ビーストバインドNT 新約・魔獣の絆 リプレイ

    〜エゴ・曲げられぬ夢〜


まえがき 〜久々に自分のGMでリプレイ〜
今回はビーストバインドNTでゲームです。
いつもどおり簡単な用語集を。
さらに詳しいことを知りたければシステムレヴューへ

 

ドミニオン あるルールによって支配された空間のこと。
例)物理法則が支配する地球ドミニオン、校則が支配する学校ドミニオンetc
魔物が自身の能力を使ってドミニオンを形成することもある。
ドミニオンを構成する魔物をドミネーターと呼ぶ。
魔物がドミネーターの場合ドミニオンを操作して自分の望み(エゴ)を現実化することが可能、
さらに、そのドミニオンに取り込まれた存在(望む、望まないは別として)
の数(時として質、まぁGM判断)に比例した力を得る。

半魔
人間社会や人間個人に興味を持ち、それに関わろうとする魔物を
半端な魔物、『半魔』と呼ぶ。
彼らは絆に縛られ、エゴに流されながらも人の世で生きる。

ブラッド
その半魔(もしくは魔)の特性を現すもの。

PC達を例にとると、
デーモン:いわゆる悪魔。
アーティファクト:特殊な武具などの使い手、もしくは、意思を持った特殊な武具。
フルメタル:ロボットやサイボーグ、強化人間等。
セレスチャル:神や天使、ちなみにレイは破壊神。
マジシャン:魔術師のこと、自分の特性にあった魔法を操る。
レジェンド:伝説的存在のこと、妖精や物語の英雄がこれにあたる。

 

注釈

このリプレイセッション以前に、ルールブックのサンプル含みで、
二回ほどセッションを行っています。
その関係で、時折この場にいない(GM含む)PLのキャラがNPC
として名前が出てきたりしますが、ストーリー本筋にはたいして関係がなく
普通に楽しめるようにしております。

あと、紛らわしく感じるかもしれませんが、今回、全PCは初顔合わせです。
以前からの知り合い、という状況も、設定orアドリブです。

 


PC紹介

PC1 イレイザ(いれいざ)
プレイヤー:緋月
ブラッド:デーモン・アーティファクト
外見:女 16歳(※ご主人様の姿です)

人の世では『ターレットアイ』と呼ばれる拳銃型の悪魔。
持ち主のことを一応ご主人様と称しているが、実際は人格を奪っており
実質的に道具と同義語であると思われる。
ちなみに性別はあるらしく、女性のようだ。

・イレイザへのハンドアウト
貴女にはある昔なじみがいた。彼の名前はリセット。
君と同じデーモン・アーティファクトの魔だ。
関係はお互い一目置いていて、少々の親交があった、という程度。
彼は500年ほど前に、魔界から人間界に渡った。
そのあとに風の噂で聞くことになる。
彼は人間界において悪名を売った後に一人の聖職者に倒され、
「人間に平穏や楽しみ、そして夢を与えなければならない」という制約を受けた…と。
それから長い間、噂を聞かなかったが、つい最近、懐かしい気配を感じた……

 

PC2 朧月 神無(おぼろづき かんな)
プレイヤー:彷徨い人
ブラッド:フルメタル・セレスチャル
外見:女 20歳くらい

『AA79−TX』というのが魔の名前……というより型式番号。
とある錬金術師「朧月 博士」によって造られたロボット、彼のことを「父」と呼ぶ。
本人(PL?)曰く「原罪無き機械天使」……しかし、そんな格好のいいもの
ではなく、ただのポンコツとの説も。
基本的に情に深い存在で、話のわかるヒト。

・神無へのハンドアウト
つい最近――特に若者の間で――あるドラッグが流行っている。
そのドラッグの特徴をあげるなら、
「非合法である」「注射ではなくカプセル形式」「自分の望みを幻覚として叶える」
といったものだ。
さらに、このドラッグにはある噂がある。
「一切の後遺症が無く、禁断症状とは無縁」というものだ。
………これだけならば、あなたが動く必要は無かっただろう、警察の仕事だ……
だが、そのドラッグからふと魔の気配を感じた………

 

PC3 御剣 聖(みつるぎ ひじり)
プレイヤー:菊池
ブラッド:レジェンド・アーティファクト
外見:女 16歳

伝説の英雄『アーサー王』の転生体にして、聖カトリーヌ高校に通う一年生で剣道部所属。
恋に恋をする乙女、であり同級生の江崎 融(えざき とおる)君に(たぶん)アタック中。
ちなみに恋敵は融の幼馴染である樽戸川兄妹。
彼らを出し抜くため(……?)今日も融君のお弁当を作って学校へ行く。

・聖へのハンドアウト
あなたの同級生であり、恋敵? であり、気が合っている友人のように
見えなくも無い人物、樽戸川 春人(たるとがわ はると)
彼が最近、不思議なドラッグに手を出しているという話を聞きました。
それを聞いた後、とりあえず彼を殴り倒した貴方は、
そこでふと、おかしな気配に気づきます。
この気配は……魔の気配?
あなたは、とりあえず、そのことを調べようとします。
人前でドラッグを普通に飲んでいた春人を殴ったまま放置して。
……なにより、融(とおる)君から、「春人が心配だから力を貸して」
と言われてたのだ。二つ返事だった。

 

PC4 八坂 レイ(やさか れい)
プレイヤー:HATACHI
ブラッド:セレスチャル・マジシャン
外見:女 16歳

『メルティ・シャイン』という魔の名を持つ破壊神。
どんな事情があったのか、一時期のあいだ人間の親に育てられたらしいが、
現在では彼らは他界している。
今はその後に出会ったメイドの碧(みどり)と暮らしている。
学校は聖カトリーヌ高校の姉妹校、聖カトリーヌ女学院に通っている。
あと世間的には大金持ちのお嬢様。

・レイへのハンドアウト?
今回のあなたは、もっともフリーなポジションです。
あなたは、幾つかのルートから上記のドラッグの噂を耳にしました。
そのことを気にかけて、動き始めます。
ちなみに碧(みどり)は今回、両親のお墓参りに行っているため不在です。

 


NPC紹介

長瀬 真雪(ながせ まゆき)
ターレットアイ(イレイザの仮の名)の持ち主、ご主人様という説もあるが、
体と人格を乗っ取られている状況から考えて多分違う。
いいとこのお嬢様で聖カトリーヌ高校生。

朧月 博士(おぼろづき はかせ)
現代の錬金術師、と呼べば聞こえはいいが、はた迷惑なマッドサイエンティスト。
神無の創造主であり家族。
ちなみに「博士」だとか「ドクター」等と呼ばれるため本名は不明。

デルガラミス司祭
非常に呼びにくい名前の司祭様。魔物とかに詳しい人らしい。
神無やDr.朧月と親交がある。

樽戸川 春人(たるとがわ はると)
聖の幼馴染。基本的に女性は眼中に無く、江崎 融に熱い視線をむける高校生。
一応、確認しておくが、名前どおり男。
ちなみに今回出番は無いが、妹にゴーストのPCである明日香(あすか)がいる。
彼女も十分な変人である。

江崎 融(えざき とおる)
聖や春人の同級生にして彼らから想われている。
本人が気づいているかどうかは不明……というか多分気づいていない。
完全なNPC(つまり誰のPCでもない)
ちなみに聖達の正体は知っている。

水原 碧(みなはら みどり)
レイに仕えるメイドさん。GMのPCだけど、今回は基本的にお休み。

以上がキャラクター紹介及び、それらと関係深いNPCです。


PCの全員が女性は珍しいかも、と言ってもリプレイでは高千穂のが既にあるけどね。

では本編スタートです。……というかハンドアウトの演出。


オープニング01 〜遥か昔とも、つい先日とも〜

GM:それは600年程前、イレイザがリセットと最後に会ったとき。

リセット:イレイザ。

イレイザ:ん?

リセット:久方ぶりだな。同じ研究をしているお前に、伝えることがあってな。
     オレはしばしの間人間界に行って遊ぶことにしたよ。

イレイザ:へ〜。

リセット:いい研究が出来そうでな。

イレイザ:と、いうと?

リセット:お前と同じだ。人間を操る方法、もう少し言うなら人間を上手く僕にする方法だ。
     まだまだ完成には遠い、そうだな100年、200年では足りないかもしれん。
     だからこそ、サンプルの多い人間界に行こうと思ってな。

イレイザ:確かにモルモットは多いでしょうけど。
     そんなところで大きな活動をして……ヘマするんじゃない?

リセット:ふん、オレが人間ごときに遅れをとるものか。
     研究完成のためにもな。憑依などもうすぐ不要の能力となるだろう。

イレイザ:動かす人間は一人でいいわ。あとは噂でも何でも使えば人身操作などたやすいわ。

リセット:後者には賛成しておこう。だが、一人、というのは足りんな。
     私の風格に相応しくない。

イレイザ:あら? 尊ばれるのはいつも一人よ。

リセット:尊ばれるのはな。ではまた会おう。

GM:そう言ってリセットが去っていったのが600年前、それから100年ほどしてある噂を聞く。
   彼がその実験中に人間界で一人の聖職者と戦い、敗れ、ある術を受ける。
   その術による制約、それは『人に夢を見せ、楽しませる』というもの。

イレイザ:は〜っ(溜息)、夢を追いかけた男がその様か……笑い話にもならないわね。

 


オープニング02 〜朧月親子の日常会話〜

Dr.朧月:神無よ、神無よ。

神無:はい、なんでしょう?

Dr.朧月:おお、そこにおったか。少々頼みたいことがあるんじゃが。

神無:なんでしょう?

Dr.朧月:神無よ、お前はこの街で流行っておる特殊なドラッグを知っておるか?

神無:ピ―――――ッ! Not Found!

Dr.朧月:まあ、流行っておると言っても、所詮はアンダーグラウンド、
     情報が無くとも仕方あるまい。そのドラッグというのは………

GM:ここで、ハンドアウトで紹介した情報が入ってきた。

神無:なるほど、了解しました。お父様。

Dr.朧月:これについてじゃが、………非常に興味深い!!
     少々サンプルを手に入れてきてくれんか?
     ドラッグの経緯をつかめれば、なお良しじゃ。
     自慢の娘である、お前なら問題あるまい?

神無:Yes! サンプルの入手。Mission 認識。……了解しました!

Dr.朧月:ま〜、今回のことに魔なり半魔なりが関わっておるのは、
     ほぼ確実じゃ。教会あたりにも協力が得られるじゃろう。

神無:わかりました。デルガラミス司祭にも協力を仰ぎましょう。

GM:(素に戻って)……なに? その名前?

神無PL:知り合いの司祭の名前。
     いや、最初はグレゴリウス司祭にしようかとも思ったけど。
     ちょっとあんまりかな〜、って。

GM:そうか………

Dr.朧月:確かに、それが賢明じゃろう。では頼んだぞ娘よ。

神無:わかりました、お父様。

 


オープニング03 〜君しかいない〜

GM:彼は自慢げに語った……

春人(GM):最近『イイ夢』が見れるんだ!

聖:え…!?

春人:寝てても見れないなら薬で見りゃいいんだ!

聖:アホか!? あんたは!

春人:だって!

聖:「だって」じゃないっ!

春人:君は以前いい本を紹介してくれたじゃないか。あの夢が見れたよ。
(※ 以前に聖は春人にボーイズラブ系の小説の存在を教えている。)

春人:特に融君と……はっはっはっはっ!

聖:ここにバットがあるの。何ででしょうね?

春人:私にイイ夢を見せるためかい? では夢の世界で徹君と会ってくるとしよう!
   はっはっはっはっ!

聖:……あんたは……一度、精神科に行って来い!!(ドゴッ!)

GM:まあ、そんなことがあったのが、ちょっと前。
   入院した春人――外科だけどね――は、放っといて、
   融君が相談してきます。

融:あいつはあんな奴だけど……一応は幼馴染なんだ。
  そして…何より……不気味なんだ。解決してくれないか?
  だって、最近、「昨夜は楽しかったよ」だとか言ってくるんだ(泣)
  お願いだ。助けてくれ委員長(←聖のことです)!
  頼れそうなのは、君しかいないんだ。

聖:任せて!

聖(心の中):君しかいない、君しかいない、君しかいない(リフレイン中)

融:タイムリミットは一週間だ…

聖:なぜ?

融:そのころには明日香さんも帰ってくるらしい。これ以上ややこしい事態は無理だ。

聖:………任せて。一週間以内ね!

 


オープニング04 〜〜

GM:あなたは学校で友人達からこんな話を聞いた。

ケイ(←友人です):ねぇ、レイちゃん、あの噂聞いた?

レイ:何?

ケイ:最近、おかしなドラッグが流行ってるらしいよ。怖いねぇ。

レイ:え、どんなドラッグ?

ケイ:え〜と、詳しくは知らないの。でも、ちょっとした噂なら、
   何でも副作用が無いんですって。普通に考えてそんなわけ無いのにね。
   結構、噂になってるよ?

レイ:そうなんだ。

ケイ:でも最近いやな事件ばかり起こるよね。

レイ:ちょっと、気になるから私も調べてみるかな。

ケイ:ちょ、ちょっとレイちゃん!? 危ないよ!?

レイ:大丈夫! 冗談だから(笑)

ケイ:もう、でもレイちゃん、時々格好よく見えるよね。
   レイちゃん、もし本当に調べるなんてしないでね。
   今は碧ちゃんいないんでしょう? 抑え役がいないんだから。

レイ:ま、私ができる範囲でね。

ケイ:本当に何を言ってもダメみたいね(溜息)

GM:じゃ一度場面を変えて、

レイ:死霊課に連絡します。以前に知り合った人間がいますから。
   (電話をかけた)もしもし、御堂さん。

※ 御堂→klahaのキャラクター。今はNPC。
  死霊課という、警察の退魔部隊に所属しています。
  ちなみに公式の職名は資料編纂課です。

御堂:ほう? そんなお嬢様学校でもドラッグの噂が。

レイ:いや、女子高生の噂話なんてそんなものですよ。

御堂:ま、一つ忠告しておきましょう。このドラッグはどうも中高生、
   それも高校生を中心に出回っていますね。

レイ:どのあたりが中心ですか?

御堂:……言わなければ、闇雲に探しそうですね。
   あなたの通う学校の姉妹校「聖カトリーヌ高校」
   そこで一番流行っているらしいね。
   君は正義感の強いいい娘だが、周りをきちんと見るように。

レイ:ええ、無理のしすぎはしませんから。

御堂:信用できないな。ま、君なりに思うところがあるなら
   頑張ってみてもいいだろう。重要情報は死霊課にきちんと回してくれ。

※ 実は今回ゲームスタート時にPC間の感情をとっておらず
  そのミスの訂正のためオープニング終了時に感情を取得しています。

イレイザ→神無 破壊(エゴ)

神無→聖    信頼(絆)

聖→レイ    友情(絆)

レイ→イレイザ 連帯感(絆)


イレイザ:あのガラクタは壊すべきだ。

神無:ひどいな〜。聖とは以前に出会ったことがあるんだろう。

聖:幼馴染という設定にしたので、妥当なので。

レイ:お互い正体を知っている神と悪魔、ということで。

 


シーン1 〜積極的に行動〜

イレイザ:GM、とりあえずドラッグについて現段階でわかることを知りたい。

GM:とりあえず《情報:裏社会》

イレイザ:(ころころ)12

薬の売人(GM):よぉ、お姉ちゃん! ヤクを探してるのかい?

イレイザ:ええ。興味がありまして。

売人:なら、ついてきなよ。オレいいとこ知ってるよ?

イレイザ:それは、どこですか?

売人:ああ、あっちのBARさ。

ここでイレイザは怪しげな酒場に行き。

・確かにこの街ではドラッグの中毒者が増えている。

・仕切っている人間は不明。

という情報をゲット。

イレイザ:とりあえずこんなものでしょうね。
     そういえばお金があれば私でも捌く側に回れるかしら?

売人:う〜ん。むりじゃねぇぜ。なんなら俺が手をまわしてもいい。
   でもいきなり、それをやられたんじゃ、俺の取り分って奴がね。
   今日のところは帰ってくれ。

イレイザ:そうね。長い付き合いになるかもしれないし。よろしくね。

 


シーン2 〜PCのいない死霊課など〜

レイ:聖に電話します。

聖:あっ、こっちも話がしたかった。

GM:じゃ、シーンの間で電話していて、今は実際に会ってる?

レイ&聖:じゃ、それで。

レイ:じゃあ私の家で。

聖:相変わらずデカイお屋敷ね〜。ヘリコプターが発着陸できるらしいしね〜。

GM:そんな家に今一人(笑)

聖:とりあえずノック。

レイ:あ、入って〜。

聖:そっちの学校はどう?

レイ:うん? 普通だよ。 そういう聖は?

聖:あ、実は今日ここに来たのは、手伝って欲しいことがあるから。
  実は……と言ってドラッグと樽戸川君の話を。

レイ:……タルトガワ君? 不思議な名前ね。

聖:その男がね。私の目の前で、まるでドラ○もんの道具みたいなノリでドラッグを
  取り出して、目の前で飲むのよ。とりあえず金属バットでしばいたけどね。

レイ:聖〜、やりすぎじゃない?

聖:大丈夫よ! ま、それは置いといて、死霊課にでもあたりながら
  そのドラッグについて調べようかなって。
  幸い樽戸川春人からドラッグを入手することもできたしね。

レイ:あ、それなら刑事さんから幾つか話を聞いたけれど、あっちもまだ詳しくは
   わかってないみたいよ?

聖:そうなんだ?

レイ:ええ。でも私も、この件は気になってたから、協力するわ。
   じゃ、早速情報収集でも。と言ってGM。

GM:うん?

レイ:探偵さんとかに連絡を取って依頼するのはあり?
   もちろん半魔とかの知識がある。

GM:OKとしましょう。このゲームその辺はシンプルだ。

レイ:じゃ、電話します。(プルルル)

結局ここでの探偵とのやり取りの結果、ドラッグの流通についての調査を頼みます。

探偵(GM):その報酬なら問題ない。何日かしたら、簡単な報告もできるだろう。

聖:こちらも知り合いの死霊課刑事に聞いてみようかな。で、電話します。

刑事(GM):よう。御剣、どうしたんだい?

聖:え〜とね〜、最近、この街で出回っているドラッグについてなんだけど。

刑事:厄介ごとか〜、オレはそういうの嫌いなんだけれど……

聖:まあ、そう言わずに。

レイ:刑事の台詞じゃないわね〜。

GM:とりあえず判定。

聖:(ころころ)

死霊課の調査

・医学的には本当に副作用がない

・流通については、肝心の大元で尻尾が途切れる。

・売人達も一種の精神操作を受けているらしく、記憶があいまいらしい。

・買い手達はドラッグのことを全く危険視していない。(ちょっとしたゲーム感覚)

・魔力を分析すると、どうもデーモン系統?


刑事:最後に厄介なことがもう一つ。

聖:まだあるの?

刑事:ああ、今回のドラッグ、流通量はかなり多く、それでいて副作用が少ない。

聖:それが?

刑事:一般の警察の手を借りにくいんだよ。もっと副作用があればいいんだけどな。

聖:いや、その考え方は間違ってるから!

刑事:冗談はおいといても、死霊課だけで対処するには数が多くて厄介だ。

聖:面白いゲームが流行ってるのと同じ感覚のかしらね。

刑事:そうみたいだな。ま、さっさと首を突っ込め!
   きっかけでも掴んでくれれば俺が楽だ。

聖:あんた本当に刑事!? いや、いまさらね……じゃあ、この辺で。ピッ(電話を切る)

レイ:なんだか、大変そうね。そういえばGM、さっきの話に出たデーモン? について
   何か調べれませんか?

GM:《知識》かな。……いや、手元にドラッグがあるか《魔力》でもOK。

レイ:(ころころ)

GM:(なんかこいつら出目いいな〜)妖精や夢魔がよく用いる魔術に類似してるよ。
   夢を見せながら何らかの契約を結ぶ、というパターン。

聖:だれか詳しい人いないかな? デーモンブラッドの人。

レイ:……(チラッ、チラッ、チラッ イレイザを見る)

GM:ま、方針は確定したようだし、シーンカット。

 


シーン3 〜そろそろ協力したらPC?〜

神無:べルガラミス司祭に会います。

一同:名前が違う。

神無:え?(←名付け親、しかもついさっき)

GM:デルガラミス。

神無:(こほん)デルガラミス司祭に会います。……誰だこんな名前にしたの。(←お前だ)

デルガラミス司祭(GM):どうしたのかな? 話があると電話で言うておったが。

神無:ええ、急な話ですみません。デルガラミス司祭。

デルガラミス:いや、私と君は同じ神に仕える存在、困った時に助け合うのは当然のことじゃ。

神無:すみません司祭様、いつもお父様(←神を信じていない)がご迷惑を。

デルガラミス:いやいや神の心はご寛大じゃ、気にすることはない。

イレイザ:(ボソッ)なんで、こんな出来た人がこんなのの相手を。

GM:出来た人じゃないと相手できないからに決まってる!

神無:お〜い。……いやおいとこう。

GM:して、本題に入るとしようか。

神無:はい。最近、巷で話題のドラッグのことなのですが。

デルガラミス:その話は聞き及んでいます。この前もそのことで説法を行いまして、
       ここの信徒には手を出すものがいないと信じたいのですが。

神無:そのドラッグについては、また嫌な噂を聞きまして。
   司祭様、顔の広い貴方ならば何か聞き及んでいることは?

デルガラミス:そうですな。この話は気になって調べてみましたが、若者の間では、
       件のドラッグ、貴重品というよりも日常の少し外にあり
       簡単に手の届く非日常、と言った感じがしますな。
       未成年にとってのタバコのような。

神無:まさか、そこまで?

デルガラミス:まぁ少々オーバーな表現ではありますが。

神無とデルガラミス司祭のその後のやりとり

・司祭は少し調べただけで簡単にドラッグが入手できてしまった。

・司祭はそのドラッグを神無に渡して調査を依頼する。


デルガラミス:Dr.朧月にも、よしなに。

神無:では。と、一礼して去っていく。

神無:(突然):バッサ バッサ バッサ!!(←飛んでるらしい)

一同:(ため息)

神無:何ですか? いや、バッサ バッサは冗談ですよ。

   とりあえず、このドラッグはお父様に渡して起きます。

GM:OK。

Dr.朧月:ではドラッグの解析は進めておくとしよう。神無や、お前はどうするかね?

神無:ええ、ドラッグについて自分でも調査をしようかと。

   安心してください。人目に付かない行為は避けます。

一同:おい!

神無:あれ? 人目に付かない行為を避けてどうするんだ?

Dr.朧月:もう休んでいなさい、神無(笑)

 


シーン4 〜やっと邂逅するPC達〜

レイ:では、イレイザに電話します。もしもし、八坂です。

GM:同行者でいいよ。

イレイザ:あら、お久しぶり。どうかしたのかしら?

レイ:いえ、最近街で出回っているドラッグについて相談が。

イレイザ:ああ、結構騒がしているみたいね?

GM:今、手元にあるしな。……おっと、そういえば判定してなかったか。今して。

イレイザ:(ころころ)低っ!

GM:それでも、さっきのレイと同じ情報は手に入るよ。

レイ:そっちでも知っていると思うけど。あのドラッグは……と説明。

イレイザ:へぇ、そうなの? と、今知ったかのように演技。
     GM、そういえばリセットの気配なんかは感じるの?

GM:さっきの判定はそれも含む。

イレイザ:了解。

レイ:あなたも知らないとはね。

イレイザ:デーモンだからって、無条件で詳しいとは限らないでしょ?
     とかいいつつ、《情報:魔物》で判定していい?

GM:いいよ。

イレイザ:(ころころ)リセットは何のアーティファクトだったかな?

GM:剣だよ。ただ、リセットの剣は純粋に戦闘力を上げるもので、呪いの剣とかではない。

イレイザ:ふむ。

GM:ちなみに形状は少々特殊だった。蛇腹剣。

イレイザ:それはGMの趣味でしょ。

GM:そういう説もあり。あと、刃が分裂したり。

イレイザ:高い戦闘力を持ち、同時に研究家でもある……嫌味な奴ね(笑)

レイ:そっちも協力してくれないかしら?

イレイザ:そうね、私もこの事件には興味があるし、あとで情報交換をしましょう。

レイ:そうですね。

 


シーン5 〜こいつらは協力しないな……とか思っていたらストーリーは〜

イレイザ:GM、正装してDr.朧月に会いに行きます。

GM:ほう、Dr.朧月との面識は?

イレイザ:知り合いだという方向で。

GM:OK。そういえば神無はどうするこのシーン。

神無:出る準備をしていた、ということで。

GM:了解。

Dr.朧月:だれか訪ねて来たようじゃが……神無、相手を頼む。わしは今、手が離せれん。

神無:お父様。トラップの解除はよろしいのですか?

イレイザ:ダン! ダン! ダン! ……トラップの破壊完了。

神無:あ、いらっしゃい。

イレイザ:あいかわらず壊し害のないトラップね。と、部屋に入りながら銃口を神無に向ける。
     お前に用はないのよ。

神無:きゃあ――! と言いながらミサイルパーツを発射準備。 

Dr.朧月:やめなさい神無、それは最後の手段じゃ。
     今、わしは楽しんでおる。それに水を差すでない。

一同:最後の手段なのか(笑)

イレイザ:で、私がここにきた理由だけど、ドラッグ、と言ってわかるかしら?
     あなたのことだから、調べてるでしょう?

Dr.朧月:言ったじゃろう? 楽しんでおると?

イレイザ:まさか……あんた飲んだの!?

Dr.朧月:誰が飲むか! まったくもって、わしのことを理解しておらんな。

神無:お父様は研究さえできれば幸せです。

イレイザ:あっそう。

Dr.朧月:まぁ、飲む可能性があるとしたら、これを元に新薬でもでも作った場合じゃろうな。

イレイザ:ふ〜ん、そう。で、まだそんなものを
     作ってないって事はそのドラック入手したばかり?

Dr.朧月:ああ、そのとおりじゃな。

神無:今の話題はドラッグのことですね?

Dr.朧月:おお、そうじゃよ神無、やはりお前は優秀じゃ。

イレイザ:いや、ポンコツでしょ、ソイツ。

神無:やはりIMEではまずかったですかね?

一同:IME!?(爆笑)

神無:漢字変換もおかしいですし。

イレイザ:なんか、使えそうにないわね〜。

Dr.朧月:使えないとはなんじゃ!? 今すぐ撤回せい!!

イレイザ:じゃ、結果出しなさいよ、今すぐ!

神無:お父様、下がっていてください。やはり実力で排除を。

Dr.朧月:やめなさい神無、あそこまで言われて引き下がるわけにもいかん。
     そのドラッグの解析は引き受けよう。
     わしの実力ならば代理でダイスを振るPLの出目が
     よほど悪くない限り解析できるじゃろう。
     じゃが、その代わり、こちらの条件も飲んでもらおうか。

一同:おい!(笑)

イレイザ:なんだか台詞の途中がやたらとアレだったけど……で?

Dr.朧月:情報をよこせ、ということじゃよ。お主、何か知っておるのではないのか?
     いやに積極的に動いておるが?
     まぁ、黙っておいてもいいじゃろう、その代わり……

ここでの決定

・Dr.朧月はイレイザに神無の動向を(無理やり)認めさせた。

・とりあえずドラッグの研究報告は明日……。

イレイザ:なんで、こんなポンコツと一緒に(嘆)

神無:新規命令受諾、よろしくお願いしますイレイザさん。

GM:あ、神無、2D6で判定。

神無:何の2D6? というか誰の判定?

GM:とにかく振って出目だけいいな。多分想像通りだ。

神無:(ころころ)ファンブル

一同:ドクター!(爆笑)

GM:シーンカット。

イレイザ:エゴを取るぞ、Dr.朧月に。……加虐

神無:イレイザに絆を、救済。あの愚か者をこのコンピュータの力で救います。

 


シーン6 〜確かにその通りだ〜

レイ:樽戸川 春人を見てみたいかな。あと江崎融にも。
   というか誰も被害者に会いに行ってないしね。

GM:OK、聖が行くなら、普通に春人の病室にも行けることにしよう。
   その場合は同行者で。

聖:じゃ、行くよ。

GM:というわけで病室かな?

レイ:あ、いや、融から会いたい。

GM:了解。

融:あ、こんにちは聖さん、あれ? そっちの人は?

聖:え〜とね、今回の件で手伝ってもらってる人なの。

レイ:よろしくね融君。

融:あ、よろしく。

レイ:(聖に耳打ち)あなたが好みそうな顔ね(笑)

聖:うん……って、なに言わせるの!

融:ごめんな、迷惑かけて。委員長も大変だろうに。

聖:あ、あのね、その、苗字や名前で呼んで欲しいなって思うんだけど?……ダメ?

融:??? いや、いいけど……御剣委員長?

レイ:うわ、鈍感(笑)

聖:あのね! みんなが私のこと委員長、委員長、って呼ぶけどね!
  時々「委員長の名前なんだっけ?」とか言うのよ!?

融:え!? そ、そんなこと言われてもっ!

レイ:まぁ、そのことは置いといて。ま〜、春人さんにも会いに行きますか?

聖:(←なんだか聞いてない)(ぶつぶつ)どうして委員長なのよ………

GM:じゃ、春人の病室に移動。

聖:一応、お見舞い? に来てあげたわよ。

春人:ああ、聖か。昨日はドラッグがなかったせいで、イイ夢が見れなかったよ。

聖:病院で何を言ってんのよ!?

同室の病人(イレイザPL):そうだよな兄ちゃん! あのドラッグはよかったよな!

レイ:なに? この部屋にはドラッグ関係の患者が多いんですか?

GM:今、そうなりましたね。

同病:なんせ、検査とかにも引っかからないんだしよ!

レイ:検査に引っかからない?

春人:しかし御剣どうしたんだ?

GM:……聖のことを唯一委員長と呼ばない男子のクラスメート。

一同:最低。

聖:私だって、嫌よ!

このまましばらく彼らはのんびりと雑談をしてます。

レイ:そろそろ帰りましょうか。

 


シーン7 〜それは最悪の魔性………ヲイヲイ〜

GM:さて、ちょっと特殊なシーンを用意します。
   具体的には、ここ数日間のシーンを一つのシーンでやっちゃいましょう。

神無:あ、イベントならその前にドラッグ調査をしたい。

GM:うん、そういうのをやるシーンだと思って。

神無:了解。

GM:まぁ、今までに外注した調査の結果だしをやろうかと。
   いや、判定するのは君たちだが。
   さて、……まぁ調査の早く終わったNPCからいこうか。

Dr.朧月のドラッグ研究(イレイザ・神無)

・今回のドラッグの元凶を突き止めた(判定はファンブルです)

神無:お父様、その悪魔とは?

Dr.朧月:うむ、『ネクコロミコン』という悪魔じゃ。

一同:何!? そのしょぼそうな名前は!?

神無:してお父様(笑) そのネクコロ『ノ』ミコン

イレイザ(PL):その程度を間違えるな! 『ネクロコミコン』

一同:お前も言い間違えてる。

イレイザ:何よ、そのネクロノミコンの出来損ないは。(←犯人はリセットだと確信してる)

神無:いきなりPCになってごまかすな(笑)

イレイザ:ああ、もう、『ネクン』でいい。というか、なによこの悪魔!?

GM:俺もよく知らない。

Dr.朧月:そもそもネクンというのはな。

ネクンについての解説

・キノコの悪魔

・確認できるだけでも200年の歴史を持つ

・幻覚作用のキノコを使って人を苦しめる愉快犯的悪魔

・もう滅ぼされてる(笑)

神無:お父様! そのネクンはもう絶滅しているらしいのでは!?

イレイザ:絶滅って、複数いたの!? その悪魔?

神無:私のデータによると……(いろいろ語りだした)

神無が捏造してGMが採用した追加設定

・ある悪魔の一族を指す言葉らしい

・発祥はアフリカの奥地

・日本には貨物船で来たらしい(笑)


イレイザ:ごめんなさい、もう帰るわ。ネクンの調査は任せるわよ。

結局行動方針的にはPC達がフィールドワーク

Dr.朧月が資料からの調査を続行、ということに。

 


シーン8 〜PC全員集合〜

聖:ごめんGM探偵に会う前にPCと接触したいんだけど?

GM:あ〜、まぁ、良しとしよう。

聖:さて、何処にしよう?

イレイザ:喫茶店とかでいいわよ。

神無:何を言うのです!? ネクンのことが外部に漏れる危険があるでしょう!?

イレイザ:……そうね、あんたに銃口を向けるのに喫茶店じゃやばいか……

レイ:なら私の家で集合しましょう(←大邸宅の持ち主)

そして集合するPC達 お互いに自己紹介。
話は元々の知り合いであるイレイザとレイを中心に進む。
そして神無と聖が実は以前すれ違っていたことも判明。
さらに探偵と刑事からの報告もここで、あとPL情報を一度整理。

今までの情報

・ドラッグはその人間にとって理想となる幻覚(夢)を見せる

・ドラッグに副作用は無い

・カプセルドラッグである

・デーモンの魔力を感じる

・このドラッグは半ばゲーム感覚で大流行中

・ネクコロミコンがボス?

確認事項

・イレイザはリセットの話を秘匿している

そして新たな追加情報(探偵&刑事)

・夢の内容に変化が見られる。

・だが、その変化をドラッグ常用者は普通に受け入れている

・このドラッグはドミニオンを形成している可能性がある


レイ:夢に変化?

探偵:ええ。どういうことかというと、最初は確かにその人間の理想を
   見せていたようなのですが、ドラッグを多用していると、
   少しづつ、その理想像から離れていくようなのです。
   『夢A』→『夢AB』→『夢B』といった感じですかね。
   そして重要なのはその人の認識では内容が変わっても
   『理想像の夢を見ている』という認識に変化はないようです。

レイ:つまり、ドラッグによって、自分でも知らないうちに理想像が
   書き換えられている?

探偵:正解です。その人間の好みが変わっているんでしょう。

聖:何か進展があったの?

GM:基本てきにはさっきと同じだよ。

神無:もしかしてドミニオンですか? このカプセルドラッグの流通している場所が。

刑事:そっちのお譲ちゃんは勘がいいね。俺も同感だよ。

聖:となると、ドミネーターがいますね。

レイ&神無:……ネクン?

GM:(つい素で)それは無いと思うけど。

刑事:ああ、最初は全員が「自分の夢」を見てたから気付くのが遅れちまったみたいだ。

神無:最初は一つの夢が独立したドミニオンだった……
   けれど、その夢の境目が無くなり、一つのドミニオンを形成しようとしている。

刑事:これほど上手くドミニオンを形成できたんなら、
   ドミネーターは左団扇だろうな〜、羨ましい限りだ。

と彼らが善後策を検討してる時に

イレイザ:ふっふっふっふ。あの男もただじゃ起きないわね。

一人笑ってるのもいましたが。とりあえずPC達は情報収集を行います。

 


シーン9 〜複数シーンをまとめた……だってネクンだし〜

情報収集

デルガラミス司祭/ネクンを求めて

・最低でも今回のドミネーターはネクンの力を利用している
  (神無の勝手な推測)

・ネクンの調査を本格的に開始
  (デルガラミス司祭に押し付けた)

・どうもレイはネクンが欲しいらしい

レイ:デルガラミス司祭……ネクンが捕獲できたら私にください。

司祭:……いや……それは……

死霊課/ドラッグ常習者からの聞き込み

・ある人間の夢はアイドルが出てきていた

・だが、そのアイドルの雰囲気や顔が夢の中で変化している。

・その変化の度合いは、多くドラッグを摂取   している人間の方が激しい

刑事:これが、そいつの話を聞きながら作った夢に出てきた奴の似顔絵だ。

GM:ま、イレイザには見覚えがある。リセットだ。

イレイザ:なるほどね。で、他にはいないの、こんな患者は。

刑事:いると言えば、いるな。だがドラッグ常習者は現在は移行期間中って感じだな。
   基本的に夢は、『まだ』バラバラのようだ。

イレイザ:夢は移り変わるものだけれど、この移り変わりはね。もう少し詳しくお願い。

GM:最初はアイドルのそばを通る通行人Aだけれど夢の中における配役の重要度が
   少しづつ上昇していき、最後にはそいつがアイドルに。

イレイザ:スポットライトが変更されてるのね。……ちょっと私も常習者と話したいわ。

刑事:あん? いいぜ。

イレイザ:その男……剣を見ていなかった? 

患者:そういえば……見たような……?

イレイザ:ありがとう。

刑事:さて実際の調査の話をしようか。この魔物の現状の行動方針から
   こいつのこだわりなんかが見つかればやりやすいんだが、
   魔物はエゴに傾く、絶対にな。

聖:そうね。それさえわかれば。

イレイザ:じゃあね。と言ってシーン退場、その場で一言。
     あのクソジジイ、もう一回使ってあげようかしら。

 


シーン10 〜ネクコロミコンは永遠に(意味は無い)〜

イレイザ:ま、Dr.朧月のところへ。

聖:付いていく。

神無:お父様のところへ。

レイ:ネクンの話を聞きたいです。

GM:全員同じか……(ころころ)!!??

神無:GM! そのダイス目、見ましたよ!

聖:見えなかった、どうしたの?

一同:ファンブル。

イレイザ:馬鹿〜〜〜! GM、ちょっと遅れて登場する。

Dr.朧月:おお帰ってきたか神無!

神無:はいお父様。手に入れた情報によると……(喋った)

Dr.朧月:それがネクンの策略か!

レイ:(爆笑中)

Dr.朧月:うむ、資料調査は、ほぼ終わった。現在は様々な可能性を思考中じゃ。
    (ネクンについての微妙に筋の通ったことを並べる)

神無:やはり他の研究機関にみ助力を求めるべきでは?

Dr.朧月:デルガラミス司祭には話を通した。
     さらに! と言ってレポートを取り出す。

GM:筋は何となく通ってるよ。(←もう適当)

神無:それを各機関に!

・(魔物研究者)こ、この新説は!

・(死霊課)……うそ臭いんだがなぁ、でも調査の進展に……つながるか?

・(女子高)なに? このキノコのマスコット、可愛いね。

この街においてネクンの噂が少し広がる。

イレイザ:とりあえず、彼女らが出て行った後に登場する。

Dr.朧月:おう、お主か。わしの研究が実を結んだぞ!

イレイザ:(銃口を向ける)

Dr.朧月:おおっ! な、何をする!?

イレイザ:とりあえず私の話を聞きなさい。その後に頼みがあるわ。
     まず一人の魔物についての話よ(リセットのことを話した)

Dr.朧月:な、なんじゃ、それは!? ネクンはどうした!?

イレイザ:で、そのリセットを封印した奴について聞きたいんだけれど?
     顔の広そうな人間でも紹介してくれない?

Dr.朧月:……よかろう、それを持っていけ!

GM:デルガラミス司祭への紹介状。

Dr.朧月:もうよいじゃろう、わしには、やらねばならぬことが、あるんじゃ!!

イレイザ:ありがと。と言ってデルガラミスのところへ。

 


シーン11 〜がんばれデルガラミス司祭〜

全員がそれぞれの目的(ネクンの調査orリセットを封印した人間の調査)
でデルガラミス司祭のところへやってきた。

イレイザ:……というわけなの司祭。500年前のそういった人間に心当たりは?

神無:イレイザさん、そんなことよりネクンの情報は?

イレイザ:あんたと語る舌は無いわ。

司祭:しかし朧月さん、彼女の話は筋が通っている。
   ネクンだけに囚われず広い視野を持つべきでは?

イレイザ:とりあえず私はリセットのことが聞きたいのよ。

神無:リセット? なんですかそれは? さっきは聞き流しましたが。

司祭:ふむ私は書物を当たってみましょう。その間にあなた方は
   情報交換をされては? 真に必要なのは協力することです。

イレイザ:(聖に)説明お願い……

聖:え!? 自信ないな〜……

GM:とりあえずシーンを切る。一日後にね。

 


シーン12 〜ネクンを世界に……朧月親子の会話〜

神無:お父様、一案ですが多少強硬手段にでて、ドラッグの常習者を入手するのは?

Dr.朧月:それも悪くは無い……が、時間がかかりすぎる。
     むしろ、もうすぐじゃ、もうすぐじゃよ。

神無:お、お父様!? あの、あまり根をつめ過ぎるのはお体によろしくないかと。

Dr.朧月:まぁ、あまり気にするではない。

神無:そういえばイレイザさんが話しておられたのですが、
   リセットと言う悪魔に聞き覚えは?

Dr.朧月:むぅ、すぐには思い出せぬが。

神無:その悪魔今回の事件と関わりがあるとか。もしやネクンの関係者かも。

Dr.朧月:なるほど、調査を行おう。

 


シーン13 〜リセット……なんだかコイツが話の中心にいるのは久しぶり〜

イレイザ:とりあえずデルガラミス司祭にいきます。他の人間と一緒に。

司祭:さて、そのリセットを封印したという人物ですが伝承等を当たってみました。
   そして、それに該当するのでは? という人物に行き着きました。
   当時は陰陽師とも退魔師とも呼ばれていたそうですが。
   彼が封じた悪魔というのが特徴を捉えて考えると、リセットなのではないかと。

イレイザ:その時の伝承は詳しくわからない?

司祭:一度倒した妖怪に、人を楽しませると誓わせ改心させた、という伝承です。
   美談として語られていますが。考えてみれば……というところです。

聖:確かに一面からは美談なのかもしれないけど……

神無:悪魔相手の取引……いろいろな意味で危険ですね。

イレイザ:あの馬鹿……

レイ:悪魔の常套手段でもありますね。意図的に解釈を変えるのは。

司祭:そして追加の情報です。

・ドラッグは最近急激にシェアを伸ばしている

・そしてその範囲は500年前の妖怪伝承の地域と重なっている

・逆に言えば、その地域以上にドミニオンが広がっていない。


司祭:もしかすると500年前の封印がまだ機能しておるのかもな。

イレイザ:悪あがきってこと? そんな奴じゃないと思ういけど?

司祭:もしくは封印を完全にとくために力をためているか。
   で、問題は封印の地でしょうが、それについてはすぐにわかりました。

イレイザ:どこ?

司祭:むしろ堂々とありましたよ。

GM:と言った後に街の地図を広げて、ある一点を指す。公園だね。

司祭:ここにはある碑文があるそうです。
   御伽噺調で人間と妖怪の契約をむすんでいる内容が書かれた、ね。

レイ:そこが怪しいと?

司祭:そのとおりじゃ。あと、これは死霊課から聞いたことじゃが

・ドラッグのネットワークにおいてリセットに
  一番近いと思われる売人の目撃証言がある。

・そしてその目撃証言は満月の夜のみらしい

イレイザ:あら? ちょうど今夜は満月じゃない。

GM:台詞を取られたがご名答。

レイ:ネクンがいないのなら、とっちめて私を騙したらどうなるか
   思い知らせてあげましょう。(←リセットは無実だ)

聖:そうね。GMがシーンを数日単位で進めてたから……融君と約束した日まで
  あと二日しかないわ!

 


クライマックスシーン 〜リセット……お前が哀れだった〜

碑文の内容……それは妖怪を改心させる美談。
妖怪は一度退治された後に、「人々に夢を見せ続ける」という誓いを行うことになる……

この公園の碑文は元々由緒正しいと言われていた石を削って
最近、作られ公園に置かれているらしい。

「まったく、せっかく出れたんだから、おとなしくしてなさいよ」

深夜にその碑文を前に佇んでいるイレイザの前に彼は現れた。
この懐かしい気配、相変わらず気障な奴だ。
彼から感じるプレッシャーはあのころのまま。

だが、今は彼が哀れだった。何せここにいる者どもは……


神無:あなたが……ネクン……ですか?

リセット(GM):ネクン?

イレイザ:ベラベラとネクンのことを喋る。

神無:手口から考えてあなたがネクンの眷属であることは明白です!

リセット:ば、馬鹿な!? そんな俗悪な悪魔などと……

イレイザ:三流悪魔よ?

レイ:あなたに聞きます。ネクンはいるの?

GM:(反射的に)いるわけねぇだろ!

リセット:し、知るわけがないだろう!?

レイ:ならば、貴方を滅します。(ボソッ)ネクンがいれば……

イレイザ:しかし、あんた結局何をやってたの?

リセット:わが力は500年前の封印で衰えていてね。その封印が解けたかと思えば
     まだ呪力の強制がこの身に残っているとはな。

レイ:人に夢を見せるというものですか?

リセット:ああ、屈辱の日々ではあったよ。私は人を幸せにしなければならぬのでね。
     今までこの公園を訪れるものに、ささやかな加護を与える毎日だったよ。
     ……二ヶ月前まではね。

イレイザ:それが、碑文の彫りなおしがきっかけで出てこれた?

リセット:ああ、そのとおりさ。後はこの束縛をとくのみ。
     わがドミニオンに十分な力は溜まった。
     良いものだな、現代社会とは、私を解放してくれただけでなく、
     これほどの数の人間がいるとはね。
     さて、とりあえずお引取り願おうか諸君、私は今夜は忙しくてね。
     去るならば見逃そう。

神無:あなたがドラッグの力を完全に解くならば。

リセット:誰か困るものでも? あのドラッグには害はないはずがだが?

聖:いるわ! 一人の少年が!

リセット:何かを言っているのか理解できませんね。

神無:そんなことはどうでもよろしい! ネクンもどき! あなたの目的と名は!?

リセット:もしや、わが名を知らぬのか?

イレイザ:教えたんだけど、理解してくれなくて。

リセット:わが名はリセット。目的は趣味と実益を兼ねた実験。
     数多くの人間を同時に効率よく誘惑するための法則。
     それが、わがドミニオンだ。人はもうすぐ自ら進んでわれに
     魂を捧げるだろう。そしてそれが、わが力となる。
     理解したか錬金術の被造者よ?

神無:その法則は主のお心に反します!

レイ:つまり私の心ですか?(←神様) まぁそれは置いておいても、
   さすがにやりすぎですよリセットさん。

イレイザ:あれ? 聖、放っとけば貴方のライバルさん死んじゃうわよ。

聖:え!? た、確かに。……いや、ダメよ!
  だって、勝利した時に相手の悔しがる姿が見えないじゃない!

リセット:では引く気がないのならば掃除の時間だ。
     500年ぶりにわが魔剣の力、開放させてもらおう。

イレイザ:……いえ私はしばらく傍観させてもらうわ。

リセット:ふむ、それは残念だ。(長瀬真雪を指して)君の今代の素体には
     興味があったのだがね。

イレイザ:あいかわらず節操がないわねぇ。しかしそういうことなら
     少し気が変わったわ。賭けをしない?

リセット:なんだ?

イレイザ:賭ける物は、互いの命と研究。

リセット:了解した。というより君のその言葉を待っていた。
     さて、では心置きなく殺劇の宴を始めるとしようか!!!

 


戦闘シーン

互いに全力を出さずに様子見の段階から戦いが始まる。

「興味深い素材が多いな」
「錬金術の徒、評価D」
「破壊神、評価B」
「相変わらず余裕ね、足元をすくわれるわよ」

その戦いの趨勢に最初影響したのは、聖の一撃だった。
「受けなさい、この聖剣の一撃!」
それがリセットを両断し、彼を一度かりそめの死へと導く。

だが……時間が巻き戻るかのように彼は再生する。
これが魔を超えたものの命の力。

そして戦いの流れはしだいにリセットが持ち直し拮抗に近づく。

蛇腹剣の刃が切り裂き、神無の放つミサイル、イレイザの銃弾、
レイの弓矢が放たれる。
リセットはその乱舞の中一人嗤っていた。

「まず君が邪魔だね。」
聖「いえ、こんなところでは倒れれない! 私の魔の力!」
「意外としぶといな」

ダメージを蓄積していくPC達、ほとんどの攻撃を回避するリセット。
たった一人で聖がリセットを足止し、パーティが彼女を援護する。
その状況を打開するためにリセットは動いた。

聖の相手をし続けるは愚策と判断、聖を強引に突破し後衛に浸透する。
そこで後衛の直前まできてあえて静止する。
そこへ一度抜かれた聖が帰り、再び斬りかかろうとする。
その一撃を受け止めながら、リセットは嗤った。

「この瞬間を待っていたよ、君たちがまとめて私に接敵する瞬間を!
 散れ、クリミナルシンフォニー」

蛇腹剣の刃が分裂し、空中を舞って襲い掛かる。
この状態でチームの攻撃力を担っていた聖とレイ痛撃を与える。
それを見て神無が接敵し腕に内臓したパイルバンカーを作動させるが、
リセットはそれを軽やかに避け、再び魔剣の力を開放する。

「あらかた片付いたな……結局は私と君だけが残ったなイレイザ」

「残念ながら、こいつ等はしぶといわよ? ……ほら?」

《アドベント》

レイの使用した奇跡の力がその場に倒れた者を蘇生させる。
「なるほど……確かにしぶといなぁ、だがまだお前達はわが剣の内部にいる」
三度舞う魔剣、切り刻まれるPC達。持っていたハイパーアーツをほとんど使い切る。
だが、それはリセットも同じだった。ほとんどの余力をこの時点で使い切っていた。

次の瞬間に全員の援護を受けた聖の一撃と視界のすべてを埋め尽くす刃の群れが交差する。

《果て無き剣》「受けよマイトアトラス!」
《万能なる一撃》《剣魂一滴》「約束された勝利の剣!」

聖の剣がリセットを貫き、リセットの攻撃は逸れる。

「最後は不発だったわね。あそこで一瞬反応が遅れたのは何故かしら?」
「わが一撃は狙い通りだったよ……」

そこには刃によって砕かれた碑文があった。

 

 


イレイザ エンディング 〜馬鹿な奴ね〜

目の前にあるのは奴の剣の欠片。

「これが研究の成果……ま、飽きたら捨てればいいことだし」

まったく最後の瞬間に刃をばら撒いてくれたおかげで回収は面倒だった。
この剣はあいつの研究の一つの結果だが、そこまで興味があるわけでもない。

「せいぜい地獄で悔しがっていなさい」

 

神無 エンディング 〜彼女はかわいそうな人なんです〜

罪は償うべきである。

「イレイザさん……その長瀬真冬さんを解放しなさい!」
「何故?」
「あなたの行いは神の御心に反しています!」
「あっそう」
繰り出す一撃、だがそれは目の前にいるイレイザをすり抜ける。幻影だった。

「に、逃がした!?」
彼女は今日も哀れな悪魔を救うために戦い続ける。

 

聖 エンディング 〜リセットも哀れだったのかな?〜

ドラッグはリセットの消滅により効果を失った。
融君からの感謝の言葉は当然いつもどおり嬉しかったが
どこか釈然としない気持ちもあった。
ふと気づくとリセットととの決戦の場にいた。

「考えればあなたも不幸よね、悪魔なのに人を幸せにしろだなんて
 私だったら、人から強要された生き方なんてしたくないし」

「でも、最後の一撃はちょっと見直したわ、意地を貫いたって感じでね」
「さてと! 融君のところにでも行こう!」
そこには邪魔者の春人もいた。そして騒がしい日常があった。

 

レイ エンディング 〜大変だったんですよ、碧〜

家でのんびりしていて思うことがある。この家は一人で住むにはちょっと広い。
そんな時に玄関から声が聞こえた。

「ただいま戻りました、お嬢様。碧です」
「あ、碧! もう帰ったの?」
久しぶりに碧との会話。その中でふと声に出しそうになる一言。
「そういえば碧……ネクンって……いや何でもないわ」
すぐにごまかす。

「そういえば、知り合いの研究者さんからとっても面白いレポートを頂いたんですよ」

そのレポートにはネクン研究、完成版と記してある。
……そんなものはすぐに燃やした。

「ごめんなさい、その話題はやめて、お願いだから」

 

 


あとがき
このリプレイセッションをやったのは確か05年の1月くらいかな?
もうすぐ春休みという時期だったはずです。
あの時は、ここまで自分がBBにはまるとは思っていませんでしたね。

というのも当時から半年程度たちましたが、
その間にもっともプレイしたゲームがこのBBNTだと思います。
それは世界観が気に入ったということや、
何よりサークル員でもプレイする人間が多く
ほぼ初めてのシェアードワールドキャンペーンができたこと理由の一つです。

複数GMによる、準キャンペーン。
他のGMの伏線を拾うこともあれば、軽く無視することも。
というかメンバーもたいして固定されていなかったので
そもそも伏線を知らず。
かなり適当にやってました。
まぁ、楽しい思い出ですね。

そして、つい最近あるシステムを入手しました。
プレイ自体は彷徨い人から借りて、経験があったんですがね。
今、その新システムに対する興味でいっぱいです。
そして今回のリプレイセッションはそのきっかけ 〜初のBBゲームマスター〜
を与えてくれた、感慨深いものです。

では、このあたりで。これを書いている数日後(ネットでアップされる日)
はそのシステムの初キャンペーンの最終予定日なんですよね。

BEAST BIND 旧約・魔獣の絆 のシナリオを考えながら   万華鏡