そう。そして行動完了型は名前のとおり、アクションを消費して行動完了になる事で使用する能力だ。これには通常の『攻撃』や『召喚』・『魔法』・『消耗品の使用』が含まれる。行動完了になったキャラクターは次のターンまでアクションを使用する行動は出来ないから、事実上行動不能と考えればいいだろう。
さて、これらの能力をキャラクターが使用するには、時にBPと呼ばれるものを消費しなくてはならない。」
インプ「びーぴー?」
ゴースト「うん。BPとはブラッドポイントの略で、敵を殺せば殺すほど溜まるという」
スペクター「嘘つきには天の罰を!ジャスティス!」
ゴースト「魔属性のくせにぃ〜〜!」(閃光に打たれる)
スペクター「まったく。」(嘆息)
説明しよう!
BPとはバトルポイントの略である。これはメイン・サブクラスごとに設定されていて、基本的にレベルと同じ数なのだ。このBPが多いほど便利な能力を使える回数が増えるわけである。
スペクター「一部のクラスはこのBPをアップさせる能力を持つ。なお、同じ特殊能力を持っていたとしてもメインクラスの能力でサブクラスのBPを消費したり、その逆をする事も出来ないから気をつけるように。」
インプ「ねえねえ、スペクターがさっきから使ってる魔法なんだけど、どういう風に使うの?おいらも魔法使えるはずなんだけど。」
スペクター「六門世界では魔法は大きく分けて、召喚魔法と呪文魔法の二種類がある。呪文魔法は杖魔法とも呼ばれ、使用するには名のとおり杖(魔法の発動体)とスペル枠が必要だ。俺らはモンスターだから杖は必要ない。」
インプ「おいらはスペル枠を2つ持っているけど、魔属性って書かれているよ。」
ゴースト「呪文魔法も六属性あり、スペル枠もその6つと万能型の*(アスタリスク)の7種類があるんだ。」(ずりずりと這う)
スペクター「(もはや何も言わない)俺がさっきからいくつもの属性の呪文を使ってるのも*を持っているからだ。キャラクターが魔法を使うときには、その属性の呪文を学んでおり、スペル枠を消費する必要がある。」
ゴースト「呪文魔法は初級から中級、上級までの3レベルがあり、レベルが上がるごとに消費するスペル枠が増えるんだ。3レベルだと3つのスペル枠が必要になるけど、レベルが足りなかったらいくらスペル枠があっても強力な呪文は使えない。その逆もしかりだ。」
インプ「えーと、おいらだと・・・魔の初級呪文が2つまで使えるんだね。エナジードレイン使おうかな〜」(笑)
ゴースト「やめて。モンコレ時代はこのほかにも2対以上のモンスターが協力して呪文を唱えたり、複数の属性のスペル枠を消費して使う複合スペルがあったりしたんだけどね。」
スペクター「これからの追加ルールに期待だな。」
クロテン「・・・・・」(昔のモンコレのルールを読んでいる)
6、参考文献
ゴースト「それでは最後に私、ゴーストがキャラクターやシナリオ作りの参考になる本を御教えしましょう。なお、選んだ作品とその紹介文には私の主観と好みが入り混じっておりますが、なにとぞご了承くださるようお願いします。」
インプ「パフパフドンドーン」(太鼓を鳴らし、ラッパを吹く)
クロテン「・・・・・」(無表情にタンバリンを鳴らす)
スペクター (すでに呆れている)「・・・かなり長いから飛ばして良し。」
小説
「六門世界」
六門世界RPG、モンスターコレクションTCGの元になった小説です。魔精霊に奪われた母の記憶を取り戻すため、若き召喚士リコル・エイキンは旅立ち、後に聖人と呼ばれることになる。
六門全ての源泉がここにある。汝、これを読まずして六門世界を語るなかれ!
モンスターコレクションノベル
「戦慄の破壊神」〜「太陽王の帰還」(イエルシリーズ)
モンコレ1時代のパワーアップ・カードセットと連動して出された小説だ。カードの背景が説明されたものだと思ってくれ。
その身に黒い翼の天使ラフェロウを宿した無法召喚士イエルと聖女ウェンディの冒険を綴った物語だ。黙示録の謎とは?そして古代王国より目覚めた「裁くもの」の恐怖が!
無法召喚士シリーズ「我が名は無法召喚士」〜「真の名は・・・」
前作の主人公イエルの息子エルリクが友と再び会うため、ワルキュリアとなった仲間ローゼを元に戻すため旅をする話だ。前作までがパワーアップ・カードセットの紹介色が強かったのに対し、今作では新旧おり混ぜてモンスターが出てくるぞ。
エルリクたちの前に立ちふさがる暗殺剣士は何者か!?
召喚士マリア「魂に堕天使を、唇に真の名を」〜以下続刊中
最新刊。イエルの娘、マリアは父に似ず落ちこぼれ召喚士であり、さらにモンスターのみに効くフェロモンの持ち主だった。伝説の召喚士になるため聖都サザンに出てきたマリアだったが、ホモ堕天使フレイムと魂を共有してしまう、凶暴なモンスターは呼び寄せる、魔王に求婚されるなど受難は尽きない。
六門世界RPGとリンクしていて、巻末にモンスターデータなんかが載ります。
この物語は、召喚士マリアが栄光の階段を駆け上るものを記したもの・・・になるのかな?
「灼熱の百年戦争」「魔法帝国の興亡」「アーヴィン英雄伝シリーズ」
イエルシリーズと同じくパワーアップ・カードセットの紹介だが、どちらかというと六門世界歴史小説と言ったほうか。上で述べたものと違い、これらの小説はいずれも歴史の変わり目を書いたものだ。小説としてはイマイチなものもあるだろうが、六門世界をよく知るために読んでおいて損はないぞ。
「ホーリィの手記」
モンコレのフレーバーテキストであったホーリィの手記を小説化したものだ。これは六門世界でも最も読まれている書物のひとつなのである。(ほとんど創作だそうですけど)
修道院で育っていた召喚術士ホーリィはある日、死んだ両親の知り合いであったという戦死ボルカノと共に旅に出ることになる。
普通の少女として育っていたホーリィの秘密とは?そして封印されていた「冥界の六皇子」を復活させようとしている者たちの正体とは?
短編集「砂漠の王」「妖精竜の花」「月の舞姫」
テーマをひとつのモンスターに絞って書かれた短編集だ。各モンスターの生態・生活、六門世界の生活などが分かるぞ。出てくるモンスターは六門最強の大砂蟲、魔界最強と呼ばれる髑髏の騎士、最小の竜フェアリードラゴン、ハーピィの女王ムーンダンサー、放浪するゴブリンの王などなどだ。
PSゲーム「モンスターコレクション 仮面の魔道士」
数少ないモンコレのゲーム作品だ。プレイヤーは主人公ロビン・プロフェシーとなり六門世界を冒険することになる。このゲームの内容をノベライズしたものも発売してるぞ。
隠された第七の属性とはいったい!?
コミック
「モンスターコレクション 魔獣使いの少女」
ロビンの弟子である女学生カッシェ・アルバデルがアンペイのコルボ、ラミアのナターシャと共に奪われた知識の守護神像を取り戻しにいくストーリーだ。
伝説の魔道書「真宰辞書」を使って企む、ウォーレン領主デュランと謎の召喚術士エレクリプスの野望とは?
強すぎる共感力ゆえ自身が傷ついてもなお、仲間と召喚獣を守ろうとするカッシェの姿と、カードの能力無視して強いリザードマンの剣王シン・メーンの愉快なギャグが面白い。各所に伊藤勢テイストが出ていて、モンコレを知らなくても楽しめる作品です。
「六門天外モンコレナイト」
アニメとして放映されたモンコレ作品です。次元移動装置スットビドラゴンに乗って六門世界を冒険する大矢門斗と柊六奈が、六門世界と地球を結ぶ6つのモンモンアイテムを探すというストーリーです。(当然ですが)かなりコメディ色が強く、他作品とは別の世界と考えたほうがいいでしょう。
後半になるとシリアスなのも出てきて、映画にもなったカッコいいファイナル・ファイア・ドラゴン、つらい過去を背負った黒い翼の天使ザッハが素敵。小説、コミックでも発売され、そちらでもオリジナルの展開をします。特にコミックに出てきた黒い翼の天使グレン君はとっても可愛いの。
どんなモンスターがいるかがよく説明され、コメディタッチのシナリオを作るにはいい参考になると思います。
「デーモンハート」
突然六門世界に迷い込んだ少年、時坂了は実は、魔王アスモデウスの魂の半分を持つ魔少年(デーモンハート)だった。了は召喚術士アイナ、アスモデウス、サキュバスのサキ達と共に、元の世界に戻るために聖都サザンを目指す。
ちょっとエロティックなところがあるけど、Cool&Hotな了とその相棒アスモデウスがとってもかっこいい漫画です。アスモの魔王とは思えないギャグっぷりと好色さもGood!腐ったやつらをボコリ潰す、キレた時の了が超カッコいいんだ。
7、エピローグ
ゴースト「やれやれ、これでやっと終わったよ。」
スペクター「たしかになあ。誰かが余計な事ばっかり言わなかったら、もっと早く終わってたんだがなあ。」
ゴースト(ピクッ)「・・・どういう意味かな、それは。」
スペクター「別に。おまえのせいで分が長引いたとか言わんぞ。」
ゴースト「・・・やはりおまえとは一度決着を着けねばならんようだな。」
スペクター「同感だ。いきなりエナジードレイン!」
ゴースト「なんの!魔力のスクロール!」
・・・・・・・・・・・!
・・・・・・・!
・・・・!
インプ「あ〜あ、派手にやっちゃって。クロテン、どうやって止める?」
クロテン「・・・・・」(無言で指に指輪をはめる)
インプ「ひいぃぃ!そ、それは『虹の詰まった指輪』」
説明(以下略)
虹の詰まった指輪とは使用者に火水土風聖魔*のスペル枠を与えるという、超強力なレアアイテムだ。
インプ「終わる直前だから説明も早いなあ。
って、そんなん使って、いったい何する気?」
クロテン「・・・・・」(ニヤリと笑って呪文を唱えだす)
インプ「そ、その呪文はぁぁぁぁ!」(慌てて隠れる)
クロテン「カタストロフィ!」
せ(略)
カタストロフィとはモンコレTCGでも一番強力な呪文で、火水土風聖魔魔のスペル枠を消費する事で相手パーティ全体に1D×1Dダメージを与えるのだ。
では避難。まったね〜。
・・・大爆発の後、かろうじてピクピクしているゴーストとスペクターが残った。
インプ「えー、ゴーストが眠っているので代わりにおいらがお別れの挨拶をします。六門好きが高じてかなりの枚数になりましたが(特に参考文献)、ここまでお付き合いしていただきありがとうございました。次回はゲームプレイで会いましょう。
んじゃ、みんな、まったね〜。」
クロテン「・・・・・」(無言で手を振る)
スペクター「・・・・」
ゴースト「・・・・」