さて汎用システムレビューの○回目、今回のシステムは『GURPS』。
汎用システムとして約20年前にアメリカで発表され改定を重ねながら
今日まで遊ばれているゲームです。
一応アメリカでは最新版である第4版が発表され、日本でもその第4版がこの夏に
発売される予定なのですが、今回の話は改定前の第3版のものです。
ガープスでは3d6の合計値が目標値以下だった場合成功という判定方法を
使っています。
基本的に3か4でクリティカル、17か18を出すとファンブルになります。
ガープスではキャラクターの全ての能力(基本の能力値や技能など)を
CP(キャラクターポイント)を消費して買っていくというシステムを使っています。
ガープス以外ではメックウォーリアRPGとかビーストバインドの旧版なんかでも
使われている方式ですね。
プレイヤーは基本的に100点程度のCPを使ってキャラクターを作成します。
その際ゲーム的に有利な能力を得るためにはCPを消費し、逆に不利な能力を持つと
CPを獲得することができます。
ようは人間どこかが高ければどこかが低い、完璧超人なんて存在しないんだ〜ってことです。
あくまで普通にキャラ作ってる範囲ならですが。
基本的なキャラ作の流れだけを簡単に説明すると
1.どのくらいのCPでキャラクターを作るか決める。
一般人が25、一般的なPCが100、超人で300とか。
2.4つの能力値を決める。
3.特徴を決める。
4.技能を決める。
5.キャラクターの名前などを決め完成。
といったところなのですが、流石にこれで終わるのもなんなのでもう少し詳しく
説明していきましょう。
その他のゲームでもお馴染みの能力値って奴ですね。
ガープスの場合能力値は体力、敏捷力、知力、生命力の4つに分かれています。
ちなみに能力値10が成人の平均でそれより高くするにはCPを消費し、
低くすればCPを獲得できます。
能力値が決まれば貴方のキャラクターの輪郭が見えてきますが
それを更に個性化するのが特徴です。
例えば貴方のキャラクターが知力が高く体力が低かったとしましょう。
それだけなら色々なキャラクターが想像できます、鼻持ちならないエリート学生?
それとも老齢に達した魔法使い?体を鍛えていないのですからお嬢様かも知れません。
それを再現するために『自信過剰』や『高慢』といったマイナスとなる特徴を取ったり、
『魔法の素質』や『容貌が優れている』などのプラスとなる特徴を取ったりするのです。
ちなみにこの特徴はかなり膨大な量に及ぶため、初めて遊ぶ場合は経験者に聞くとか
周りに経験者が居なければ巻末の索引を流し読みしてそれっぽいのを選ぶとかしたほうが
いいでしょう。
癖というのは不利な特徴ほどPCの行動を制限する効果のない『ちょっと不利な特徴』
みたいなもので一つ作れば1CP貰うことができます(最大5つ)。
上記の例なら魔法使いが『出かけるときは愛用の杖を持ち歩く』とかいった感じですかね。
さて、これまでの作業で大体キャラクターは完成しました。
キャラクターシートの左半分がほぼ埋まったはずです。
後はこの技能さえ決めてしまえばCPを使って行う作業は終了します。
ただ一つだけ問題点があるとすれば……技能の量がちょっと多いことですかね。
ファンタジーで使う剣などの技能から現代で使うコンピュータまでを同じくくりで
紹介しているので多くなるのは仕方ないのですが、ちょっと始めて触れると消化不良を
起こすくらいの量があるんです。
こればっかりは仕方ないと割り切って自分のキャラクターイメージにあった技能を
適当に選べばいいでしょう。
以上でキャラ作は殆ど終了です。後は初期装備を買ったり名前を決めたり
するぐらいですね。
ガープスのキャラ作はデータ量も多く結構とっつきにくかったりしますが
基本の流れは上で説明したものだけなのでやってみると以外に何とかなります。
食わず嫌いの人も一度くらいはやってみてはいかがでしょうか?
案外なんとかなるものですよ。
今まで説明はガープスの基本ルールブック『ガープス・ベーシック』に載っている
キャラクター作成の方法だったわけですが。
魔法を扱った『ガープス・マジック』や超能力を扱った『ガープス・サイオニクス』などの
追加ルールや、『ガープス・ジャパン』のように特定の世界観(例の場合は日本)を
紹介するものなど、様々なサプリメントが出版されています。
そして日本の独自展開として七つの月が存在するファンタジー世界の冒険を扱った
『ガープス・ルナル』や、現代に生きる妖怪達をPCとする『ガープス・百鬼夜翔』などの
サプリメントも発売されています(というか、多分こっちがメイン)。
この二つに関してはこの夏発売予定のガープス4th対応のサプリメントも発売される
予定で、ルナルの新版『ガープス・ユエル』はそれ一冊でゲームができるらしいので
興味を引かれたらそちらに手を出してみるのもいいでしょう。