ダブルクロス後編 〜絶てぬ未来への想い〜

 

 

 

ミドルフェイズ11 〜長い長い夜〜

GM:次は箕島と奏かな? UGNかい?

奏:向かってる途中くらいから。

GM:じゃ、車の中で。

箕島:(夜霧と電話中)ピッ、よし連絡終了。

奏:この能力についてだが、あの再生能力のことなのか?

箕島:そのぐらいは基本だ。

奏:あの能力はどう使うんだ? 触れずに相手を押し付けるやつは。

箕島:ふむ、そういったものは、人それぞれでね、君の場合も違う可能性が高い。

奏:へ〜、派生みたいなのが、あるのか?

箕島:ならば、目を閉じたまえ。何かを感じないか?

奏:(言われた通り目をつぶっている)……少しだけ、本当に少しだけ。

箕島:じゃあ、そこで、ダキュン! ダキュン! ダキュン!(←奏をかすめて撃った)

奏:目、目を開ける……まて……

箕島:(何事も無かったように)何か感じないか?

奏:ふざけんな! 今、撃っただろう!? 思いっきり殴る!

箕島:ぐはあ!

奏:そして、その後に気付く、お、俺の腕が……獣化しているのか?
  これは、紅い鱗に爪?

華月:車! 車! 車!

箕島:あああ! 私の腕が〜〜!

奏:あ〜〜! 急いで助手席からハンドルを握る!

GM:え〜と、まずハンドル持てるかどうか、運動判定。次に運転判定。

奏:まず(ころころ)16、次に(ころころ)7。

GM:じゃあ、蛇行気味ながらもなんとかなった。

箕島:運転席で暴れてます。

奏:早くハンドルを握れ!

箕島:腕が〜〜〜〜!

奏:あんた、さっき、再生能力が一番の基本だって言ったじゃないか!? さっさと治せ!

箕島:ああ、すまなかったな。

奏:とりあえず、結果論だが能力の使い方は理解した気がする。

 

そうして彼らはUGN支部に辿り着く、とほぼ同時に。

 

華月:ここか〜。一体なんなんだ?

箕島:はっ、そこの君!

華月:げっ。昨日のストーカー!

箕島:無事だったか。

奏:あ、華月先輩。

華月:あれ、君は、なんでそんな奴と一緒に?

奏:どうやらこの変態はただの変態じゃなくて。

箕島:(警察手帳を出した)こういう者だ。昼間も見せたと思うが。

華月:ん、昼間? そういえば、会った……かな?

奏:聞いた話じゃ、華月先輩がピンチだということだったんですか?

箕島:そうだ! あの女に襲われなかったか!?

華月:その瞬間に、頭が痛くなる。うっ!

箕島:はっ! まずい! すぐに戻るぞ!

奏:? 何処にだ?

箕島:いや、いい、君はUGNに居たまえ。ブロロローン(←車の音らしい)
   君のお姉さんが、アレを何処で手に入れたか聞く必要がある。

奏:アレってなんだ? いや、いい。華月先輩大丈夫ですか?

華月:いや、さっきから苦しくて……

箕島:(電話中)あ、お姉さんですか?
   箕島ですが…あなたは記憶除去装置を何処で入手しました?

愛音:いえ、UGN支部で支給されたのですが。

箕島:嫌な予感がする……

愛音:? 工作員ならデフォ

箕島:ピッ、ツーッ、ツーッ。(←電話を切った)

 

奏:しかし、華月先輩、何でここに?

華月:いや、ポケットの中に、ここの地図が入ってて。

箕島:その頃俺は、UGNへ引き返している。

奏:ま、ここも見た感じほど怪しい場所じゃないみたいですし。

華月:ん? ここは外資系か何かの企業だろ?

奏:あれ? もしかして詳しい事を知らない?
  え〜と、とりあえず建物の中に入りましょう。

華月:それも、そうか。

 

GM:そこはロビーだね。

箕島:そこには、もう俺がいる。受付に、「資料室は何処だ!」

受付:はい、あちらです。

GM:と、案内されている人間が一人。

奏:箕島さん!? あんた、いるじゃねえか!? 状況を説明しろ!

箕島:どけ〜〜〜!

GM:そして、走り去る箕島。

華月:え? え〜と、か、かなで君?

奏:ええ、奏です。

華月:こんな場所で叫んだりしない方がいいよ?

奏:ああ、すいません……ただ、あいつを見てると反射的に。

華月:駄目だよ、そんなこと、言っちゃ。まあ確かに身なりは怪しいけど。
   思わず、年上でも命令形で喋りたくなるかも、しれないけれどさ。

 

箕島:という訳でGM、あの記憶除去装置は誰に貸し出されているのか調べます。

GM:監視役のエージェント二人だけど?

箕島:もう一人のエージェントは何処に?

GM:この支部。

箕島:他には無いのか。

GM:うん。

 

そして再び走り出し、ロビーですれ違うPC達。

 

奏:おいっ! あんた! 俺たちのことを、ここに紹介しろ!

箕島:え? あ〜〜! じゃ、受付に。「オーヴァードだ」で走り去る。

受付(GM):は?

奏:期待した俺が馬鹿だった……自己紹介しよ。

箕島:じゃ、少し戻ってきて、「こいつらはオーヴァードでUGNにやって来た
   理由は事件を解決するためだ!」

奏:少し話が飛躍してないか? 俺はともかく先輩は……

華月:……一体それは、何なんですか?

箕島:じゃ、三段論法だ。彼らはオーヴァード、オーヴァードはUGN、だから連れてきた。

一同:……………

奏:やっぱ、俺が説明します。受付さんは少し待ってて。
  華月先輩、俺も聞いたばかりなんですが………

 

オーヴァードについての説明を華月にする奏。

 

華月:何の冗談だい? 君はお姉さんといっしょで、僕をからかっているのかい?

箕島:なに、見た方が早い。ダキューン! バタリ!(←自分を撃った)

奏:だからって、頭を撃ち抜かなくても!

箕島:ムクリ……

華月:え〜〜〜っ! 立ち上がった!? え〜〜〜〜っ!?

箕島:つまりは、こういうことだ。

奏:あ〜、アレは見ないで下さい。……あれ、華月先輩?

裏華月:(このタイミングでスイッチが切り替わった)くっくっくっく
    (拍手しながら)いや〜〜、実に面白い芸でしたよ。

奏:先輩……いや、あんた、誰?

裏華月:誰って、酷いな〜、君のお姉さんに捨てられた哀れな男だよ。

奏:あんた、本当に誰よ!?

裏華月:はははははははははっ!

奏:いや、やっぱいいや………ここ、変人しかいないのか?

箕島:君もだ!

GM:(爆笑中)

裏華月:で、あれか、オーヴァードっていうのは、銃で撃たれたくらいじゃ
    死なない奴らの事だと認識すればいいのか?

箕島:君もだ!

裏華月:ああ! それは自覚しているよ!

箕島:なら、話は早い! ちなみに君は記憶を失っているのか?

裏華月:記憶? あ〜あ〜、あの軟弱な方か。

箕島:記憶除去装置に見覚えは無いか?

裏華月:なんだ、それ? 知らないね。

箕島:思い過ごしか……ならば、いい。君なら話が早そうだ。

裏華月:なんだ? 狩りに出かけるんじゃないのか? 殺し合いによ。

箕島:水月沙那は知っているな?

裏華月:(葛藤中)あ〜、思い出したぜ〜。俺を捨てた女と同じような事をやってる女だろ?

奏:ちょっと待て! さっきから話聞いてると、
  水月先輩を完全な敵としてしか認識してないぞ!?

箕島:(↑無視)奴らに敵対している組織が、ここ、UGNだ。

裏華月:早い話が、自分の事を正義だと思っている連中だろう? あんたらは。

箕島:もちろんだ。何か異論があるかね?

裏華月:でもなあ、手遅れになってからの方が有利じゃねえか?

箕島:それはまずい! 非常にまずい!

裏華月:ああ、そういや、娘がどうとか言ってたな。

箕島:そうだ。

裏華月:酷いね〜、私情で関係ない若者二人、連れまわすなんて。ま、俺は気にしてないが。

奏:俺も、そこはいいんだが、別の場所に問題が、二人とも水月先輩を
  敵としか認識していない気が……箕島さんと、華月先輩の……裏人格?

裏華月:はははっ、裏とは酷い。でも、まあ裏なのかな? 位置的には。

箕島:そうだな……彼女には残念な事だ……

奏:まだ、戻る方法が、あるんじゃねえのかよ!

箕島:悲しそうな目で見る。

奏:一言だけ言っていいか? あんたの言葉が信用できない。
  理由は簡単だ。そんな事を調べてるそぶりが何処にも無い!

箕島:そんな事は無い。

裏華月:まあまあ、ちょっと、こっち来な。といって奏を物影に連れて行く。
    そこで、腕に埋め込まれたクリスタルを見せて言う。

奏:それがレネゲイドクリスタル?

裏華月:名前は初めて聞いたが、そういうのか? まあ、どうでもいい。
    これなんだがよ、こいつを体内から取り出すと死んじまう、らしいんだよ。

奏:だ、だけど、それは、逆に言えば、心臓とかの重要臓器が1個増えただけじゃないか!

裏華月:それがよ、最初見たときより、でかくなってやがる。何か副作用があるんだろうな。

奏:一筋縄で行かないのは事実かもしれないけど、それでも極端に割り切りすぎだ!

裏華月:まあ、お前の気持ちが、わからんでもない。
    だが、むこうさんは俺を殺す機だ。むしろ楽しんでる素振りもある。
    それに付き合うだけのことさ。

奏:……華月のロイスをネガティヴに変更、同情から脅威へ。

裏華月:あいつの捨て台詞からいくと、あいつを殺すのは俺の役目らしい。

奏:だから、殺さない方向で、と言ってるんです。

裏華月:ほら、アメリカのホームコメディーだよ、銃を突き付けあってから
    「大好きよ、あなた」って、いう奴さ。ははははははっ!

GM:さて、そろそろイベント起こすか、というか、喋るか。

奏:そうして、というか、話を打ち切って、受付で言いたい事が、「偉い人に会わせて」と。

裏華月:うっ!(裏華月の時間が終わりかけているらしい)

受付:え〜と、偉い人なら…

奏:ほら、支部長とかいう人がいると聞いたけど。

受付:あ〜、それなら、少々お待ちください。「支部長、来てください、まずいです。」

 

しばらくすると、支部長がやって来た。

 

支部長:何かね? この騒ぎは?

奏:あ、初めまして、俺、音崎奏といいます。
  詳しくは姉ちゃんの方から聞いてるかもしれませんが。

箕島:彼(奏)は、イリーガルのエージェントです。

奏:何でだ!?

支部長:ああ、話は聞いているよ。

 

奏はようやく話の通じそうな人間を見つけて質問した。
「レナゲイドクリスタルとは、なんなのか」
「解明はされていないが、オーヴァードの力を引き出す物だ」
「副作用は? 例えば人格の変化等の」
「今回関わっているの物は、オーヴァード寄生して成長しているようだ
無理に外せば、死ぬとの話もあるが、人格に対して直接、影響を与える事は無い」
「つまるところ、埋め込まれても、力を使わずにいれば、さして問題はない?」
「その通りだ。重要臓器が増える事になるのは事実だが、オーヴァードの能力を
 考えれば、そう死活問題でもない」

 

支部長:君は一体、何を言っているんだ?

奏:違うんですよ! だって、みんな、諦めろ、諦めろ、としか言わなくて!(錯乱気味)

支部長:まあ、落ち着きたまえ。

奏:は〜〜〜っ(深呼吸)

華月:あ、背後で華月は倒れてるよ、人格変化時のショックで。
        (↑書いてて思うが、何とも傍迷惑な体質だ)

支部長:(華月を指して)彼は?

奏:へ?(振り向いた)あれ? 

 

しばらくの間、支部長を交えて情報交換を行い、今後の対策を考えるPC達。

 

支部長:とりあえず、箕島君の言動は気にしすぎないように。

奏:ええ、奴らがレセプターを狙うなら、俺も囮として協力できませんか?

箕島:うむ、賢者の石を用いる敵に対抗するには、こちらも賢者の石パワーだ!

………なぜか、会話が噛み合ってなかった………そんな中。

 

華月:う、ん(目が覚めた)あれ? ここは……

箕島:(まだ相談中)つまり、水月沙那は敵だ。

奏:(まだ相談中)なんで、そうなる!?

GM:(華月に)君は受付で倒れてる。(←そういえば、ほったらかしだった)

華月:え〜と、(支部長を指して)そちらの方は? それに話は済んだのかな?

奏:いや、まだ話は済んでませんけど、でも途中までは聞いてましたよね?

華月いや、聞いてないけど?

奏:……そういえば倒れてましたね、何処まで覚えてます?

華月:え〜と、受付に来た時までかな。

奏:え〜〜と………水月先輩についての話があったんですが、覚えてることは?

華月:彼女がどうかしたのかい? そういえば、さっきから、会う人会う人が
   「彼女は危険だ」って言うんだよ。……そんなこと、無いよね?

一同:……………(長い沈黙)……………

華月:詳しく説明してくれると助かるんだけど。(←また記憶に混乱が起こっている)
   さっき、オーヴァードがどうのこうの、とよくわからない単語が。

支部長:では、改めて私から(説明中)……ということだ(説明完了)

華月:やだな〜、そんな事が現実にあるわけないでしょ!

支部長:百聞は一見に如かずだ。と言って目の前に炎を出す(←サラマンダー能力)

華月:……信じるしかないのか……

支部長:君もこれと同様の能力を持っている。

華月:え? でも、使い方がわかんないし……

奏:先輩、世の中わからないことって、多いですよ。

箕島:念じなさい。

華月:念じろ、って、それで出たらびっくりですよ。とか言いながら、ちょっと
   念じてみる。キーン(氷の剣が出た)、わお!

支部長:そう、それが君の力だ。……それは、守りたい者を守る力だ。

華月:……そ、そうなの? え、えっと、周りをキョロキョロ見るけど。
   テ、テレビじゃないのか……!?
   僕、変な、超魔法とかに、かかってないよね?

支部長:ある意味、超魔法だ。

箕島:華月君、そういうことだ。

華月:ポンポン、と奏を叩いて、話す。
   まあ、とりあえず、わかったことが、二つある、一つ目、世も中には超能力者がいる。
   二つ目、どうやら僕もその一人らしい。ということだ。

奏:ええ、それと同じ事を俺も、今日知りました。

華月:そこまでは納得する。………(ぽそっと)なんで、アレ(箕島)が傍にいる?

奏:(ぽそっと)アレもオーヴァードって存在です。

華月:……嘘だ、嘘だと言ってよ。

奏:残念ながら、無理です。

箕島:華月君、君は人智を超えた力を手に入れた。

華月:そ、そうみたいですね。

箕島:(久々に悪人口調)素晴らしい力だ。

華月:そんな、なめまわすように、見ないで下さい……

支部長:そういえば箕島君、首尾の方はどうかね? 報告が無いが?

箕島:残念ながら……

奏:一つだけ、突っ込ませてください。彼の任務は何なんですか!?

支部長:君の監視だ。

箕島:まさか、この任務がこれほど困難だとは……

支部長:何に、てこずったのかね?

箕島:(奏を指して)君の監視だ。

奏:協力的だった自信はあるが……

華月:客観的に見て、会話が噛み合ってませんよ?

支部長:は〜〜(ため息)、急いで情報を集めるか……

華月:え〜と、奏君。僕は結局、何をすればいいのかな?

奏:(今なら、話が通じる!)べらべらと説明。

 

奏は華月に
「水月がピンチである」
「理由はクリスタルを埋め込まれたため」
「ただし、そのクリスタルと共存するのは可能」
ということを改めて教えます。

 

華月:そんな事に………

奏:あと、このオーヴァードの力も多用しない方がいいみたいです。

GM:そういえば、みんな侵食値は?

華月:80。

夜霧:91。

箕島:93。

奏:81。

華月:つまるところ、今までと同じ生活を送ってれば、いいのかな?

奏:ええ、そうです!

箕島:だが、君にそれができるかな?

奏:箕島さんはちょっと、黙って! 先輩、問題は黒幕らしき男です。
  現状の作戦は、レセプターである俺や、先輩を狙ってくるだろうから、
  それを、待ち伏せ、ということだったんですが………

 

GM:そんな事を話していると、建物の中に一人の人間が入ってくるよ。
   ちなみに、3人とも見覚えあり。

奏:父さんと母さんの仇!!

謎の男:おやおや、こんなところに、もう一人のレセプターもいたか。
    しかし、UGNも情報を探すのが遅いな。

奏:人選ミスじゃ……

支部長:人員が割けないんだ!

華月:くくくくくくっ(←変化しかけ)

夜霧:登場します(ころころ)侵食値100に届いた……
   し、支部長? それに……誰?

奏:お前が、今回の黒幕だな?

箕島:私の妻と、娘を返せ!

謎の男:黒幕、か。いや、私は『衝動』の負けただけの男さ。

奏:『衝動』?

謎の男:そう、オーヴァードからジャームになっても、一つ残るものがある。
    それが、『衝動』だ。私はそれに従ったに過ぎん。

箕島:もっとはっきり言ったらどうだ!

夜霧:ごめん、誰か状況教えて? といいながら、知ってる顔のところへゆっくり移動。

謎の男:これで君たちも私の事が理解できるだろう?
    ワーディングを使う。 RC判定目標値6。

全員:それなら成功。

GM:ならば、全員自分の『衝動』がこみ上げてくるのを感じつつも、抑える事が出来た。

謎の男:どうかな? これが『衝動』だ。

夜霧:久しぶりね、この『衝動』に負けそうになる感覚は………

華月:そんなことは、どうでもいい。彼女は何処だ?
(↑衝動を抑えた結果、裏人格も引っ込んだらしい)

謎の男:今、ここにいない。それだけさ。

華月:どうすれば、彼女は元に戻る? あんたが何かやったんだろう?

謎の男:さてね、半分タイムオーバーといった所かな。

奏:ということは、まだ完全なタイムオーバーじゃない!

箕島:でも、まあ、タイムオーバーみたいな、もんだって!

謎の男:私はUGNという組織を過大評価していたようだよ。

奏:そういう、あんたも上手くいってないんだろ?
  研究が完成したんなら、もうここに用は無いはずだ。

謎の男:ああ、確かにね。(と言って華月を見る)

華月:こっちを見てそんな事を言わないで下さい。

謎の男:今日は一つ、予告をしに来たんだよ。この街にも私の研究室がある
    そこまで、来たまえ。

華月:そこに、彼女がいるのか!?

謎の男:さて、彼女はまだジャームになりきっていない。
    私の言うことを聞いてくれなくてね。
    少し、自由すぎるんだよ。
    まあ、もうすぐすれば、『衝動』を完全に開放するだろうが。

奏:で、その個人研究室とやらは、何処なんだ?

謎の男:このS市の中央だよ。

奏:こっちが従う理由は?

謎の男:君とそこの男には既にあるだろう?

箕島:私は今すぐにでも行きたいよ。

謎の男:それは無粋というものだな……

奏:じゃあ。逆にそっちの目的は?

謎の男:戦いそのもですよ。賢者の石――レネゲイドクリスタル――を育てる。

華月:仮定の話でいいです。僕がそこに行って、彼女が立ちはだからない可能性は?

謎の男:君達しだいさ、それだけでも、来る価値は無いかね?

華月:そうなのかも、しれませんね。

謎の男:では、君たちへの招待は12月24日でいいかね?
    クリスマスケーキでも用意して、歓待するよ。

奏:いらないな。そんなケーキ。誕生日がその次の日なんで、お前抜きで食ってるよ。

華月:そうですねえ。プレゼントは、平和な日々というのが、いいかな?

謎の男:はははははははははっ。それは君たち4人で勝ち取りたまえ。
    一つ忠告するが、私の舞台に上がるのが、市民の安全のためだよ。
    我々が不用意に戦闘を行えば、被害がどうなるかは考えた方がいい。
    では、さらばだ、明日は遺言でも書いて過ごすといい。

華月:そちらこそ、明日を最後の休日と思っておきなさい。僕は容赦しない!

GM:とりあえず、笑いだけ残して去っていった。

華月:ふ〜、それを見届けたら、ぐったり倒れる。

奏:先輩!?

華月:やっぱり、慣れないな……こういうのは(苦笑)
   ………あ、あれ、周りの人が!?(←ワーディングで気絶していた)

支部長:ああ、それは気にしなくていい。それよりも箕島君、敵は何故ここに来たんだね?

箕島:さあ、何故でしょうな?

華月:馬鹿にされてるんじゃ………

箕島:なにっ!? そうなのか?

奏:口ぶりからして、華月先輩を誘き出したいんでしょうね。
  でも、このままじゃ先輩は辿り着かないと判断した、かな?

箕島:おかしな事だ。

奏:どうします?

華月:明日1日使って考えるさ。

奏:1人で行くのは、無しですよ?

華月:当然さ。

箕島:そ、そうだぞ。け、決して、1人で行ってはいけない。

夜霧:まあ、向うから人数指定してきてますし。乗ってあげればいいんじゃないんですか。

 

シーンの外

華月:でも、あの人よっぽど暇なんですねえ

支部長:暇になるほど研究が順調なんだろ。

華月:誰のせい?

夜霧:さあ?

GM:(素に戻って)俺のせい?

 

支部長:ああ、そうだ箕島君、君は明日UGNに居たまえ。

箕島:は? それは、いったい。

支部長:君の情報収集技能を買っての事だ。

華月:そうだ、奏君。

奏:なんです?

華月:君は自分の身を守るのに武器なんかは?

奏:あんまり必要ありませんね〜。

箕島:では、私はこれで失礼します。

支部長:ああ、君はこっちだ。と言って情報室の方を指す。

奏:さて、俺も帰るか。

箕島:まあ、二日近い時間がある。覚悟を決めるには十分だろう?

奏:確かに……

華月:僕も引き上げさせてもらいます。

夜霧:私もね〜。

支部長:まあ、頑張ってくれたまえ。

GM:と、箕島以外はソーンアウト。

華月:おっと、その前に、沙那にメールを送っときます。「明日、暇?」

水月(メール):暇

華月(メール):遊ばない?

水月(メール):いいよ

GM:そんな感じ。

支部長:さて、箕島君、仕事だ。あの男とファルスハーツ等の
    組織との繋がりを探す。手伝いたまえ。

箕島:では、やつが何者か、探りますか。

GM:情報:ウェブで判定。

箕島:(ころころ)21。何がわかった、まず名前は?

GM:名前は篠崎光哉(しのざき みつや)元々は、個人のレネゲイド関係の研究者。
   もう、わかっているだろうけど、昔はC村で、研究を行っていた。
   研究の題材は「レネゲイドウィルスが人体以外の生物や
   非生物に感染することはあるのか?」ということ。
   レネゲイドクリスタルにも、大きな関心を持っていた。

箕島:ほう、レネゲイドクリスタルそのものについては?

GM:今までの情報が正しいということかな?
   「クリスタルは一度、埋め込まれたら体の重要器官と融合」
   「取り出すと、死ぬ」
   「レセプター以外が取り込むと、ジャーム化もしくは死」
   そんなとこかな。

箕島:その事は、他の全員にメールでも送っとこう。
   あとは、組織との関係かな。情報:UGN?

GM:うん。

箕島:(ころころ)21。

GM:基本的には無関係。ただ、UGNやファルスハーツの情報を利用している
   雰囲気もあり。以前も、フリーの立場で注目された人物だしね。

箕島:現在でのUGNとのつながりは?

GM:特になし、以前は、事件解決のために知識を借りた事もあったみたいだけど。
   ちなみに、当時の記録だと、オーヴァードではなく、ノーマルの人間という扱い。

箕島:過去に関係した事件のエージェントは?

GM:あまり、当り障りの無い様な人間だけが上がってる。

 

そして、それぞれの夜が明ける。それぞれの思いを抱いて

 

 

ミドルフェイズ12 〜それぞれの決戦前日:デート〜

GM:さて、12月23日だ。

華月:シーンが欲しい。当然、水月と会うシーン。待ち合わせは10時くらいの方向で。

水月:今日は、急にどうしたの?

華月:いや、勉強するつもりだったんだけど、気が乗らなくて。

水月:ふ〜ん、で、今日何処行くの?

華月:どうしよっか。今から、気が変わって図書館ってのは駄目だろうし。

水月:嫌、暇。

華月:じゃ、散歩でもしながら、適当なお店を巡ろうか。
   そういえば、クリスマス、雪は降るかな?

水月:降ってほしいね。

華月:そこらの喫茶店でも入ろうか?

 

コーヒーを飲みながら語り合う二人、一見すると、普通の恋人達……だが。

 

華月:ねえ、少し変なこと聞いていいかな?

水月:何?

華月:もしも、もしもだけど、………もしもさ、明日、僕たちのどちらかが、
   死ぬような事になったらどうする?

水月:…へ? ははははっ。そんなこと、あるわけ無いじゃない。

華月:だよね……だったら、もう少し可能性の低い事を……
   僕たちが、お互いに殺しあうような……そんな憎しみあう関係になったら?

水月:そうだね〜、……そうなったら、すっぱり忘れるかな。

華月:忘れる?

水月:だってそんなの忘れちゃえば、憎む事は無いしね。

華月:それは逃げだと思わない?

水月:え〜、でも、嫌いになるよりは……

華月:でもさ、「嫌い」になることの、前提に「好き」っていうのが、あるじゃないか。

水月:えっ!? え〜と〜…(考え中)…

華月:ははははっ。深く考えなくていいよ。少し、馬鹿げた話をするよ?
   世の中に、凄い強い力を持った人がいて、
   その力の使い方を間違ったらどうなるんだろうね。

水月:…………わかんない。

華月:そうだね。いや、こんな話をするのは、夢を見ちゃったからなんだ。
   お互いを殺しあう夢を………

水月:熱でもあるんじゃない?

華月:そうかもね、その夢に中で、凄く簡単に、かーっ、となって
   君を殺す、って言っちゃったんだ。
   君は君で、僕を殺すって言う。
  そして、最後に「僕を殺すのは君で、君を殺すのは僕だ」って言ったんだ。

水月:ええええ?

華月:わかんないだろ?

水月:うん。夢の話だから、よくわかんないけど、そんな毎日後ろ向きムーンウォーク
   みたいな歩き方してたら駄目だよ?

華月:まあ、君に会うまで、そうだったけどね、二ヶ月ほど。
   でも、君のおかげで変われたな。

水月:そりゃ、そうよ!

華月:そうだね。

水月:ねえ、そんな夢の話は放っといて、どっか行こう!

華月:じゃ、アクセサリーショップにでも、クリスマスのプレゼントなんだけど、
   驚かそうかとも思ったけど、二人で選んだ方が良い物を見つけられると思うから。

水月:え? くれるんだ! じゃ、早く行こう!!

華月:走り出した彼女の背中に呟く。25日は楽しく過ごしたいからね………

 

シーンの外

箕島:ぶつぶつ(←アイテムを買おうと悩んでる)

GM:どのくらい買えそうよ?

奏:めちゃくちゃ。

GM:ま、それなら、ボスが気兼ねなく全力を出せる。

箕島:じゃあ、何も買って行きません。

 

 

ミドルフェイズ13 〜それぞれの決戦前日:家族への誓い〜

GM:欲しいシーンある?

奏:あるな。姉ちゃんの方と。

箕島:こっちも他のPCに会いたいな、ただ……(ぽそっと)侵食値が……

(しばし相談)

GM:? じゃ、音崎姉弟のほう、家でいいかな?

奏:駄目だ! UGNへ向かってる所がいい、姉ちゃんと一緒に。
  というか、姉ちゃんの方は監視の任務が無くなったら、普通に仕事だろ?

GM:確かに、仕事にいくか。じゃあ出勤前のシーン。
   今日は朝ご飯、姉ちゃんが普通に作ってる。
   トースト、卵、ハムエッグ。
  (↑セッション中は気にしてなかったが不思議な組み合わせだ)

華月:なに、チョコバナナって、わざと?

GM:うん。

奏:喜んでいいのかな………

愛音:なんか不満だね、甘くないと…

奏:いや、チョコバナナの甘さはいらない!

GM:という食事の後、UGNへ向かってる途中。

愛音:でも、気をつけてね。この状況は安全とは言い難いから。

奏:それなら、なおさらUGNの方が安全でだろ。それに箕島さん達に話もあるし。
  それより、姉ちゃんはこれからどうするの? 明日以降だけど。

愛音:………そうね、もう監視の必要は無いし。
   ……任務を解かれてハウスに戻ることになるかな。

奏:ハウス?

愛音:え〜と、UGNに育てられた子供達が育てられる所よ。
   そこで、また任務を受けて誰かを殺したりもするのかな……

奏:そうなんだ………また、会えるよね?

愛音:………この街にいる限りは会えるだろうけど………

奏:姉ちゃんは、そんな別れを何度も経験してるんだ?

愛音:そうね。そういう生き方しか教えられなかった。

奏:でもさ、2年間いっしょに暮らして来たじゃん。箕島さん一つだけ良い事を

  言ったよ。「その2年に嘘は無い」って。

 

シーンの外

箕島:他にも言ってるぞ!

GM:何回か言ったような……?

奏:例えば?

箕島:………………

 

愛音:私は、この任務を渡された時は、「何で私が」って思ったわ。
   もともと、戦闘や調査の任務が多かったからね。

奏:不釣合いな任務だったんだ。

愛音:自分の役を作って。

奏:……もう少し、普通の役を作ろうよ。

愛音:何か言った!?

奏:い、いや何も言ってない。

愛音:ま、楽しかったんだけどね。

奏:…………これが終わっても一緒に暮らすことって出来ないのかな……

愛音:…………できないかもね。そうね、苗字と年齢は少し変わるかな。

奏:一つ聞いていい? 俺は姉ちゃんのこと家族だと思ってるけど……姉ちゃんは?

GM:つかつかと、寄ってくる。

奏:悪い事、聞いたかな……

愛音:あなたって人は…………そこまで鈍感なんですか……

奏:ごめん……言葉で聞きたくて……不安だったから……
  だって、1人だけになるのは……嫌だから………

愛音:そうね、私も初めてそういうことがわかったわ………あなたと一緒に生活して。
   だから、とりあえず、生きて帰ってきなさい。

奏:わかった。……その後の事は、その時に考えよう。
  (明るい口調で)25日の誕生日には、おいしい料理期待してるよ。
  真っ当な料理を作れることもわかったし。(←いや、ハムエッグだ)

愛音:ええ。

奏:さて、そろそろUGNか、実は華月先輩以外はよく知らないから、
  話す機会があれば、話をしたいし……
  いや、正確には悪い面ならかなり知ってるか……

 

シーンの外

華月:君は華月先輩の何を知っているんだ?

奏:二重人格、表に希望あり、裏が出たら、さっさと黙らせるが吉。

 

愛音:じゃ、頑張ってきなさい。

GM:これは、UGNの敷地内で別れた、でいいよな?

奏:ああ。

箕島:そのころ俺は中庭で休憩中。

奏:そして、そっちに気付いて移動する。何やってるんですか?

箕島:ああ、仕事を終えたところさ。

奏:詳細は?

箕島:メールで送っただろう?

奏:なるほど、助ける手段とかは?

箕島:聞きたいかね?

奏:当然。

箕島:私の予測では………無い!

奏:そうですか………それは、やっぱり都合の良い魔法ではなく、
  正面から説得しろ、ということですか………

箕島:何が?

奏:水月先輩を助ける方法……もしかして、それも含めて無いと言ったんですか?

箕島:いいか、彼女は非常に危険な存在だ……

奏:ええ、それはわかっています。

箕島:私としては、出来れば…………アレだ…………

GM:その笑顔はなんだ?

箕島:あの賢者の石は危険すぎる。

奏:はい…………

箕島:残しておくには危険だ。

奏:あの……話を聞いてると、華月先輩もターゲットにしてません?

箕島:…………そうだな。…………我々はやらねばならん…………

 

シーンの外

一同爆笑

華月:僕、殺られちゃうんだ!?

 

奏:俺にもやらなきゃならないことがあります。あなたを止めて、水月先輩を説得
  するだろう華月先輩の手助けです。

箕島:待ちたまえ。それが、本当にこの街のためになることか?

奏:あなただって、自分の大切な人が、その立場にいたらどうします。
  聞いた話じゃ、家族が……

箕島:もちろん、助ける!

奏:ほら、みんな、同じ気持ちなんです。

箕島:人間は………そんなに強くない………

奏:強くなろうとしている人間の手助けは!?

箕島:そ、そうだな……昔はそんなこともあった………

奏:あんた、まだまだ、若いだろうが!

箕島:そうか、君の瞳は私には、………つらすぎる………若さとは………いいなあ。

 

シーンの外

一同爆笑中

華月:お前、弱すぎ(笑)

GM:ダメ人間だ(笑)

華月:現実から逃げすぎ(笑)

GM:娘を全員さらったのは失敗だった、いれば

娘:パパの馬鹿!

GM:って、殴れたのに。

 

奏:……箕島さん、口で、何と言おうと、明日は行動で示すと信じてます。

箕島:ああ、私は、やる時はやる男だ!

奏:信じてますよ!

箕島:ああ、信じろ!(ぽそっと)だが、やらねば、ならんことがある………

 

そのまま、別れようとした、箕島と奏、だがその時箕島が、声をかける。

「君なら彼らの力になれる……私は私のやれることをやる」

 

 

シーンの外?

そして、その後、箕島はここにはいない娘の声が聞こえた気がした。

千草:パパ、しっかりしてよ!

千春:パパは私たちのパパでしょ!

箕島:あ〜〜〜! パパは〜〜〜〜!

二人:もっと格好いいとこ見せて!!

箕島:これは………………仕事なんだ………………

一同大爆笑

華月:もうカット!!!

 

 

ミドルフェイズ14 〜それぞれの決戦前日:戦いの裏方〜

GM:で、最後に夜霧さん、シーンは?

夜霧:そうだね、100はすでに突破している……なら怖くないね(笑)
   UGN支部へ行って支部長と会う。 支部長〜、どうですか?

支部長:(やつれ果てて)……これほど、虚仮にされた支部も少ないだろうね……
    示しがつかんよ………

夜霧:まったくですね〜、と言いながらデスクワークを手伝う。

支部長:やっても、やっても終わらんよ。一体どういうことなんだか………

夜霧:まったく……苦情も多いですね〜。

苦情:君のとこの箕島君はどうなってるんだ!?

支部長:いや、彼は……やる時はやる男だが……それ以外は……
    まるでマンガン電池のように……

夜霧:全然、光明が見えませんね〜、この書類。

支部長:君も大事な時期だというのに、申し訳ない……

夜霧:本当に、今じゃ暇を何とか見つけて、勉強してますよ。と大学ノートを出して見せる。

支部長:君も努力家だね。

夜霧:いえ……あ! その明細書はこっちでしょう! 捨てるのストップ!

支部長:……ああ、箕島君のでね……つい。

夜霧:……ああ。わかりました。
   支部長、私が帰ってこなかったら、名前は消しといてくださいね?

支部長:何処のかね?

夜霧:……………はあ(溜め息)いい人過ぎますよ?

支部長:ま、書類上から名前だけは消しておこう。

夜霧:お願いしますよ。

支部長:それ以外のことはせんよ……何もな。

夜霧:は〜、仕事も勉強も自分でするしかない、ですか。
   じゃ、後々楽をするために、もう一頑張りしますか。

 

彼女はそのまま仕事を続ける。今までこのスタイルでやり遂げてきた。
今回も問題は何もない。
オーヴァードの力をコントロールすることにかけては、他のメンバーとはキャリアが違う。

 

 

ミドルフェイズ15 〜それぞれの決戦前日:涙雨〜

華月:もう一度シーンを。先ほどの続きで、アクセサリーショップから出たところだ。
   は〜、だいぶ時間かけちゃったけど、そのぶんいいもの買えたし、
   中身は知ってるけど、それでも楽しみのしといてよ。

水月:うん。そうだね。

GM:と、その時、ポツ、ポツと雨が降ってきた。

水月:あ、雨!? 傘、持ってきてないよ。

華月:そこのコンビニで傘を買ってこう?

 

傘を買い、再び歩みを進める二人。

 

水月:もっと寒ければ雪だったかな?

華月:確かにね。でも、このまま雨も降りつづけて、気温が下がれば雪になるかもね。

水月:そうかもね。

華月:その場合はホワイトクリスマス……出来すぎかな。

水月:そうかな?

華月:………確かに、そっちの方が素敵だね。

水月:なんだか、涙雨みたいだね……

華月:まあ、だとしても、今日降るのは、場違いかな?

水月:どうして?

華月:今日は何も悲しい事はない、そうでしょ?

GM:そこで、隣からパシャッという音がした。横を見ると彼女が傘を放り出している。
   そして、ずっと、うつむいている。

華月:どうしたのさ? 急いで傘を拾って、彼女が濡れないように差す。

GM:そうすると、さらに、うつむく。

華月:風邪ひいちゃうよ? どうしたの?

水月:………………どうすればいいんだろ?

華月:…何が?

GM:彼女は顔を涙で濡らしている。

華月:ハンカチを取り出して、顔を拭く。

GM:さわった感触がすごく冷たい。

華月:………何に悩んでいるのか教えてくれないと、どうしようもないよ。

水月:………………私にもよく、わかんないよ………………

華月:もし、悩んでるなら、明日来てくれい方が嬉しいかな……
   そのまま友達とカラオケに行ってくれると、すごく嬉しいよ。

水月:………………それは、無理かな?

華月:………………どうして?

水月:………………不安だよ………どうしようもなく…………

華月:傘を差したまま、抱きしめて、それを抑えるのが人間だよ。
   僕は、昨日からだから、君ほど辛い目には会っていない、
   でも、このまま流されて終わり、ってのは悲しすぎるよ。
   ………………そうじゃないかな?
   少なくとも、君と会ってからの2ヵ月はすごく楽しかった。
   そして、それを終わりにしたくないんだ。

水月:………………そうだね………………

華月:まだ2ヵ月だ、お互いを知るには短すぎるよ。
   これで、終わりなんて、僕は嫌だ………………

GM:その後ポンと胸を押される。

水月:頑張ってね。

華月:そんな簡単に(苦笑)でも、僕は君を信じてる。

水月:(軽く笑いながら)すごく照れくさいね、そういうの。

華月:しょうがないよ、僕だって、こんな事をいうのは初めてだ。

水月:ねえ、やっぱり……今、貰っちゃダメかな? プレゼント。

華月:それは、駄目だ。今、渡したら、さよならになっちゃう。

   楽しみに待っててよ、明後日を。

 

水月は傘も差さずに景色へと消えた………華月は確かに誓う。静かに、しかし力強く。

 

 

 

クライマックス 〜決意の力〜

GM:約束の日、六時くらいで。

華月:では最初に登場、(ころころ)侵食値99。家を出たところ。

GM:じゃあ、車がついた。

箕島:(登場)パアアン!(クラクション)

華月:………一日縛られてるんじゃ、なかったんですか?

箕島:乗りたまえ。

華月:社長席なんか好みですね。と言って、彼の後ろに。

箕島:彼女はどうだったんだ?

華月:さて、わかりません……分のいい賭けじゃありませんね。

箕島:最後に聞こう。君に覚悟はあるか?

華月:覚悟……する必要があるんですか? 僕は最後まで彼女を信じますよ。

箕島:ならば、一つ、面白い話をしよう。奴らジャームが、何故ジャームになるか……

華月:聞きましょう……

箕島:我々、レネゲイドに感染した者達が、自分を保てるのは、
   人との心の繋がりがあるからだ。

華月:とてもじゃないですか、昨日、今日、ストーカーをしていた人間の
   台詞とは思えませんね。

箕島:見くびってもらっては困る。彼女を救う方法がもしあるとすれば、
   それは……君の……ラヴの心だ!

華月:ははっ。照れくさい事、いいますね。

箕島:誰もが、彼女を信じなくなれば、彼女は日常に帰って来れない。

華月:信じていない人間の筆頭がそれをいいますか(苦笑)

箕島:私も昔は………いや、思い出話は止めよう。

華月:ならば、邪魔だけはしないで下さい。

箕島:安心したまえ。

GM:といって車が次の場所へ。

夜霧:では、今度はこちらが。寒いな〜。あ、助手席失礼しますよ。

GM:この二日間、あなたがもっとも座りなれた助手席。

華月:ずいぶん手馴れてますね。

夜霧:この二日間ここを暖めてましたからね。

箕島:そういえば、賢者の石の調子はどうかね?

華月:そう、問題はありません。

箕島:その力は強大だ。

華月:まるで、経験があるかのようですね。

箕島:私も昔はな………

夜霧:昔話はここでは、止めにしましょう。

GM:そろそろ……

奏:家の前で待ってるよ(ころころ)ジャスト100。

華月:車の中から、奏の隣にいるであろう愛音に、ひらひら〜、と手を振る。

GM:こっちも、ひらひら〜、と降り返す。

奏:……そういえば、先輩のことを忘れてたのは演技だよね?

愛音:さあ? どうでしょ〜?

奏:ま、いいや。じゃ、行ってくるよ。

愛音:いってらっしゃい。

華月:じゃあ、隣に奏が乗ったときにメールを打って送信する。
   その後、さて、全員そろいましたか。

奏:みたいですね。

華月:そこで、愛音嬢にメールが届く。「さよならです」

GM:そんな所で車は走り出す。まだ窓の外で雨が降ってるね………

奏:箕島さん……心変わりは? いや、口でいうことではありませんか……

 

そして、彼らは研究所へと辿り着き、中へ足を踏み入れる。そこが、決戦の場
そこには、一見何もなく篠崎の声だけが響く。
その声に従い、足を踏み入れたのは、地下へと続く階段だった。

 

篠崎:ようこそ私のラボへ!

夜霧:そこの様子は?

GM:篠崎は白衣を着込んでいる。そして、地下の暗闇に目がなれた頃に気付く。
   奥には、磔にされ、目隠しをされた、箕島の家族と水月が。
   そこは、広い空間だね。どう見ても戦闘のためのフィールドだ。

篠崎:さて、四対一は少々きつい、一つ私も強化しようか……

次の瞬間、篠崎は磔になっている箕島の娘、千草からレネゲイドクリスタルを抉り取った。

箕島:千草ーーー!!!

そして、静かに、眠るように、死んでいく千草。

奏:また、家族の前で人を殺めるのか!

篠崎:些細だな、さて、もう少し彼女のものは成長させるか………

GM:と言って、水月の拘束を解く、しかし拘束を解かれた水月の眼は虚ろで、
   とても、正気には見えない。

華月:彼女に何をした!?

篠崎:くくくくくっ。私を倒せば、元の戻るよ。

華月:一つ聞こう。 何故彼女にレネゲイドクリスタルを埋め込んだ?

篠崎:ふっ。 そこに彼女がいた、それ以上に理由が必要かな?

華月:哀れだな……1人で様々な物を求め、その果てに強くなったと錯覚し。

篠崎:錯覚? いや、私は強い。私の研究で手にしたこの力、断じて錯覚などではない!

華月:なら……1人を強さと錯覚するような奴に負けはしない。

篠崎:ならば、認めさせてやろう、私の研究を! 力を! 四人であの世へと逝け!!

夜霧:その前に、あなたがあの世に行く事になるかしらね。

奏:あんたの強さも、主張も、何もかも、認める気はない。
  何より、あんたは家族の仇だ。たった一つ姉ちゃんと会えた事は
  感謝してもいい。だが、免罪符には遠い!

裏華月:(←ここで変化)さて、ショータイムの始まりと行こうか!
    あのお嬢ちゃんのことは、ひとまず置いといて、
    てめえは、ぶち殺す!

篠崎:はははははははっ! なかなか、面白いことを言う少年だ!

裏華月:同じ独り者ならば、自分の思いの強い方が勝つってね!

篠崎:(箕島に向かって)そちらの君はどう思うかね?

箕島:ラボの裏へこそこそと、回り込もうとしていた所で、呼ばれて振り返る。

篠崎:君はよほど、もう1人の娘も死なせたいらしい。

箕島:お前はまだ勝っていない。

篠崎:だが、勝つ!

箕島:君はまだもう一つの石を手に入れていない。それが敗因となるだろう。

篠崎:それは君達を倒してからでも、問題ない。

箕島:しょせんは研究者、それが限界か………

 

そして、戦いは始まった、まずお互いのワーディングでその空間に圧倒的な
プレッシャーがかかる。侵食値が最低でも99というPCに長期戦はありえない。
初手から全力の戦いが始まる

 

篠崎と水月はそれぞれ別のエンゲージで待ち構える。
対して、PC達は、水月に裏華月が相対し、篠崎に裏華月が向い、
箕島と夜霧は後方のエンゲージで援護体制に入った。

 

まずは敵味方ともに、自身の能力を最大限活用可能な状態にした。

 

夜霧:まず《ダークマター》で、付近の重力を操作。

裏華月:マイナーで《氷剣》使用。氷の剣作成。

奏:《破壊の爪》《完全獣化》真紅の竜へ変身。

 

対して、

篠崎:《ダークマター》による重力操作。

もう一人の水月は、待機を選択、しばしの間、裏華月との睨み合いが続く。

 

状況を早々に動かしたは、奏を葬りに来た篠崎だった。

篠崎:《漆黒の拳》《コンバットシステム》《急所狙い》《魔王の理》
   重力を操りつつの拳の一撃! 達成値67………ダメージは55点

この一撃で奏は意識を失う。

 

前衛が戦闘を続ける間、

箕島:《ファクトリー》《止らずの舌》で強制的に相手に質問をする。
   さあ、答えてもらおう、賢者の石を取り出す方法は?

篠崎:簡単な事だ。物理的に取り出せ! それだけだ、もっともレセプターは死ぬがな。

箕島:貴様の弱点は!

篠崎(GMの素):遠距離攻撃。

箕島:みんな聞いたな!

一同:無茶だ!(主力の二人が完全な前衛だった、唯一の攻撃系後衛は相性が悪すぎた)

 

次に状況が動いたのは、待機を続けていた水月が動いた時だった

水月:《要の陣形》《熱狂》《ファクトリー》

この能力は肉体系の能力を跳ね上げる代わりに、精神系の
能力を格段に下げる効果をもっている。これで……

夜霧:抵抗失敗! RCを利用した攻撃はほとんど使用不能。

PCは一人がほぼ無力化された。

 

この間に4人中2人が無力化され、窮地に陥りかけたが、

奏:オーヴァードの力を解放。立ち上がる! 
  支部長さん……憧れるだけでは駄目なんだよな……(←ロイス消失で蘇生した)
  さっきのお返しだ!

 《炎の剣》《炎の理》《ブレインコントロール》(ころころ)65。ダメージは56点!
  さらに、メジャーで炎を消化しないかぎり毎ターン追加ダメージ。

 

この一撃で何とかPC達は持ち直す。

GM:くっ、どうしよう?

PL達:いいから、火を消せ。

GM:誰が消すか! 攻撃なり、移動なりにメジャーは使う!

 

結局篠崎は、奏との白兵戦を嫌い、エンゲージから離脱、後方へ引いた。
だが、そこへ箕島と連携した裏華月が、水月をすり抜けて追撃を行い、
夜霧も後方からの攻撃を試みる。

 

箕島:《ファクトリー》《狂戦士》華月を援護! 華月君、やれ!

裏華月:《炎の剣》《ブレインコントロール》《ペネトレイト》達成値46!

篠崎:この輝きを見ろ(←賢者の石使用)回避成功!

夜霧:だが、そこで、あたりの漆黒の重力球が白く輝き、相手を照らす。
   ロックオン、拳銃による銃撃、《天からの眼》(ころころ)18。

篠崎:なめるなっ! 回避成功!

 

篠崎が連続攻撃をしのぎきったところで、再び事態が停滞し始める。

水月が待機した事もあり、それを警戒して裏華月が待機。

対して奏は移動して接敵、篠崎へ再度、攻撃を行う。

 

奏:《炎の剣》《ブレインコントロール》達成値49。

篠崎:そんなものっ! 回避成功。

 

お互い決め手にかけたまま、戦闘が続く。
その中で、次に積極的に仕掛けたのは箕島と裏華月だった。

 

箕島:華月君、君は本当に大切な存在が何かをよく考えろ。《ファクトリー》《狂戦士》

華月:(ここで人格の変化)……そうだ…このままじゃいけない。
   力だったら、全てくれてやる。だから、僕に平和な生活を取り戻す力を!

 

ここで水月が不思議な行動を取る、華月の援護をするかのように……

 

水月:《熱狂》使用、対象は華月。(←白兵戦を得意とする華月は攻撃力増加)

華月:さらに賢者の石使用! これが最後の一撃だ!!!

 

紅蓮を纏った氷剣の一撃、それは篠崎を完全に両断し内部から細胞を死滅させた。

 

篠崎:馬鹿な……私の力は完璧だったはず……何より……水月……

華月:あなたの負けです……彼女は人間です。あなたに作られた感情では
   一人ぼっちのままです!

篠崎:…………私はもうすぐ死ぬ…だが、君たちがレセプターである限り、
   第二、第三の私が現れるぞ!

華月:守りつづけますよ、ずっとね…………

篠崎:できるかな……………

GM:そして、少しづつ砂となっていく篠崎。

箕島:力を振るうには理由がいる………そして、力の強さはその理由で決まる。
   それがお前の敗因だ。

篠崎:…………そうか…………君たちの勝ちだ……………………

 

篠崎は最後に言い残し、完全な砂となって消えた。
その後には 突然眠り込んだ、水月を抱きしめる華月の姿があった………………

 

 

 

エンディング 〜ではなく、その前に〜

GM:さあ、自我判定だ!

一同:………………………………(ころころ)(←全員果てしなく高い)

 

 

 

エンディング1 〜帰る場所〜

GM:場所はUGNの支部長の部屋。君はそこに呼ばれた。

支部長:すまないことをした。完全に巻き込んでしまったね。

奏:いえ、むしろ感謝しています。少し立場が違うだけで、自分の事でしたし。

支部長:それで質問だが。君はこれからどうするのかね?

奏:身の降り方ですか………

支部長:ここで働く気はないかな?

奏:……突然、日常が崩れ、非日常へと変わってしまう……そんな人間は
  俺や華月先輩以外にも、存在するんですよね。
  そういった人たちを手助けすることが出来るのなら、そうしたい。

支部長:よくわかった。君は今日から、このUGN、S市支部のエージェントだ。
    それから、住む場所だが、今までの家を使いたまえ。

奏:そうですか、それと、もう一つ……姉は、どうなるんでしょう。
  今の任務は解除でしょうが………

支部長:それは秘密事項だ。チルドレンについて教える事は出来ない。

奏:チルドレン……それがハウスとかいう?

支部長:彼女はUGNで人工的に育てられた存在だ。
    その成り立ちからして、普通の人間とは異なる。
    人を殺す事、それに特化した存在だ。

奏:そんなことはありません。2年間一緒に過ごしましたが。

支部長:ならば、それは2年の間で変わったんだろう。

奏:同じ人間、ということですよ。

支部長:そうだな。

 

そして、UGN支部を後にする奏。今は家に帰って姉と話したい。
そう思っていた………

 

GM:そして、家に辿り着く。

奏:姉ちゃん、帰ったよ。

GM:しかし、返事はない。

奏:…………………嘘つきなんだから………約束したのに………

GM:だけどそこで、ガチャリ、と扉が開く。

愛音:ただいま〜。

奏:姉ちゃん!? 帰ってきたの!?

愛音:何よ? ここは私の家よ?

奏:………本当に?

愛音:ええ。

 

帰ってきた愛音の買い物袋に入っていた、大量のチョコレートとバナナを
見ながら、何故か安堵が込み上げて来る。以前はあんなにも不安だったのに。
「ケーキを作るんなら手伝うよ」
「…………変な物は入れないでね、奏」

 

 

エンディング2 〜新たな任務〜

箕島:時間は数日後、教会の前に高級車が止っているところから。

GM:そこは、だれもいない教会、あなたは一人たたずむ。
   そこに、一人の神父が背後から現れた。

神父:どうかしましたか?

箕島:そうですね……では神父様、人が救われるには何が必要でしょうか。

神父:救いについて、ですか……

箕島:私はある仕事についていました。……この世界を守るための仕事です。
   笑っていただいても構いません。ですが、それに迷いが生じました。
   私が働く事によって、不幸が生じるのではないか、と。

神父:ですが考えて見てください。あなたが世界を守るというその仕事に携わる
   ことで、不幸になる人が存在するのは真実かもしれません。
   ですが、その反対に幸福になる人が存在するのではないでしょうか?
   あなたが、不幸の責任のみを背負う必要はありません。

箕島:ありがとうございます。これで決心がつきました。

 

箕島:今度の場面は警察。机の上には辞表が。

上司:な!? 箕島君……理由は?

箕島:一身上の理由です。私には警察官を続けることが出来ません。

上司:何故だね…………

箕島:私にはこの力は重すぎる。

上司:そうか…………

箕島:これはお返しします。

上司:……そこまで言うのなら、引き止めても無駄だろう。

箕島:ありがとうございます。

上司:この仕事をやめるのに当然理由があるだろう。だが、諦めてはいないだろうね。
   最後まで、君らしく生きなさい。

箕島:人生とはそれぞれです。……人が皆、強い訳ではない。
   私が力を振るう理由、それがなくなったのです。
   一言で言うなら、任務が無くなったのです。

上司:……そうか、君のような人間が何の任務もなく、生活をしているとなると、
   警察官として、不安でならない。よって、最後の任務を言い渡そう。
   奥さんと娘さんを決して悲しませるな! これが任務だ

箕島:無言で敬礼して去っていきます。

 

上司の敬礼を背中で感じながら去っていく箕島。
その背中は力強かった。彼が自分の強さに気付くのはそう遠くない
未来だろう。彼に大切な家族がいる限り……

 

 

エンディング3 〜日常と非日常の狭間〜

夜霧:大学構内の食堂で。

GM:試験が終わったばかりの時期、周囲に人の気配はほとんどなく寂しいものです。

夜霧:試験も散々だったし。厄介な任務だったわね〜。

GM:としていると携帯に連絡が、「重ね重ねすまないが………任務だ」

夜霧:は〜〜、ご飯もゆっくり食べれないとは……因果なものですね〜。
   とりあえず、すぐに向かうんで、ちょっと待ってて〜。

 

彼女にとって休息と呼ぶことの出来る期間はひどく短い。
だが、それでも、任務に全力であたり、日常にも自分の居場所を持つ。
彼女こそが、オーヴァードとしての最高の実力者なのかもしれない。

 

 

エンディング4 〜幸せの形〜

GM:時間はあの決戦の後、他の人間はもう帰っていった。そこに残り、

華月:こんな力がなければよかった、こんな石がなければよかった……
   でも、彼女に会えてことは幸せだった……
   まだ、眠っているみたいですね、お姫様は。

GM:そして、12時を告げる鐘が聞こえる。そんな中、目覚める少女。

華月:お目覚めですか、お姫様。

水月:………おはよう。

華月:挨拶が違います。この場合は、Mary X’masです。

 

雪が降る、それは静かな祝福、一つの短い物語が終わり、
長い日常が戻ってくる。

 

扉は閉じた……だが、隣にある。それでも彼らに不安は無い。鍵は彼らの手にある。

 

Fin    

 

 

 

 

 

 

 

メリー クリスマス………から、はや2ヵ月以上………
ごめんよ〜〜klaha、間に合わなかった……………
以前、UPされた、百鬼夜翔とウィッチクエスト以外にも、
クリスマスリプレイの企画は他に2つ、計4つくらいあったんですよね〜〜

それらのうちでセッションをしたのは3つ、クリスマスに
UPされたのは2つ、そこで完結したのは1つ…………
いや、deal様は偉いね。

で、もうお気づきでしょうが、これはクリスマスリプレイの一つのはずでした。
そこから、流れ流れて2月5日にUP、という予定だったんですが、
よんどころない事情(いや、この前のリプレイ担当が〆切り破ったんじゃないよ、
なにしろ、前回の担当は偉いdeal様だから)により、予告編だけ先行して
急遽UPされたりと、手間のかかったリプレイでした。

さて、後は感想など、元々これは万華鏡が「プレイヤー視点でリプレイを書いてみたい」
と思って、はじめた物です。ちょうどklahaがリプレイにしてもいい、と言ってくれた
事もあり、そこに甘えさせてもらいました。

いや、中々楽しかったですね。GMの矛盾とかを発見しても、「あ〜俺じゃないし」
とか、思いながら気軽に修正できるし、突っ込みも無責任に入れたし。
ただ、逆の苦しみもあったかな。やっぱり自分のロールプレイは聞いてて恥ずかしかった。
ま、いい経験が出来ました。機会があればまたやるかも。

じゃあ最後に裏話(というほど、大げさではないが)でも。
今回PL達は、全員自分のコードネームを考えてました……が、
読んだ方はご存知の通り、二人はコードネームなんてあるはずも無く、
一人は、「あるかどうか微妙、というか多分無い」で、
実質、あるのは一人だけ、その一人もコードネームで
呼ぶ機会がなく、本文では触れられていません。

よって、キャラ紹介では最終的にカットしましたが、何となくここで公開。

華月 直純  朱い氷(ブラッディアイス)
夜霧 紅葉  矛盾(コントラディクション)
箕島 薫   アイム・ア・ハーザー
音崎 奏   魂の音(ビート・オブ・フレア)

じゃ、この辺りで、しかしこのリプレイ、とんでもなく長いけど、
あとがきも長いな………

PS.ウィッチは何時かな? 楽しみだ。