さて、おまたせしました。ダブルクロス前編 〜過去からの闇〜

ついに完成。ぎりぎり公約通りです。

では、日常に開いた非日常の物語、お楽しみください。

 

 

 

ミドルフェイズ2 〜相棒?〜

箕島:では、さっそく先ほど言った情報収集をします。技能は情報:警察で。

GM:いいよ、ただしオーヴァード関連はわかんないよ?

箕島:それでOK(ころころ)24。

GM:余裕。

箕島:次に情報:ウェブでメールアドレスを調べてメールを送ります。

GM:え〜〜と。

箕島:「コネ:情報屋」があるから問題ない!

GM:ま、いっかあ。

箕島:(ころころ)10。

GM:名前はわかった。華月直純、家族構成や、年齢等、
   それにメールアドレスや電話番号もわかった。

箕島:よし、電話だ。

華月:非通知着信拒否なんで。

GM:ツーッ ツーッ

箕島:公衆電話は?

華月:そんな無礼な電話には出ない。

箕島:しかたない、家の留守番電話にいれとこう。「娘を返せ」と10回くらいつぶやく。
   では任務に向かうか。

GM:あなたはUGNの支部長室に呼ばれてます。それと、夜霧。

夜霧:強制登場か。

支部長:入りなさい。

箕島:失礼します。

支部長:簑島君だね? こちらに来なさい。

箕島:はい。それで、妻と娘は?

支部長:それなんだが、君の家族はオーヴァードだね?

箕島:ええ、もちろん。

支部長:ふうむ………

箕島:何を訳のわからないことを言っている! 俺にわかる様に説明しろ!

支部長:待ちたまえ。もう一人来る事になっている。
    ……おや、来たようだね、入りたまえ。

夜霧:失礼します。

支部長:よく来たね紅葉君。

夜霧:(横を見ながら)支部長、何か用があるんですか、…この不審者に。

支部長:…不審者?

夜霧:まあ、気にしないで下さい。

支部長:今回君と組むのが彼だ。

箕島:箕島と申します。

支部長:安心したまえ、彼は警察の人間だ。

夜霧:……………(ぼそっと)警察………

支部長:詳しい話に入ろうか。

 

支部長は村(夜霧オープニング参照)についての説明をします。
その村は表向きダム建設で立ち入り禁止になっていますが、
実際は、オーヴァード関連の研究事故により、村全体で《ワーディング》
現象が起こっているとのことだった。

そして、彼ら二人にある研究資料を取ってくるように命ずる。
その研究資料は、レネゲイドクリスタルの量産方法。


箕島:話が見えないな!? その村に行けば妻と娘がいるのか!?

支部長:そうだな、順を追って説明しよう。

箕島:拳銃の引き金に指をかけてます。



レネゲイドクリスタル〜賢者の石〜はオーヴァードに圧倒的な能力をもたらすが、
誰でも、身に付けることができるのではない。
レセプターと呼ばれる一部のオーヴァードだけだ。
そして、今回の研究を狙っている輩がUGNやファルスハーツ以外に存在
している様なのだが、彼らは、研究資料と同時に、レセプターも狙っている。

そして、君の家族がレセプターである可能性が高い。



夜霧:で、私はそのクリスタルをどうすればいいの?

支部長:実際にクリスタルが存在したなら、持ち帰るんだ。

箕島:そのクリスタルは大きな力をもたらす、という事だったな?

支部長:ああ、だからこそ、早めに確保する必要がある。

箕島:確かに第三者に渡すのは危険なものだ。

夜霧:コイツと組むのもビミョーだな〜と思っときましょう。

支部長:どうしたのかね?

箕島:(夜霧に向かって)我々の力はあまりにも強大です。
   それが制御不能な存在に渡っては大変な事になります。

夜霧:わかりましたよ。

支部長:出きる限り早く。

箕島:もちろんです。

支部長:まあ、ここから村までは車で一時間程です。では、後は頼んだよ。

夜霧:了解です。

箕島:お任せください。必ずや、私の手に……我々の手に。

支部長:……(夜霧を見て)頼んだよ。

夜霧:ちょっと困った顔をしつつも頷きます。

支部長:そういえば、箕島君、武器は持っているのかね?

箕島:え?



シーンの外

奏:(キャラシーを覗いて)レネゲイドチェッカー、ワーディングマスク、
   高級車、コネ、コネ、コネ。…さっきの拳銃は?

箕島:…指を突き付けてたんだ!

奏:引き金って?

箕島:……北斗神拳に決まってるじゃないか。



箕島:私には、情報があります。

支部長:それはあちらでも役に立つだろうが、拳銃くらい持っていきなさい。

箕島:では、ありがたく使わせてもらいましょう。
   パキュン! おっとセーフティが………
   安心してください、拳銃の扱いには慣れています!

支部長:そ、そうだな……君は警察官だ……

 

そして、出て行く彼ら……不安要素の濃さなら勝てる存在はいないだろう……

 

 

ミドルフェイズ3 〜少し前と、ずっと昔〜

GM:さて次は奏のシーン

奏:ん、侵食値がダイスボーナス直前。

GM:そういえば、変な幻覚を見たりするって、姉ちゃんの方には言ってる?

奏:「嫌な夢を見る」くらいには言った。

GM:ちにみに料理はそっちがしてるんだよね?

奏:ああ。

GM:OK じゃ、料理作ってるところで声がするよ。

愛音:奏〜、前、変な夢を見るって言ってたけど、
   最近それはどうなったの? あと、どんな夢?

奏:ん? 時々見てるよ……そう言えばGM、オープニングで消された記憶に
  フラッシュバックの光景は含まれてるのか?

GM:いや、その事は覚えてる。

奏:了解、じゃ、改めて。え〜と、田舎の方で遊んでる風景かな?
  確認だけど、俺たちってそんな田舎にに住んでた事あったっけ?

愛音:田舎には住んでたけど……すぐに都会に引っ越したしね〜。

奏:もっとも、小さい頃住んでた場所とは違うと思うんだけどね。風景からして。

愛音:(アルバムを持ってきて)5、6歳の頃の写真ならあるけど……

奏:ちょっと覗くけど、風車とか、夢に関係ありそうな写真は?

GM:無いね。

愛音:私たち、けっこう引越しを重ねてるけど………そんな写真無いね〜。

奏:昔の記憶を思い出してる訳じゃないのか。

GM:ここで、ちょっと、知覚で判定。

奏:(ころころ)5。

GM:何も気付かない。

愛音:そんな場所に行った事は無いと思うけど。

奏:そう言えば聞きたい事があったんだけど。

愛音:何?

奏:姉ちゃんの学年だと思うけど、こういった人を知らない?
  といって水月沙那の特徴を説明。

愛音:ああ、知ってるよ。

奏:うん、その人に似た人が夢に出てきて、少し気になってたんだ。

GM:もう一回知覚、目標値は9。

奏:(ころころ)10。

GM:じゃあ、姉ちゃんの顔が曇ってきたのがわかる。

奏:どうしたの姉ちゃん? 男取り合った中とか? 

愛音:そういうわけじゃ、ないわよ。でも、ちょっと説明しづらいかな。
   ま、普通に同級生よ。名前は水月沙那さんだっけ?

奏:いや、名前は今初めて知った。ま、他人の空似というか、
  そもそもが夢だから、実在するかどうかも不明だし。

愛音:そうね。話変わるけど、体の調子はどう?

奏:最近、運動が得意になってさ。あと、なんか感が良くなってきた気がする。
  この前だって、つけてきた男を見つけたし………………
  ……あれ、男?………何時の話だ?……………
  さっきの男? でも、つけられたのは先輩だし……
  え〜と、話を戻すと体の調子はいいよ、ちょっと夢のせいで、疲れてるみたいだけど。

愛音:そう………

GM:姉ちゃん、気分が少し悪くなったみたいで、部屋入っていったよ。
   そこで、さらに知覚判定、目標値は秘密。

奏:(ころころ)7。

GM:そうすると、姉ちゃんの部屋から少し声が聞こえた。
   電話みたい。ただ、奏の名前が聞こえたよ。

奏:俺の名前? ちょっと気になってそっちへ意識集中。

GM:「奏」「記憶」という単語が聞こえる。
   さらに、「三人に」「消去」だとか聞こえた後。
   「流石にそれはまずいんじゃ」と言う声が聞こえた。

奏:気になる。部屋の前まで行ってじっくり聞く。

GM:そうすると、「あの村の生き残り」「この二人をこれ以上引き合わせるのは問題」
   というような台詞が聞こえてる。

奏:いったい、なんなんだ?
  …とりあえず、離れよう、姉ちゃんに勘付かれたくも無い。

GM:じゃ、離れてしばらくしたら、また姉ちゃん顔出すよ。

奏:何事も無かったかのようにしてる。
  姉ちゃん、俺に体がどうとか言ってたけど、そっちの方が顔色悪くない?

愛音:あ、そう? いや、今度の彼がね……

奏:へ〜。

華月:この女の彼氏なんて、クリスマスまでだ、正月は無理だな。

GM:そんな風に話し込んでいると、少しだけ空白の二時間が見えてきた気がする。
   走っているイメージだね。何か思い出しそう。

奏:あの時に俺は何を見た? ……催眠術……ダメだ、詳しくは思い出せない。

 

思い出しそうで、思い出せない、そんなまま日が過ぎていく……

 

 

ミドルフェイズ3.5 〜ちょっと回想〜

GM:さて、次のシーン。

箕島:その前にGM、犯人の顔って見てるんですか?

GM:いや、声はわかるけどね。あとはシルエットかな。中肉中背の男。

箕島:直接は見てないの?

GM:見はしたんだけど、逆光になってて黒いイメージしかない。

箕島:了解。

 

 

ミドルフェイズ4 〜孤独な暗闇に響く電子音声〜

GM:気を取り直して、華月のシーン。

華月:家に帰ったとこだな? ただいま〜、といってもこの時間には誰もいないか。

箕島:メッセージが。

華月:ん、留守電が入ってる。ポチッ。

留守電:ピーッ、1件です……「娘を返せ」…「娘を返せ」………ピーッ

華月:……この人は…

GM:その台詞から現状で何とか思い浮かべれるのは一人。

華月:水月さんのお父さん?……いや、それは無いだろう…でも…ええ?(混乱中)
   怖くなって、彼女に電話。………あ、もしもし。

水月:どうしたの?

華月:急にごめんね。ええと〜、水月さんのお父さんてさ、どんな人なのかな。

水月:えっ? いないよ。

華月:いない?

水月:言ってなかったかな? お父さんもお母さんもいないって。

華月:(あの声は一体……)ご、ごめんね、変な事を聞いちゃって。

水月:構わないけど……大丈夫? 声、変だよ?

華月:な、なんでもないよ、ちょっと、びっくりしただけだよ。
   それに、クリスマスの夜に遅くなったらご両親が心配しないかな、
   と突然思っただけさ。

水月:ああ、そんなの全然大丈夫。

華月:あ、ああ、本当に変なこと聞いてごめんね。それじゃ。

水月:ん、じゃ〜ね〜。

華月:おやすみ。………………だれだ〜〜〜〜〜!!!(絶叫)

 

少しづつ恐怖に呑まれていく華月………………え〜と、なんか違わない?

 

 

ミドルフェイズ5 〜コンビネーション?〜

GM:というわけで、そちら二人、村に来ました。

箕島:(車を運転中)見えてきたな…あそこか。

夜霧:なんで、こんな人と……(ぶつぶつ)……

GM:立ち入り禁止になってるね。

箕島:中々面白い光景ですね、紅葉さん。

夜霧:はい? え〜と…何が……?

箕島:そう言えば、紅葉さんはオーバード?

夜霧:一応ね。

箕島:私は情報収集担当になりますが、あなたはどんな事が?

夜霧:これを出せばわかるかしら? と言って黒い球体を出す。
                    (↑重力操作時に起こる現象)

GM:あなたは、記憶が遡る。あの誘拐犯と記憶が。

箕島:(こいつは? あの時と同じ……)

GM:あなたは知っている。この能力はバロール。

箕島:そうですね…この村は広い、二手に別れて捜索した方がいいでしょう。

GM:おっと、村の入口で警備の人に呼び止められるね。

警備(GM):こっちは立ち入り禁止ですけど。

箕島:ああ、我々、こういうものです。

警備:ああ、話は聞いてます。案内役は要りますか?

箕島:いや、結構です。地図はありますか?

GM:そう言ったなら、用意してくれる。そんな大きな村じゃないよ。

箕島:まだ、ダムとしては機能してないんだよな?

GM:うん。

夜霧:ダムを造る準備だけして、現状保持…ですか。

警備:気を付けてください。村の中は私たち一般人は入ることも出来ません。

夜霧:ま、そういう時の、あたし等でしょ。

箕島:ご安心下さい。といってワーディングマスクをつける。
   対策は万全です。

警備:なるほど、では、頑張って下さい。

 

箕島:さて、さっきも言いましたが二手に別れましょうか。

夜霧:(疑わしそうに)そんなに広いかな〜?

GM:研究所の位置ならわかるよ。

箕島:村の中の探索をお願いしたいにですが。

夜霧:……(なにやら葛藤中)……正直コレ(箕島)の近くに居たくないし…
   しょうがないですね、別れますか、ここで。

箕島:では、連絡があれば、こちらの無線機へ。

夜霧:はいはい。

箕島:(ぼそっと)奴(夜霧)より先に……

GM:とりあえず調べるのは研究所とその付近?

夜霧:ええ。真っ直ぐ行きます。

箕島:ものすごい速さで行きます。

GM:じゃ、まずは箕島、そこは研究所というよりも一見するとただの民家。

箕島:中はどんな感じ?

GM:荒らされたあとがあって、地下に続く階段が見つかる。
   ……レネゲイドチェッカーは装備してる?

箕島:もちろん。

GM:空中の濃度が上がってる。

箕島:なるほど、じゃ、ぐわ〜、と探す。

GM:そうすると、他の資料とレセプターのリストが手に入る。

箕島:ほう。

GM:あなたが見た事のある人間が。

箕島:あれは、確か………なるほど、そういうことか………

GM:そして、ふと気付く、部屋の隅にジェラルミンケースが。

箕島:空くの?

GM:壊せば。

箕島:(発砲)ダキューン! ダキューン!

GM:(夜霧に)そろそろあなた、あっちで銃声が。

夜霧:走っていきますよ、当然。ちなみに警戒も怠りません。

箕島:その前にケースの中を。

GM:八面体の宝石のようなものが一つ。

箕島:じゃ、それをパーンと。(ぱくろうとした)

GM:その前に!

夜霧:何事!(飛び込んできた)

箕島:はっ! ダキューン! どさっ。

GM:何したの?

箕島:自分の頭を撃って倒れ、例の宝石を体の下に隠す。

GM:じゃあ、夜霧の目に映るのは倒れた箕島。

夜霧:ちょ、ちょっと!?

GM:完全に昏倒してる。

夜霧:瀕死か……でも、《リザレクト》が起こってない?
   とりあえず、応急処置を。といって、体を仰向けに。

箕島:何? 仰向け?……じゃあ、その瞬間に《リザレクト》……うっ。

GM:で、カランカランと宝石が?

箕島:うん。(苦しそうに)夜霧さん怪しい奴がそこに……

夜霧:……あれ? でも、入ってきたときは一人しか……

GM:入口は一つ。

箕島:敵の姿は見えませんでした……(ぼそっと)あのクリスタルを何とかして……

GM:そんなことをしていると、後ろから音が。

箕島:何!? 本当にいたのか〜〜〜!? と叫んで立ち上がる。

一同爆笑

夜霧:……あんたね〜。

箕島:今はそんな事を論じている場合ではない!

GM:入口付近に3体のジャームが。

箕島:はっ、いかん!

夜霧:……ま、いいや。

箕島:後ろでサポートしてます。

夜霧:はいはい。

箕島:といって、クリスタルをゲ〜ット!

GM:その前に知覚判定。

箕島:何? (ころころ)6。

GM:拾おうとした瞬間、何かがいる。クリスタルを踏んでいる何かが。

箕島:さらにジャームか!?

GM:挟み撃ちにあってる。

夜霧:しまった……。

箕島:やるしかないようですな。

GM:では戦闘開始。こいつらはトループ(雑魚のこと、この場合3体で1人分の敵)です。

箕島:後ろは私が……

夜霧:……こっちも後衛タイプなんだけど……接近されると攻撃できません。

箕島:大丈夫、こっちには《ショック》といってトループを昏倒させる技が有る。

 

そんな中で夜霧のとった戦法は、

 

夜霧:マイナーアクション《ダークマター》

箕島:あの漆黒の球体は!?

GM:見た事があるね。

箕島:犯人だ!

夜霧:(↑とりあえず無視)メジャーアクション《光の弓》《冥界の檻》《闇の鎖》
                      (↑やたらと回避にペナルティを与えてる)

 

確実に敵を潰しにかかった。……が、

 

GM:《竜鱗》(←回避せずに防御力を跳ね上げた)

夜霧:命中が(ころころ)9。で、ダメージが(ころころ)4………

GM:カキーン!(←無傷)

 

シーンの外

奏:(まだ目覚めてないけど前衛の戦闘系オーヴァード)なあ。

華月:(同上)ああ。

奏:やられるぞ、あいつら。

華月:ま、まずいよ………い、いや待て、期待の星がいる!

 

箕島:《ファクトリー》《ショック》(ころころ)4

GM:回避(ころころ)5。よし! で、敵のうちの一体の行動。
   《騒がしき行列》、逃げ出す。クリスタルを持ってね。
   逃がさないんなら、知覚による対抗判定。

箕島:そういうわけにはいかない。……しかしダイス1個じゃな〜
   ……そうか、誘拐犯へのロイスを消費してダイスを増やすか?

一同笑

奏:ここがどのへんのシーンか理解してるか?

箕島:ん、やめよう。(ころころ)6。

GM:(ころころ)16。逃げた! そして、もう一体の方は攻撃!

 

シーンの外

奏:期待の星?

華月:………さよなら。

 

そして戦闘は………回避に《天からの眼》《斥力結界》、《天からの眼》《斥力結界》
及び、攻撃に《ファクトリー》《ショック》、《ファクトリー》《ショック》
両名膨大に侵食値を上げつつも、なんとか撃破。

 

箕島:ふ〜、私が追っても恐らく役には立てない……行ってくれ!

夜霧:わかりました! こっちは頼みます。

箕島:ああ、ここの資料はまかせろ。整理した後にUGNへ届ける。

夜霧:じゃ、逃げた奴を追いかけます。

箕島:GM、じっくりと資料を探します。

GM:今、村の風景をふと見ると本当に物悲しく感じた。
   もう、回らない水車、枯れた田園、動物の気配もない。

 

結局、彼らはそれ事情の収穫を得ることは出来なかった。

 

 

ミドルフェイズ6 〜高校生は平和〜

箕島:支部長に会いたい。

GM:了解。さっきのシーンからそのままでいいよ。

夜霧:すると、こっちも登場か……

箕島:支部長! 資料を入手しました。

GM:支部長は書類を受け取ったあと、それにパラパラと目を通してる。

箕島:ちなみに、内容は全部メモ取ってあります。

GM:OK

支部長:感染者とレセプターのリストか……なるほど。

箕島:(シリアスに)支部長……(突然、軽薄に)クリスタル取られちゃいました。

支部長:なに〜〜〜!!

夜霧:すいません……

支部長:……(自分を納得させるように)いや、しかたないことだ。
    これが手に入っただけでも、良しとせねば。

箕島:(何故か堂々と)我々も全力を尽くしたんですが。

支部長:次は後手かな。(←何時先手をとった?)

箕島:レセプター…ですか?

支部長:ああ、監視を頼みたい。二人、要注意人物がいる、彼の名前は……

箕島:音崎奏、ですね。

支部長:知っていたか、その通りだ。彼は現在こちらとしても、まずい状態になっている。
    彼はレセプターだ。さらに彼はその記憶を取り戻しつつある。

箕島:なんか、まずいんすか?

支部長:彼は元々あの村の人間だ。
    真実を知るタイミングをしくじれば不確定要素となるだろう。
    そして、もう一人、水月沙那だ。

箕島:GM、こいつ、オーヴァードじゃなかったよね?

GM:あの段階ではね。他にも、レセプターにはオーヴァード以外がなる可能性が
   完全にゼロって訳じゃない。前例が無いだけ。

箕島:では、我々はこれから彼らの監視を行えばいいんですね?

支部長:ああ、頼むよ。

箕島:ええ、監視は得意分野です。

支部長:なるほど、頼もしいな。こちらの資料は研究班に渡しておくよ。

箕島:クリスタルの行方を追って欲しいのですが。

支部長:確かに。それは手配しておこう。

夜霧:頼みます。しかし、油断できないですね〜。私なんか接近されたら、何にもできないし。

支部長:……もしかして、私の人選ミスかな?

箕島:その通りです!(←断言したよ)

一同爆笑

支部長:(自分に言い聞かせて)落ち着け、私。

箕島:では、早速、音崎邸に向かおうと思います。

GM:今、夜よ? 9時くらいの。

箕島:問題ない。

支部長:くれぐれも内密にな。(←不安そう)

 

状況に変化が訪れようとしていた。吉と出るか、凶と出るか………

 

 

マスターシーン2 〜再び鳴る電話〜

「あ、もしもし…ああ、なんとか入手しましたよ。行った時に鉢合わせて
 驚きましたが。あ、これですか? 使い方はいろいろありますが、
 まずはレセプターの体内に埋め込む事が先決でしょう。
 ええ、わかっています。村出身以外にも、この街で生活している者がいるようです。
 ああ、そう、そう、この間誘拐した彼女ら…中々いいレセプターですよ。
 もう石を抜いてもいいでしょう。石は十分に育っています。
 え? 死体のほうですか? そちらの処理はお任せしますよ。
 いいじゃないですか。賢者の石が三つも手に入るんですから。……では。」

 

 

ミドルフェイズ7 〜目的〜

GM:では流れ的に。

箕島:ピンポーン。

奏:誰か着たみたい。

愛音:は〜い。…どちら様でしょうか? とチェーンのかかった状態で。

箕島:奏さんはいらっしゃいますか? 私こういうものですが。警察手帳。

愛音:どういった、ご用件でしょうか?

箕島:調査上のことで、2,3質問が。

愛音:はあ。……そう言えば、あなた、あの時の……

奏:そのタイミングで、玄関まで行く。姉ちゃん、どうかした?
  ………姉ちゃん、その人、あの時の人じゃない?

愛音:だと思うんだけど……

箕島:警察の者です。奏さんにお話が。

奏:俺、外で話を聞くよ。(ぽそっと)姉ちゃん、家には上げないほうがいい。
  あと、いつでも110番出来るようにしといて。

愛音:わかった。

奏:え〜と、外で話しませんか?

箕島:もちろん、構いません。

奏:それは良かった、ちょうど散歩に行く所だったんですよ。
  え〜と、お名前は? と聞きながら、素早く外へ出て、後ろ手で扉を閉める。

箕島:箕島と申します。

奏:簑島さん、何の御用ですか?

箕島:長くなりそうなので、立ち話はなんです。と言って、乗ってきた車を指す。

奏:やばっ!

GM:そう話してたら、家の扉が少し空いて。

愛音:やっぱり家の中で話していかれますか?

箕島:いえいえ、お構いなく。夜分に失礼したのはこちらです。

愛音:ですが、この時間ともなれば、行く場所も無いでしょう。

奏:いや、よく考えたら家の中でもいい気がする……

愛音:では、お上がりください。

箕島:では失礼。

奏:で、話を戻しますが、一体なんでしょう? 簑島さん。

箕島:実は君に聞きたい事が、…(GMに)あの村なんて名前?

GM:………C村。

箕島:レセプターという言葉を知っているかな?

愛音:!!…レセプター…(持ってたグラスを落とした)パリーン。

奏:!? 姉ちゃん? どうした? というか大丈夫、怪我は?

愛音:いや……大丈夫、なんでもないわ。

奏:とりあえず、話は俺が聞いとくから、席は外して問題ないよ。

箕島:大丈夫ですか? お嬢さん。

奏:で、れせぷたー、って何?

箕島:詳しい事はわかってないんだが、レネゲイドクリスタルという物を知っているか?

奏:れねげいどくりすたる? あ〜〜、新手の開運商品はいらないんだけど…

愛音:え〜と、病院に行きます?

GM:姉ちゃんが、だんだんと言葉に刺を持っていってる。

奏:……そういえば、何の事情もわからず話をされる光景に既視感が……
  だけど……いや、レネゲイドクリスタルなんて聞いたことも無い。

箕島:最近誰かに追われたことは?

奏:……そうだ、あの時追われてた、だから俺は走ってたんだ。でもどうして……(ぶつぶつ)

愛音:(ゆさぶりながら)奏っ! 奏っ!

奏:ああ、姉ちゃん…大丈夫、平気だから。
 (箕島に向かって)そう言えばそんなような気も。夢の中かな?

箕島:ほう、それは、いい事を聞きました。
   お姉さん、申し訳ありませんが少し席を外して下さい。

愛音:そうはいきません!

奏:姉ちゃん、というか、この人を家に入れてるのは、まずいって。

愛音:なら、帰ってもらいましょう。

奏:いや、やっぱり、俺が外で話を聞くよ。

愛音:駄目です!

奏:追い返して付きまとわれたら厄介だよ。なら納得させた方がいい。
  一応身分は確かみたいだしね。

愛音:う〜ん。でも。え〜と。

奏:そこまで心配する必要はないよ。

愛音:心配にもなるわよ!

箕島:いや、こんな時間に訪れたのはお詫びします。後日また伺いましょう。

愛音:とりあえず車まで送りましょう。奏、悪いけど、さっきのグラスを掃除しといて。

奏:え? だけど。……(ぽそっと)悲鳴はさっさと上げて。

GM:(箕島に)といった後に、彼女がこそこそと話し掛けてくるよ。

愛音:どういうつもりですか?

箕島:(悪人口調で)いや、何…捜査をね。……市民のための捜査だよ。

愛音:あの子の記憶については、UGNから知っている筈でしょう?

箕島:ははは、もちろんですよ。……彼がどういった人物かもね。
   簡単な話です。彼の記憶が戻った方が私には都合がいい。

愛音:……いったい、どうしたいんです?

箕島:(静かに、ゆっくりと)妻と娘を取り戻すためには、彼の記憶が必要なんです。
   お前達が知っていること、全て吐いてもらうからな。

愛音:…私はUGN関係者ですが。

箕島:それが、どうかしたのか……

 

シーンの外

奏:いや、どうかしろ。

華月:悪役だ……

奏:とりあえず俺の敵は見つかった、奴だ。

 

箕島:お嬢さんは脅迫というものが、わかっていないようだ。

愛音:脅迫なんてした事ありませんから。

箕島:そう言えばあなたも中々面白い経歴ですね。

 

シーンの外

華月:そうだね、男を捨てはしても。

奏:普通に捨てるだけだし。

華月:むしろ、脅迫するのは、捨てられた側?

奏:え?

 

愛音:何のことかしら。……今後一切うちの弟に関わるのを、止めて下さい。

箕島:(相変わらずの悪人口調)そうはいきません……くくくくっ。
   私には、私の、目的がある!
   まあ、次に来る時はお土産でも用意しておきましょう。
   本日はお邪魔しました。

愛音:もう来ないで下さい。

箕島:何を恐れています? 

愛音:弟に対するあなたの存在です。

箕島:本当に? あなたはあの子の、お姉さんなんですか?

愛音:………………はい、そうです。

箕島:ならばいいでしょう。私の思い過ごしかもしれない。

 

シーンの外

GM:誰がゲームマスターだっけ?

一同爆笑

 

箕島:奏君、彼をこの局面で見過ごす訳にはいかない。市民の平和のためにね。

愛音:その割には、悪役じみていますね。

箕島:長年、警察をやっていると、こうなるんですよ。

愛音:そっとしておいてはくれないんですか?

箕島:貴様らが妻と娘を返せばな。

愛音:私たち隠してませんよ!?

箕島:ならば、何故、奴の記憶を隠す?

愛音:奏はオーヴァードとして覚醒していない筈……

箕島:ふっ、昼間に会った時より、ずいぶん侵食値が上がっているようだが?
   あなたは気付いておられない。あなたの弟さんがどういう存在なのかを!
   ……レネゲイドというものを甘く見てもらっては困る!
   あなたも、その力を手にした時から平穏な生活など諦めた筈だ。

愛音:できることなら、この手にしたかったのですが………

箕島:そんな事など、求められる物ではない………

   あなたは、その力の責任を取らねばならない。

 

シーンの外

華月:悪役だよ。

奏:あいつを倒したら、物語は美しく終わらないかな?

華月:終わる気がする。

 

箕島:奏君は何らかの形で、私たちと関わることのなる、
   ならば彼は事実を知るべきでしょう、彼自身のためにね。

愛音:…………確かに、あの子に伝えるべきかもしれません。
   奏も興味があれば、自分からあなたのところへ行くでしょう。

箕島:その時は歓迎しますよ。では、立ち話が長くなってしまいました。
   その辺でおいとましよう。

夜霧:シーン登場。箕島の車の中で待ってたということで。
   何か、有益な情報は入りましたか?

箕島:ああ。次は水月沙那だ。
   それとは別に夜霧さん、あのジャームの行方捜査、任せたいのですが。

夜霧:それは、あなたの方が得意なのでは?

箕島:個人の技量なら、ただしUGNの情報を使えば、結果は違うでしょう。

夜霧:ま、確かに正論です。

箕島:何より、奴らは何か隠している。

夜霧:隠している、か……わかりました。

 

そして、二人は夜の闇に消えていった。

 

 

ミドルフェイズ8 〜覚醒〜

GM:PC1。 何かシーンは要らない?

華月:世の不条理に負けずに、学校の放課後なんかに欲しい。

GM:OK

華月:侵食値ダイスは9。高っ。

奏:期待値じゃないか。

華月:そんなわけが無い!

GM:で、どんなシーン?

華月:水月といっしょに帰っている場面、昨日の事もあるし、周囲には気を配ってる。

箕島:じゃ、登場します。警察の格好ね、そして話し掛ける。失礼。

華月:どうか、されましたか?

水月:そうですが?

箕島:ちょっと、お話が。少し来てもらえますか?

水月:私、何もしてません。

箕島:いえいえ、話を聞くだけです。

華月:二人に間に入って、ちょっと! 強引過ぎませんか!?

箕島:いえ、もちろん任意ですよ。

水月:なら、嫌です。

箕島:なんてことだ!? こうなったら、レネゲイドチェッカー!

GM:くそっ! うざいぞ、レネゲイドチェッカー! 彼女の侵食値は70%

箕島:ははははははははっ。

華月:突然、笑い出したっ!?

水月:変態だよっ! 行こう!

箕島:やはり、やはりか。

GM:彼女は走って距離を取った、というか、逃げた。

箕島:(華月に向かって)オーヴァードか。

華月:へ?

GM:特に表情の変化はなし。

箕島:じゃ、いいや、こんな奴。待て! と言って彼女を追いかける。
   そして、叫ぶ。C村について何か知らないか!?

華月:C村? こっちも簡単な情報は持ってるよな? C村って、あのダムになるところか?

箕島:そうだ! そこで殺人事件が起こっている! 何か知らないか!?

水月:そんなの全然知りませ〜ん!!

箕島:走っている彼女に車を横付けして言う。レセプターという言葉を知っているはずだ!

水月:そんなの知りませ〜ん!

華月:相手が車で来たんなら、彼女を掴んで止める。そのあと、横道にそれる!

箕島:じゃ、凄いドリフトをしながら、戻っていく。
   待ちたまえ〜、君は何か知っているはずだ!

GM:とりあえず、彼女は狭い路地に逃げ込む。

箕島:おのれ、ダキューン!!

 

シーンの外

奏:撃ったよ!?

夜霧:もう駄目だ……

 

華月:狭い路地に入ったのは失敗だったか!?

水月:でも、車は入ってこない!

箕島:華月直純! 水月沙那! 私はいつでもお前達を見ている!!

華月:なんで僕の名前知ってんだよ!!! 何あれ!?

箕島:逃げられると思うな〜〜!!

華月:絶対逃げてやる!!

GM:RC判定(←レネゲイドに関することをコントロールする判定)

華月:(ころころ)20。で、どうなるんだ!?

GM:場の空気が揺らいだ様な気がする。そして彼女の様子が変。

華月:ど、どうしたの? 額に手を当ててみるけど?

GM:すごく熱い。

華月:ど、どうしたの!?

水月:なんでもな〜い。といいながら、あなたに擦り寄ってくる。

華月:それに、少し顔を赤らめながらも、ど、どうしたの? 態度変だよ。

水月:そう?

華月:GM、周囲を知覚します。(ころころ)9。

GM:なら、どこからか視線を感じる。

華月:誰かいる!?

水月:直純君。もし、私が、死んで、って、言ったら、死んでくれる?

華月:な、突然何?

水月:ね〜、他にはさ、凄い力、が欲しいな。

華月:凄い力なんて持ったって………

GM:そこで、雰囲気が変わる。

水月:もし、私が、殺してくれ、って言ったら、殺してくれる?

 

箕島:(出てきた)ああ! もちろんだ!!

一同爆笑

華月:あんた……

箕島:ダキューン!!

華月:とっさに彼女を庇う。

箕島:邪魔だ! ダメージは7

華月:まだ生きている俺。

箕島:何故生きている!? いや、この男は二の次だ。
   (水月に向かって)ついに尻尾を出したな。

水月:まあね。あなたは誰かしら?

箕島:お前の秘密を知る者、とだけ、言っておこう。

華月:なんなんだよ、あんたは一体………

箕島:(↑無視)返してもらおうか。私の妻と娘を。

水月:知らないわ、そんなの。

GM:そんなことを言っていると、視線を感じた方から声が聞こえてくる。

箕島:え? 俺じゃないの?

GM:うん。

謎の声:は〜あ、台無しにしてくれたな!

箕島:……はい?

GM:そうすると、あなたの銃が急に重くなる。

箕島:……あれ?

GM:気付くと、近くの建物の上に一人の男がいる。

謎の男(誘拐犯):もう一度、カエルの様に、這いつくばりたいのかな?

箕島:………………やはり、そうか! やはり、そうだったのか!!

華月:(破壊人格にスイッチ)あんたは誰なんだよ……
   ポケットから、ナイフを取り出す。

箕島:これで、お前の計画も、おじゃんになったのかな?

謎の男:いや、計画は半分、成功といったとこかな。
    まあ、順調な部類に入るだろう。

裏華月:どいつも、こいつも、人を無視して話してんじゃねぇ!

箕島:むっ! そこの少年、危険だ! 逃げたまえ!

裏華月:GM、オーヴァードの力を使う。《氷剣》

謎の男:おっと、と言って君のナイフを撃ち落す。

裏華月:こんなナイフに頼っているだけだと、思うなよ。

GM:だけど、さらに何かが飛来する。パーン!

箕島:撃ってない、撃ってないよ。(←本当の事なのに、すごく嘘臭く聞こえる)

GM:小さな欠片が腕に埋め込まれた。

裏華月:何しやがった!?

謎の男:いやいや。君は、栄えある適合者だ。

裏華月:そんな訳のわかんないことを言って! どうしろってんだ!

GM:そう言った瞬間に。ドクッ と埋め込められた物が鼓動する。
   そこには、キラキラと光る小さなクリスタルが。

箕島:そこを撃つ。ダキューン!

GM:カキーン! 特殊な力でそこを守ろうとしている。

箕島:ば、馬鹿な!?

GM:そうしている内に、華月の傷が治っていく。

箕島:いかん! 衝動に負けるな! 気を強く持て!

GM:よくわかったな、その通り、衝動判定だ。目標値は8。

裏華月:(ころころ)10。

箕島:(何故か軽薄な声で)自分を〜、制御しろ〜、頑張れ〜、負け〜るな〜♪

GM:現在の感覚としては全身の力が、クリスタルに集中している気がする。

裏華月:くそっ! 近くの壁にもたれて、肩で息をしてる。

謎の男:頑張れよ、少年。そうやってその石は育つんだ。

箕島:華月君! その石を取り除きたまえ! その石は君にとって有害だ。
   えぐってでも排除するんだ!

謎の男:えぐりだすのは良くない、抜けば死ぬぞ。

裏華月:くっ!

水月:同じになったんだね。

箕島:貴様ッ! と言って飛び掛る。

GM:だが、あっさり弾かれ、叩き付けられる。

謎の男:言っただろう? 君はカエルの様に這いつくばっていればいい。

箕島:おのれ……

 

GM:水月が華月の方を見ると、気付き事が一つ、水月のクリスタルが大きくなっている。

裏華月:どうして?

水月:あの人がくれたんだよ。

裏華月:上を見て言う。なんで、あんたはこんな事をするんだよ!

箕島:華月君、逃げたまえ。彼女はもう。

裏華月:何か恨みでもあるのか?

謎の男:別に。まあ、恨むなら自身の遺伝子を恨みたまえ。

裏華月:あれが大きくなると、どうなるんだ?

謎の男:いや、どうにもならんよ。 引き抜かれん限りな。

裏華月:生き残りたきゃ、この石、後生大事に守れって言うのか?

謎の男:ああ、その通りさ。 さて、少し戦ってもらおうか、相手は用意しよう。

箕島:まずい、逃げ出せっ!

謎の男:ふふっ。さぁ、レディ、行こうか。

華月:(←少し人格が戻りかけ)水月、行っちゃ駄目だ!

水月:え? どういうこと? あの人、いい人だよ?

華月:何言ってるんだ?

水月:じゃ、12月25日、楽しみにしてるから。

箕島:もう駄目だ……

GM:そして、水月が遠ざかっていくけど、途中一度だけ振る返る。

水月:私を殺すのは君、君を殺すのは私。

華月:嘘だ……嘘だと言ってくれよ!!

謎の男:では、その力、少し試すといい。私は先に失礼しよう。
    君達、やってくれたまえ。

GM:と言った、タイミングでチンピラ達が、ぞろぞろと出てくる。

裏華月:(←ここで変化)くっくっく、はーはっはっはっは!!!
    つまり、そうか、受け入れろ、ってことか! これが、運命って奴だろ!

箕島:こっちは、その時、チンピラに一撃喰らって、倒れてる。

謎の男:そうだ、娘さん達を帰して欲しいか?

箕島:何を訳のわからないことを! その通りだ! 早く返せ!

謎の男:ならば、全力で生き残るんだな。君の家族は、まだ、生きているからね。

GM:今度こそ、視界から消えた。

箕島:(何故か親しげに)もう、それを早く言って下さいませ。

裏華月:おっさん、邪魔だよ。そこで寝てられてるとさ。

箕島:むっ、すまん、だが、私の長年の刑事生活が、こいつはデンジャーだと告げている。

裏華月:要は、そこのチンピラどもを、殺せばいいんだろ? あの男と同じじゃないか。

チンピラ(GM):げへげへ。(←本当に人型生命体か?)

GM:じゃ、戦闘開始、当然ジャームだから。 トループが2つね。

裏華月:じゃあさ、死んでくれよ。氷の剣に炎を纏わせて攻撃!

 

そこの現れたのは、先日箕島と夜霧を散々苦しめた一団と同等の戦闘力を
保有するジャームだったが瞬殺される。…さらに。

 

箕島:《ファクトリー》《ショック》よし、気絶だ。

裏華月:何、生温いことをやってんだ。止めを刺す。ドスッ!
    で、知ってること、洗いざらい喋れよ、おっさん。

箕島:奴は敵だ!

裏華月:あんたは?

箕島:そうなるかどうかは、君次第だ。……UGNに来たまえ。

裏華月:UGN?

箕島:そこに、全てがある………

裏華月:なんだそりゃ?

GM:そのとき、手のクリスタルが、ドクンと鼓動する。

箕島:どうしたのかね? (クリスタルを指して)少し分けてくれないか? 
                      (↑ドサクサで何を言っいてる)

GM:少し大きくなったようだね。

裏華月:ふふっ。

箕島:ここに来たまえ、ピシッ(←地図を投げた)、そこで夜霧という人を訪ねるんだ。

裏華月:夜霧…? もしかして……

箕島:彼女はきっと力になってくれる。私は君と関わるのは……嫌だ。

 

シーンの外

一同爆笑

夜霧:え〜〜?

GM:投げっぱなし!?

 

裏華月:奇遇だな、俺もあんたとは関わり合いになりたくない。

箕島:それと、非常に言いにくいことだが……彼女はもう戻ってこないだろう。

裏華月:くっくっくっ、連れ戻すさ、どんな手を使ってもね。
    あんたと違って、半端なことはしない。

裏華月:うっ、この辺りが、『俺』の時間切れか……近くに危険も無ければな……

 

その場で意識を保てなくなる裏華月、彼はその場で気絶する。

 

 

ミドルフェイズ9 〜絆〜

GM:日付は12月22日。時間帯は午後6時くらい。場所は音崎邸。

愛音:奏、話があるの………。

奏:どうしたの? 話って?

愛音:昨日のあの人のことだけど。

奏:ああ、あの刑事を名乗る不審者………いや、不審者っぽい刑事?

愛音:後者が正解よ。

 

シーンの外

箕島:そっちだったったのか……

奏:なんで残念そうなんだ!?

 

愛音:(ぽそっと)UGNからの情報としてはね。

GM:といった後、何か機械を渡してくる。

愛音:これは、記憶除去装置、というものよ。

奏:へ〜……あれ、どっかで………確か……

愛音:今は何も聞かずにそこのスイッチを押しなさい。

奏:(無言で押す)

GM:そこで思い出すのは、あなたの記憶、水車、稲穂、動物の声。

奏:これは……あの時のフラッシュバック……

GM:今なら、あの村のことが、そう、故郷の事がよくわかる。

奏:馬鹿な……アルバムにこんな光景は無かった……でも、この記憶は……

GM:その記憶をたどっていくと、さらに思い出す事がある。それは2年前。

 

そこは、自分の家、父がいて、母がいた。
だけど、とてつもない違和感、とてつもない重量が体にかかり、身動きが出来ない。
そして、玄関でこちらを見下ろす男。見たところ中肉中背、年齢は30前くらいに見える。
一見何もしていないように見える。だが、何故かわかる、この現象は彼の仕業だ。
その男の前に、父が、母が、そして、自分自身も。

 

奏:なんだよ!? これ!

愛音:それが、あなたの記憶……

奏:馬鹿な! 父さんも母さんも死んだけど、それは交通事故だ!
  それに、こいつの通りなら、俺も死んでいる!
  何よりさ…………姉ちゃんは、何処?

愛音:その記憶の通りよ。私は、あなたの過去に存在しない。

奏:そっか………話してくれる?

愛音:あなたの記憶に出てきた筈の男がいるわね?

奏:ああ。…不思議な力を使う男だ。……何で俺は生きているんだ……?

愛音:それが、力よ。見なさい。

GM:といって、台所から持ってきた包丁で自分の手首を斬る。

奏:な、何やって………馬鹿な……傷が、治った?

GM:もう傷は跡形も無かった。

奏:……それと、同じ力が俺にも?

愛音:そうよ。

奏:じゃあ、もう一つ聞くけど、なんでそんな話を?
  昨日の刑事といい、何か起こってるの?
  だって、2年間黙ってたんだろう。父さんや、母さんの記憶も消して…

愛音:ええ、2年前の事件はまだ終わっていない、今また悲劇が起ころうとしている。

 

そして奏に現状を説明する愛音。

 

奏:だいたい、わかった。あと、一つ聞くけど。水月先輩だよな、記憶に出てきたの?

愛音:ええ。そして、詳しいことは知らないけど、今回の中心にいるみたいよ……

   詳しくは、あの刑事の方が詳しそうね……と、携帯電話を取り出す。

GM:(箕島を見る)

箕島:じゃ、玄関からピンポーン。

愛音:早いわね。

箕島:部屋に入って、まず、近くにいた愛音の腕をまくって、クリスタルを確認!

奏:箕島さん? ちょっと、何やってんですか!? 変態ですか!

箕島:事態は緊急なんだ!

愛音:一体何が?

箕島:今さっきの事を説明。

奏:な!? そんなことが……

箕島:そして、音崎奏を押し倒して、腕を確認。

奏:な!? やめろ! 確認したいなら口で言え!

箕島:よし、まだ無事のようだ。

愛音:私も監視してます。そんな事をせずとも……
   ですが、この状況であなたは…頼れそうです。

奏:で、聞いた話だと、華月先輩と水月先輩に、そのレネゲイドクリスタル
  とやらが埋め込められたって?

箕島:ああ、特に水月君のほうは、もう無理だ。

奏:本当なのか?

箕島:ああ、間違いない! この私にはレネゲイドチェッカーがある。
   これは警視庁最高の科学技術だ。
   (↑ ※何の根拠にもなってません)

 

そして、ここ最近の情報教える箕島、奏たちも記憶に残る男の情報を渡す。

 

奏:その男、何者だ? 警察の方で情報も無いのか?

箕島:ああ、その通りだ!

奏:……調査したんだよな?

箕島:え〜と………

奏:あんた、ここ数日、何やってた!?

箕島:独自の調査を独自に行っていた!

奏:……ストーカー行為のことか?

箕島:何のことかな? まあ、その話は置いといて、C村の研究所について知らないか?

奏:(GMに確認)……いや、詳しくはない。……だけど、逆に言えば、
  あの村の中でも、情報操作があったんだと思う。
  その話を聞くまで、あそこにあったのが、研究所だなんて思いもしなかった。
  で、今度はこっちから質問だ。あんたはどう動くんだ?

箕島:その前に、レセプターについて、GMに確認が。具体的に誰か確認。

GM:そうだね、華月直純、音崎奏、水月沙那、箕島千草、箕島千春、
   その内、奏と水月があの村出身。

箕島:よし! (奏に)奴のアジトは何処だ!?

奏:俺が知るかーー! OK、やるべきことはわかった、その情報を探そう。

GM:……アレッ?

一同:?

GM:イベントは、はしょってないよな……なんで、情報収集が全然進んでないんだ?

一同(GM含む):………………(長い沈黙)………………

奏:は、話戻そう、あんたの方が、情報を集めやすいよな? コネとかで。

箕島:ああ。

奏:そうか…一つ聞くが、どうやって調べるんだ?

箕島:私には非常に優秀な協力者がいる。

奏:ほう、それで?

箕島:彼らは非常に優秀だ。

奏:OK 信頼しよう。で、姉ちゃん……呼び方、これでいいよな……

愛音:そう言ってくれると、嬉しいかな。

箕島:何を言っている。その女性は……

奏:姉ちゃんって、結局、誰なの?

愛音:私? そうね……難しいかな。

奏:なら、今はいいや。で、箕島さん、俺も今回のことを手伝いたい。何か手助けできないか?

箕島:それは難しいな………有効な手段を思いつかない。

奏:そうか、実は俺もだ。

箕島:そうだな……やはり、謎めいているのは水月沙那か、彼女については?

奏:多分、俺と同じ境遇の人間だよ、昔の友人、幼馴染みかな。

箕島:君に、兄弟姉妹は?

奏:あんたが言っているのは、血の繋がった人間だろ? なら、いないな。
  それでも、姉がいるけどな………

箕島:そうだな、君の過ごした2年に嘘は無かった。

 

シーンの外?

奏:ああ、なんか、格好良いよ。最初から、それなら信頼したのに。

箕島:そうか? ならば惚れる事を許可しよう。

一同爆笑

奏:誰が惚れるか!

 

箕島:はっ! UGNが危ない!(←何か閃いたらしい)

奏:UGN? まだ詳しくないんだが、その組織は?

箕島:詳しくは移動しながらだ!

奏:OK …華月先輩も気になるし、何より水月先輩の境遇は全然、他人事じゃない。

 

シーンの外

華月:その華月先輩は今路地裏で寝てる(笑)

GM:あれ? 箕島は?

箕島:ん? あんな怖いのと関わるのは嫌だよ。

華月:ほら、やっぱり放置されてる。

夜霧:私も、あんまり関わりたくない……

 

そして、UGNについての、詳しい説明を聞きつつ、家を離れる奏、
「姉ちゃん、後で帰ってくるから、留守番お願いな」

「UGNとは正義の味方だ」
「嘘臭ッ、もっと丁寧に」
「UGNの発祥は……」
「そんな昔の事は要らん! 今の事を教えろ!」

奏:あ、GMそろそろ箕島にロイスを結びます。……とりあえず「不信感」

 

 

ミドルフェイズ10 〜隣には貴女が〜

GM:では、そこの行き倒れ。お前のシーンだ。目を覚ますと場所は公園。

華月:ここは? 周囲を見回すけど。

GM:隣には、すごく心配そうな彼女が。

水月:大丈夫?

華月:………どうしたんだっけ?

水月:私も、よく覚えてなくて……

華月(プレイヤー):仮面カップルが誕生した……

華月:僕、どうかしたのかな?

GM:ていうか、華月はどう覚えてるの?

華月:人格変化時とその周辺の時間帯は基本的に記憶喪失……という設定を今、創った。
   じゃ、よくわからないけど、ひとまず帰ろうか?
   なんだか、服もボロボロだな……何か羽織った方がいいね。

水月:そうだね。……何か嫌な匂いがしない?

華月:…確かに……アレ? いまさらだけど、何で服が破れてるんだ?

水月:どうしたの? それ。

華月:わかんない。

GM:破れた部分の下の肌を触ると、不思議な感覚がある。異物感のような。

華月:でも、今はそこから目を背けよう。ちょっと時間を考えて、
   そう言えば、どっかで食べていかない? ファーストフードでも。

水月:うん、いいよ。

華月:そこに向かいつつ、ちょっと服装とかを観察、彼女アクセサリー類はしてる?

GM:いいや、リストバンドをしてたりだとかで、活発的な服装。

華月:そうか、ならプレゼントは動きを疎外しない物がいいかな。

水月:で、さ〜○○さんの事だけどね、ん? 話聞いてる?

華月:あ、うん、もちろん。(心の中)ペンダントくらいなら問題ないかな?

水月:今日は22日か、明日は休みだし。天皇っていいよね、絶対誕生日、休みだよ?

華月:まあね、それに天皇が代わっても、多分名前を変えて残るしね。

水月:えっ!? じゃ、学校の休みは?

華月:だから、名前を変えるだけだって。

 

シーンの外

箕島:クリスマス・イヴ・イヴだ。

一同爆笑

 

水月:天皇って考えようによっては悲惨な日に生まれたね。

華月:ははっ、どっちにしろクリスマスも今の日本じゃお祭りだよ。
   水月さんもそういう騒げるイベントは好きでしょ?

箕島:GM、彼らは今ファーストフード店にいますが、
   その隣のテーブルに座ってた夜霧さんに俺からの電話がかかっていいですか?

GM:(夜霧を見て)そっちしだい。

夜霧:しょうがないな〜。

箕島:よし、プルルルルル、あ、もしもし夜霧さん、箕島です。
   実はこのようなことが………(状況説明)………

華月:(隣で)でね、水月さん。

箕島:水月、という少女が危ないのです!

夜霧:はいぃ?

華月:(隣で)って、なってるらしいんだよ水月さん。

水月:(隣で)へ〜。

箕島:水月という、ジャームが!

夜霧:……クルリと横を見る。確か……

水月:(隣で)そうなんだ〜。

箕島:そして、隣にいる可能性の高い華月と言う少年も。

夜霧:華月……

箕島:そのようなことがあったのです。十分、注意して下さい。

夜霧:え〜と、隣をそれとなく観察、で、服なんかには銃撃の痕も確認できるわけ?

GM:傷だらけ。

箕島:ん? どうしました?

夜霧:………なるほど。(箕島に向かって)いえ、なんでも。

華月:(隣で平和そうに)もうすぐ誕生日だな〜、12月29日生まれなんだ。

水月:(隣で平和そうに)そうなんだ、でも時期的に微妙だね〜。

華月:(隣で平和そうに)そうなんだよね、ちょうど大掃除の時期でね〜。
   じゃ、そろそろ、帰ろうか? 送ってくよ。

水月:あ、ありがと。

GM:と、言っていますがどうします?

夜霧:……さて……

箕島:頭の中に先ほどの声が、「水月沙那は危険」

夜霧:後をつけますか。

GM:ならば隠密判定。

箕島:最近ストーカー多いね。(←そうだな)

夜霧:(ころころ)9。

華月:こっちは知覚判定だな。(ころころ)クリティカル、この時点で気付いた!
   とりあえず、アクションが無いのなら、彼女を家に送ってく。

水月:じゃ、また明日〜。

華月:明日は学校休みだって。

水月:あ、そっか。そうだね。

華月:じゃ、おやすみ。と言って、彼女が家に入ったのを確認した後に。
   何時まで、コソコソつけ回すつもりです?

夜霧:ああ、ごめんなさいね。ちょっと。

華月:って先輩ですか!?

夜霧:こっちにも事情がありましてね。ある人から彼女が危険だという情報が入って。

華月何いってるんです? 普通じゃないですか、彼女。

夜霧:いえ、ねえ。詳しくは話せせないんだけど。

華月:何ですか、先輩? 宗教か何かですか?

夜霧:いえいえ、違いますよ。

 

シーンの外

GM:なあ、「宗教ですか?」や「後をつけるな」が流行するのは、どうよ?

奏:だって、PCもNPCも……

華月:うん。

 

夜霧:ま、裏の仕事という奴ですよ。

華月:ははっ、人に言えない仕事ですか?
   あのう、なんていうか、早めに手を切ったほうがいいですよ?

夜霧:切れるんなら、とっくに切ってるわよ。

華月:じゃ、僕はこの辺で。

夜霧:その前に、その傷はどうしたのかしら?

華月:実はよくわからなくて、1時間から2時間くらい記憶があいまいで。

夜霧:見たところ、銃で撃たれてような…

華月:銃!? 先輩、冗談きついですよ! そんなの普通、死にますよ。

夜霧:でも、あなたは生きている……

華月:ええ。だから、僕は撃たれてない。そうでしょ?

夜霧:普通わね。…でも、あなたが普通じゃないとしたら?

華月:地味に酷いですよ、普通じゃないなんて。

夜霧:今は、そういうことにしておくわ。いずれ、わかるでしょうし。

華月:いずれも何も……僕は普通の高校生ですよ。

 

そして、挨拶を交わし別れる華月と夜霧。

だが、ふと華月はポケットの中にあったUGNの地図に目を留める。
「方向は家と同じだ、遠回りでもない、ちょっとだけ。」
そう誰かに言い訳するように、つぶやいて歩き出した。

 

To Be Continued