GURPS・百鬼夜翔  『○○○サンタが街にやってきた』


用語説明

『妖怪』
 人間たちの想いの力が形となって生まれた存在
 サンタクロースや天狗、天使など大多数の人間が
 信じていたりする者はこの世界では大抵妖怪として
 存在している。

『ネットワーク』
 妖怪たちの組合のようなもの。
 溜まり場と呼ばれる集合場所を持つ。

『妖術・妖力』
 妖怪たちの持つ能力の総称 

キャラクター紹介

黒藤 蒼威(くろふじ あおい) 男 19歳 PL名 万華鏡
妖怪としての本性は氷と水の精霊。某大学の国際学科の2回生。
人間の腹に宿って生まれてきたため実年齢も19歳である。
妖怪の存在を知らない姉・香奈恵(かなえ)も同じ県の大学に通っている。
本人曰く学業は真面目にはやっていないらしく、ネットワークの溜まり場となっている
喫茶<クロック>でよくバイトをしている。

鳴神 右近(なるかみ うこん) 男 29歳 PL名 響
妖怪としての名前は微妙、本人曰くいくつかの都市伝説が融合して
生まれた妖怪らしい。
普段は獣医として動物病院を経営している。
ちなみに、体の中には妖鳥の蘇芳(とり頭)と妖虎の瑠璃(弱点はネコ)が
いて、どちらかといえば彼ら2体が本体らしい。

輝島 雄介(きじま ゆうすけ)男 外見年齢は20前半くらい。 PL名 菊地
変身超人妖怪で正式な名前は『輝刃烈光サンセイバー』。
子供たちのヒーローを目指し日夜奮戦する正義の味方。
とはいえ実は生まれてまだ数年しか経っていないので
喫茶<クロック>に住み込みながら人間社会のことを勉強中である。

<時の時計堂>  今回PCたちの所属しているネットワーク、H県A市にある。
 マスターは古時計の付喪神で、物腰の柔らかな女性。


Scene0 〜状況説明〜

GM:つーわけで、百鬼夜翔のセッションです。

菊池:うちのリプレイ初のGURPSか。

GM:みんなGURPSやりませんからねえ。まあ、キャラ作るのに時間がかかったり
   慣れないとややこしいのは確かだから分からんでも無いですが。

響:特に百鬼夜翔はね。

GM:なんせ。他のゲームの3.5倍もCPがありますからねえ。


 CP
 キャラクター・ポイントの略。
 ガープスではキャラクター作成時にランダム要素は使わず
 全てこのCPを使って能力や技能を取得していく。
 ちなみに一般人で25CPほど、ファンタジーの英雄で100CP、
 今回のPCたちは350CPで作られている。
 

GM:じゃあ、セッションを開始しましょうか。

響:我々の置かれている状況は?

GM:まず、時間は20XX年の12月の23日です。

響:世間一般ではクリスマスイブイブと呼ばれている日ですね。

GM:ええ。まあ、世間ではイブイブとか言ってますけどぶっちゃけイブイブなんて
   ………(シナリオを見る)あ〜〜っと!22日です!

菊池:なんか不都合でも?

GM:23日学校休みじゃねえか!(笑)

菊池:そうだね。

GM:いや、まてよ。別に日を改めなくても誕生日を一日ずらせば。

響:こらこら、勝手に改竄するな(笑)

GM:じゃあ、22日ということで。まあ、たぶん問題は無いですし。

万華鏡:実はこれが壮大な伏線になっているという。

菊池:ここで1日ずらしたことが後々あんなに響いてくるとは……。

GM:勝手なこと言わない、さっさと始めるぞ。まずは蒼威から。

Scene1 〜下校風景〜

万華鏡→蒼威:どんな状況?

GM:学校の帰り、今日の授業が終わって帰るところだ。

蒼威:あの授業うざかったなー、とか思いながら帰ろうとします。

GM:あと、君の横には同じ学科の友達がいて、一緒に帰ってる。

響:名前は?決まってなかったら○○(万華鏡の本名)ということで。

GM:いや、名前は決まってる人ですから。

響:残念。エキストラじゃないのか。

菊池:君が名前を付けてるのは珍しいね。

GM:一応リプレイ用のセッションですからねえ。
   彼女の名前は砂川千草(すながわ ちぐさ)だ。

蒼威:了解、ちなみに今は何時くらい?

GM:ん〜、大体午後二時くらいだな。

響:午後の最初に授業が終わったくらい?

GM:ええ。ちなみに蒼威はこれで今日の授業は終わり。

蒼威:じゃあ、「さっきの授業疲れたな〜」とか言いながら帰ります。そっち(千草)は?

千草:あたしもこれで授業は終わり。
   しっかし、早いもんだよね、もうクリスマスなんだから。

蒼威:そうだね。

響:(いきなりクリスマスソングを歌いだす)

蒼威:いい季節になってきたとは思うけど、寒いほうが好きだし。←氷の精霊

千草:あたしは寒いのは苦手だけど……、そういえば黒藤君はクリスマスどうするの?

蒼威:(即答)暇。

千草:あたしも。もう、サンタクロースを信じてる年でもないし。

蒼威:確かその日はバイトも入ってなかったから、一日暇かな。

千草:あの、クロックっていう喫茶店だったっけ?

蒼威:あれ?知ってるの?

GM:結構この大学の近くにあるから、地元の人間なら知ってても不思議じゃないよ。
   それに、困った事件を解決してくれるとかいう噂も流れてるし。

蒼威:なるほど。

千草:結構感じのいい店だよね。

蒼威:まあね。ところで、そっちは彼氏とかは?

一同:……。

菊池:聞いちゃったよ。

GM:千草は遠い目をした後、ため息をつきます。
   状況としては「てめえは今ドデカ地雷を踏んだぜ」って感じ(笑)。

響:この季節にそんな話題はタブーさ。

千草:いれば暇じゃないというか……。

蒼威:あれ?暇なんて言った?

GM:言ったよ。

蒼威:ごめん、聞いてなかった(笑)。

菊池:聞いてやれよ!

響:なんと言うか、興味の対象外といういうか。地雷の踏み逃げと言うか。

菊池:最低だコイツ(笑)。

GM:千草は気を取り直して、というか君のさっきの科白を完全に無視して言うよ(笑)。

千草:昔はサンタさんにプレゼント貰ったって言って喜んでた時期もあったんだけどね。

蒼威:こいつ(自分)にはあったのかな?

GM:どーだろ。

蒼威:サンタさん(妖怪)は本当にいるかもって信じてた確率は高いはず。

GM:そんなことを話してると、千草は「私はこっちだから」って言って君とは違う道へ。

蒼威:じゃあ、また来年って言って喫茶店の方に向かいます。


Scene2 〜片岡さんちの失踪事件〜

GM:で、お次は右近。

響→右近:自分の経営してる動物病院に居ますよ。とはいえクリスマス前ですし
     患畜もよっぽど重病の物以外は家に帰ってそうだから、殆ど外来の
     患畜の診察をしているだけです。

GM:じゃあ、そうしていると一人の女性が患畜を連れてやってきます。

右近:知ってる人?

GM:ええ、いつも飼っている猫が病気になったり、ワクチン摂取の時期になったりすると
   ここでワクチンを打ったりと、まあよく来るのは確かなんですが。

右近:何か変わった様子でも?

GM:いつもは高校生の息子さんが連れてきてたんだけど、今来てるのはお母さん。

右近:おや珍しい、と思ってましょう。で、患者の様態を見てみますが。

女性:(暗い声で)ちょっと風邪みたいで……。

右近:寒くなってきましたからね、もうじきクリスマスですし。
   一応<獣医>で調べてみます(ダイスを振って)……成功してます。

GM:大丈夫、ただの風邪。

女性:(やっぱり暗い声)……え、ええ。

右近:彼女の様子がおかしいのには気付いていいんですか?

GM:いいです。なんかあからさまに暗いですね。

右近:なんか、不味いことでも聞いたかなとか思ってます。

女性:実はね、息子が……家出って言うんでしょうか……昨日から帰らないんですよ。

右近:流行りましたねえ、ちょっと前に『プチ家出』って言葉が……(笑)。

GM:……えっとさあ、『状況』って認識できるかな?

蒼威:今回のキャラクターってどいつもこいつも……。

菊池:地雷踏みまくってるね。

右近:まあ、わざと言った事ではあるけど。ほんとにプチ家出かもしれないし
   そこまで深くは気にしない。

GM:まあ、そんなもんなんだろうけど。

右近:じゃあ、そこでちょっと聞いてみよう。今回みたいなことは初めてなんですか?

女性:ええ、今まではこんなことは無かったんですよ。

右近:行方不明の彼は猫をここに連れてきてたんだよね?
   じゃあ、動物を大事にする人間に悪いやつはいないさ、きっとよほどの事情が
   あったに違いない、と思ってよう。

菊池:もしくは事件に巻き込まれたか。

右近:流石にそれは思っても口に出さない。(女性に向かって)だからきっと大丈夫ですよ。

女性:そうだといいんですけど。

GM:そんなところで待合室のテレビに気になるニュースが流れてくる。

右近:なんですか?

GM:H県A市付近で最近連続失踪事件が起こってるそうです。

右近:それってつまりこの辺り?

GM:ええ。その事件に共通する特徴として真っ黒な下地に赤い文字で書かれた
   クリスマスカードを受け取っていたらしいです。
   ちなみにこのニュースを聞いたのは初めて、最初は別件をとして捜査されてたけど
   クリスマスカードという共通点が分かったから連続事件と認定されたって感じです。

右近:ほう、「物騒な」とかいいながら、とても嫌な予感がするので彼女の方を見ます。

GM:じゃあ、その女性……名前は……(考え中)……。
   いいや、片岡さんってことで。片岡さんはそのニュースを聞くと一気に顔から
   血の気が引いていく。

右近:どうなさいました?

片岡:うちの息子の部屋にもあったんです……真っ黒なクリスマスカードが。

右近:息子さんの部屋に。

片岡:はい、息子の部屋にあったというか、息子宛に届いたんですけど。

右近:それはいつのことですか?

片岡:失踪する前日くらいです……。

右近:もう警察には届けられましたか?

片岡:いいえ、何せまだ1日ですし。もしかしたら急に友達の家に泊まっているだけかも
   しれませんでしたから。

右近:片岡さんは今日は猫を見てもらいに来たんだよね。なら、その○○ちゃんは
   ここで預かりますから。

蒼威:(小声で)……タム×2(たむたむ)(笑)。

右近:という訳で名前はタム×2に決定(笑)。タム×2ちゃんはここで預かりますから。
   奥さんはすぐに警察のほうに……。

片岡:わ、分かりました。

GM:そう言って片岡さんは警察に行った。

右近:なら、タム×2をきちんとゲージに入れたら、私は喫茶店に向かいます。
   もしかすると妖怪がらみかも知れないし。という訳でシーンチェンジ。


Scene3 〜クリスマス前のサンタクロース〜

菊池→雄介:次は喫茶店のシーンかな?

GM:ええ、喫茶店で住み込みをしてるんですよね。というわけで喫茶店です。
   ちなみにこの喫茶店のマスターが君たちのネットワークのマスターです。

蒼威:どんな人?確か時計の妖怪だっけ?

GM:ええ、外見年齢は30代前半くらいの女性。妖怪としてはかなり長生きしてる
   強力な妖怪です。本体は喫茶店に飾ってある大きな時計。

雄介:お婆ちゃんの古時計ってところか。

右近:てことは、喫茶店の中でも時計だけが妙に古めかしかったりするのかな?

GM:ですね。とはいえ時計に合わせて内装を作ったりしてるんでパッと見で
   違和感とかはありませんが。

雄介:じゃあ、バイトしてよう。ちなみにお客の入りは?

GM:二席埋まってます、そんなに大きな店でもないんでそこそこお客は入ってる方ですね。

雄介:じゃあ、テーブルに行って「ご注文は何にしますか」。

お客:アイスコーヒーとアイスクリームを。

雄介:コーヒーフロートを頼めばいいのに(笑)。

右近:いや、多分アイスにコーヒーをかけてすすろうとしてるんだ(笑)。

GM:しかもよく考えたら今は12月だしな(笑)。

右近:アイスに穴を開けてそこにコーヒーを流し込んで。

GM:食べにくいな(笑)。

右近:それにストローを突き刺す(笑)。

GM:いやな食べ方だ。まあ、きっとその注文の仕方がこの店で妖怪関係の仕事を
   頼む隠語になってるんですよ。

蒼威:ほんとだったら嫌だな。

GM:そんな感じで過ごしてるとやってくるのは見知った顔。

蒼威:どっち?

GM:どっちも、店の前でばったり会うよ。

右近:顔見知りだよね?

GM:同じネットワークに所属してますからね、新参でもない限り
   基本的に全員顔見知りですよ。

右近:おや、黒藤君はこれから仕事ですか?

蒼威:ええ。

右近:私はお茶のついでにお話でもしようと思いまして。

蒼威:ならお客さんですね。じゃあ、店の前で話すのもなんですし。

右近:カランカラーン(店の中に入った)。

蒼威:じゃあ着替えてくる。

右近:こっちはカウンターに座っていつものコーヒーを頼みます。
   まあ、味わかりませんけどね(笑)。←味覚消失

蒼威:じゃあ、いつもの色のついた水を出します(笑)。

右近:それを飲んで。うん、やっぱりここのコーヒーは最高ですね(笑)。
   ところでマスター、少し気になる話を聞いたんですけどね。
   ちょっと周りの人間には聞かれたくないなあ、ってかんじで目配せします。

マスター:私たち関連のこと?

右近:確証はありません、今日気になるニュースを聞いたので確認というか、もしかすると
   マスターは知っているかも知れないと思いまして。

マスター:どんな事件なんですか?

右近:かくかくしかじかと事件の概要を話します。

雄介:ここもテレビぐらいあるよな?やってない?

GM:まあ、チャンネル変えればやってるかもしれないけど。

蒼威:そんな欝に入りそうなニュースは流しません。

マスター:なるほど……。

右近:ご存知ですか?

GM:そう君が聞こうとすると今までいた客がお勘定払って出て行くよ。

右近:おお、それはちょうどいいタイミングで。

GM:まあ、マスターが[人払い]をしただけなんだがな。

雄介:そんなこともできるのか。

GM:まあ、後残ってるのは君たちみたいにたまたま居合わせた
   ネットワークの妖怪くらいかな。

雄介:俺たち以外にもいるの?

GM:うん。一反木綿の一反さんが。

右近:大丈夫、GMのネーミングセンスに期待はしてません(笑)。

GM:何を言う、わかりやすくていい名前じゃないか(笑)。

マスター:妖怪の仕業かもしれないという話は確かに聞いてますよ。

右近:私の知り合いも被害に遭われたので何とかしてやれないものかと思ったんですが。

蒼威:ちなみに人間か妖怪かの目星はついてるんですか?

GM:それに関してマスターは分からないって言う。ただ、ニュースを聞いてる限りは
   妖怪のしたことである可能性は高いと思う。

雄介:どんなニュースが流れてるんだ?

GM:まあ、かいつまんで説明すると…………。    現在行方不明者は3人、大体中学生〜高校生で全員黒い下地のクリスマスカードを    受けとっている。明らかな密室状態で失踪した人もいて警察はどうやって    失踪したのかもつかめていない状況だという。    なお、現状で通常の行方不明扱いになっている人の中にもカードを    受け取った人がいる可能性があるため被害者は今後も増えることが    予想されている。

蒼威:これはたぶん妖怪の仕業かなあ。

マスター:というわけで、出来ればこの事件の調査をお願いしたいんだけど。

蒼威:まあ、冬休みは暇ですから全然問題ないですよ。

マスター:雄介君もやってもらえない?喫茶店のほうは臨時のバイトのあてがあるし。

雄介:もちろんです。こんな事件、もし妖怪の仕業だったら放っておけません。

マスター:ありがとう、臨時のバイトはマイセンさんの方に頼んでおくから。

右近:GM、質問です。

GM:なに?

右近:そのマイセンさんなる人は某有名なティーカップとか作ってるメーカーの
   製品が妖怪になった人なんでしょうか?

GM:そうですよ、具体的にドコのメーカーとかは言いませんけど。

蒼威:名前がそのままじゃ……。

GM:それは固有名詞だ、どっかのメーカーとは何の関わりも無い。

右近:まあ、それはそれとして。しかし年頃の子供ばかりか……。

蒼威:年頃というより、サンタクロースを信じなくなった年齢という気がするけど。

雄介:いや、高校生になって信じなくなったってやつは珍しいと思うけど。

GM:ちなみにさっきの3人の中に片岡さんは含まれてない。

右近:つまり現状4人か、これはまだまだ増えそうですね。

蒼威:そうですね。

雄介:ちなみにクリスマスカードには何が書いてあったんだ?

GM:ニュースではそのクリスマスカードを再現した物が出たりしたけど
   文面は「Mary X’mas」とだけ書かれてる。

右近:まあ、楽しいクリスマスを過ごして新年を迎えるためにも私たちに出来る
   ことはしておきますか。

蒼威:私たちが調べるのはクリスマス関係に限定していい気がします。
   もし妖怪が関わっているならそこだろうし。

GM:マスターも出来る限りこの件に関しての情報は集めておくと言ってるよ、
   具体的に言うとルールブックに書かれてある範囲で情報をサポートしてくれる。

雄介:それで十分。

蒼威:出来れば、クリスマスカードの現物を手に入れたいな。

GM:流石に警察にコネでもないと難しいぞ。

右近:それこそ警察に乗り込んで「ぽあ〜!」とかやらないと。

GM:物騒な発言は控えるように。

蒼威:さっき右近さんが話していた片岡さんの物は?

右近:どうでしょう、私がこちらに来るのと同時に警察に向かいましたから。
   話に行くことくらいなら出来ますけど。

蒼威:片岡さんにというより、カードの方と出来れば話がしたいかな?
   一応、[無生物との会話]は持ってるし。

雄介:じゃあ、行こうか。行くだけなら無料だし。


Scene4 〜情報収集・片岡家〜

 片岡さんの家に移動したPCたちは、警察にカードを届けに行こうとした
 片岡さんに遭遇。
 何とかカードを見せてもらうことに成功してカードから情報を引き出そうとします。

蒼威:ちなみに[無生物と会話]するときに声って必要?

GM:いるよ。

右近:つまり周りから見るとかなりイタイ人?

GM:まあ、そういうことになりますね。

蒼威:それはちょっと嫌だ(笑)。

 そして結局分かったことといえば。

右近:白い髭の人が直接ここの郵便受けに投函したってこと。

雄介:あと、片岡息子の靴は家にあった。

右近:神隠しだなあ。


Scene5 〜サンタクロースと会ってみよう〜

 その後、喫茶店に戻ったPCたちはニュースで更に二人の行方不明者が出たことと
 被害がA市に集中していることを聞きます。

GM:まあ、状況としては喫茶店に帰ってきた君たちが奥のテーブル席で
   話しているという状況でいいのかな?

蒼威:ええ。

右近:ちなみに行方不明になった人に兄弟とかは?

GM:さあ、ニュースで詳しく家族構成を報道してるわけじゃないですけど
   一応弟らしき少年がニュースに出ていたりしますよ。

蒼威:警察は犯人の目星とかは?

GM:少なくとも報道されている限りでは付いてない、短期間に大人数だから
   複数犯じゃないかとは言われてるが。

右近:被害者に特徴があったりはしない?全員同じ学校の出身だとか。

GM:ばらばらです。

蒼威:もしかすると妖怪にしか分からない共通点があるのかもしれないし。

雄介:たとえば?

蒼威:それは分かりませんけど、サンタクロースを信じているかいないかとか。
   何かサンタクロースネタでなんかありませんかね。

GM:クリスマスの夜にサンタが子供をスコップで撲殺する話なら
   聞いたことがあるが。

蒼威:まあ、そんなネタはいい。

雄介:マスターに聞いてみるか。マスター、……というわけでそれっぽい
   サンタ妖怪知りませんか?

マスター:そう言われてもサンタクロースなんて世界中にいるから……。
     気になるんならサンタクロースのネットワークに問い合わせてみたら。

雄介:そうか、そんなネットワークもあるのか。

GM:世界規模の大ネットワークってことぐらいは君たちも知ってる。

右近:連絡は取れるんですか?

GM:ホームページもあるからメールでも送ればいいんじゃないかな。

右近:便利になったものだ……。

雄介:じゃあメール送るか。

  その後右近の家でメールを送り日本にいるサンタクロースと連絡をとった
  PCたちは深夜の喫茶<クロック>でサンタクロースに会うことになった。


Scene6 〜サンタクロースの真実〜

   その夜

GM:喫茶<クロック>で待ってると突然上からシャンシャンシャンって音が聞こえてきたぞ。

右近:この音は!

GM:想像通り、サンタらしき人がトナカイソリに乗って上から降りてくる。
   とはいえ、サンタは赤い服は着てなくて普通にカジュアルな服装だけどね。

蒼威:髭は?

GM:生えてない。

雄介:偽者?

GM:一応本物だよ。彼は君たちの前に来ると自己紹介をする。

男:はじめまして、サンタクロースネットワーク日本支部の黒臼三太です。

雄介:くろうす

蒼威:さんた?

GM:人間のときに名乗ってる名前だ。

蒼威:どうお呼びしたらいいですか?

GM:黒臼でも三太でもお好きなように。

蒼威:分かりました、黒臼さん。とりあえずその辺に腰掛けておいてください。

GM:じゃあ、テーブル席に座った。

雄介:実は今回の事件、サンタクロースが関わっているんじゃないかと疑っているんですが。

黒臼:そうですか……、実は私たちのほうでも仲間が関わっているのではないかと
   考えているんですけど。

右近:容疑者はあがっていないんですか?

黒臼:残念ながら人物の特定までは出来ていません。私たちも全てのサンタクロースの動向を
   掴んでいる訳ではありませんから。別のネットワークに所属している者もいますし。
   24日の夜にはそういう人たちにもプレゼント配りを手伝ってもらったり
   してるんですけどね。

雄介:ホントに配ってるんだ。

黒臼:そりゃそうですよ。

GM:子供たちのプレゼントを買うためにサンタは皆金持ちだしね。

雄介:買ってるんだ(笑)。

右近:でもやっぱり、今年こそ某チームを優勝させてくださいとか言ってる子供も
   いるんだろうな。

GM:まあ、配るのはサンタを信じてる子供だけだけどな。

右近:そういえば、先ほどからプレゼントを配ると言っておられますが
   選定基準とかはあるんですか。

黒臼:もちろんありますよ。まず第一にサンタクロースを信じていること、そして
   その家の財力とか家庭環境などを査定いたしまして……。

雄介:す、すごい、完璧にチェックしてる(笑)。

黒臼:その結果、配ると決められた家庭にプレゼントを配ることにしています。
   夢も希望も無いですよ(笑)。

右近:しかし、そこまで調べているのなら被害者に共通する何かも分かるはず。
   今すぐとは言いませんけど何か分かりませんか?

黒臼:調べてみます。とはいえ私たちがサンタクロースを信じているかどうかを
   調べるのは少々特殊な方法ですからね。

蒼威:どんな方法なんですか?

黒臼:具体的に言うとですね、昔は煙突を降りてたんですけど……。

右近:今はもう煙突なんて見かけませんからね。

黒臼:そうなんです、だから。

GM:そういうと黒臼さんの姿が消え、一瞬でカウンター席に移動してる。

黒臼:こんな感じで短距離を瞬間移動する能力を身に付けまして(笑顔)。

右近:はあ。

黒臼:この能力を使って部屋に入り込むんですよ(やっぱりにこやか)。
   とはいえ、12月も24日となりますとやっぱり冷え込みます。
   つまり大抵の家庭ではカーテンを閉めているんですよ。
   しかもこの能力は視界内にしか移動できません、それを克服するために
   身に付けた第二の妖力がサンタを信じている人の部屋の壁を透視する
   能力です。つまり見えるんなら信じてる、見えなくなったら信じてないんだなと。

右近:なるほど、つまりサンタクロースを信じるということはプライバシーを
   侵害されるってことなんですね(笑)。

黒臼:無制限に使えると不法侵入し放題になりますからねえ。

右近:でも「サンタさん来ないかな。キラキラ」とか言ってると見られるんだ(笑)。
   だから毎年欲しいプレゼントが届くのか。

黒臼:いえ、欲しいプレゼントの調査に関しては思考探査系の妖術を使っています。

雄介:意外と犯罪者だ(笑)。

黒臼:もちろん、欲しいプレゼントしか分からない妖術ですよ。
   あと、「なんでもいい」とか「某H県の虎球団を優勝させて」とか
   お金で何とかできないことは大抵無理です(爆笑)。

雄介:だ、駄目だ!(笑)

蒼威:あの、全然今回の事件とは関係ない疑問があるんですけど。

黒臼:なんですか?

蒼威:欲しい物があったとしても、分かってから配るまでにタイムラグが生じませんか?

黒臼:ええ、ですから私たちとしては今年度分を配り終えますと、とりあえず忘年会と
   新年会をしまして。

右近:な、生々しい(笑)。

黒臼:それから次の年の査定を始めるわけです。

右近:い、一年に一回の大仕事か。

蒼威:大変ですね、サンタって(笑)。

黒臼:とはいえ12月近辺で願いが変わることなんてざらですからね、取り敢えず12月
   発売のゲームとかは欠かさずチェックしてます。

一同:…………

雄介:俺、サンタのこと誤解してたかもしれない(笑)。

黒臼:いろんな企業に勤めている仲間がいますから、12月商戦の内容を
   調節してもらったりと、結構大変なんですよ。

蒼威:……あの〜、夢が壊れそうなんで聞いちゃいけないような気がするんですが、
   それが主流だとしてもやっぱり望む物を作り出したりするようなサンタも
   いるんですよね?

黒臼:古参の人なら出来るかもしれませんが……。

蒼威:半ば伝説の存在?

黒臼:ええ(笑)。

蒼威:(何かが壊れたように)ああああ〜〜〜。

黒臼:基本的には、先立つ物といいますか、俗な言い方をするとお金を使う方が主流ですね。

雄介:夢が無い。

黒臼:ミッキーは被り物をとったら駄目だと思いませんか?

蒼威:思いますけど。

黒臼:サンタクロースも被り物をとったら駄目だと思うんですよ(笑)。

雄介:取り敢えず了解。

GM:ところでさ、言っててちょっと思ったことがあるんだが。

右近:

GM:夢ねえ!(笑)

雄介:GM、夢を出すつもりだったんですか!(笑)

GM:まあ、大量に既製品を作り出すと犯罪だし。

蒼威:透視も犯罪だと思います。

GM:現代のサンタも大変なんですよ。

右近:ちなみに俺が一番夢を壊されたのはサンタに透視能力があるってことかな(笑)。

蒼威:さて、話が嫌な方に脱線しまくっちゃいましたが。

右近:本題としては、被害者たちの共通点を調べてもらう

黒臼:いや、それは調べてみないと分からないというだけの話なんですけど。
   ただ、私たちが仲間に犯人がいると考えたのは別の理由があるからなんです。

雄介:別の理由?

黒臼:私たちは[隠れ里]と呼ばれる空間を持っています、それは例えば空を飛びたいとか
   病弱な子供の外を走り回りたいといった願いを叶える為の空間なんですけど。

蒼威:初めて夢のある話が出てきた気がする。

黒臼:その場所の一部が変質してきているんです。

右近:変質?

黒臼:ええ、なんていうか。禍々しくなってきたと言いますか。

蒼威:そんなことが起こりうるんですか?

黒臼:強い力を持った者なら出来ないことはないはずです。

右近:それはいつくらいから始まったんですか?

黒臼:大体、失踪事件が起きた時期と一致します。

蒼威:だからこそ仲間の仕業じゃないかと疑っているわけですか。

黒臼:ええ。

雄介:なら、実際にその隠れ里を見てみたいんだけど。

右近:そうですね、どうなっているのかも気になりますし。

黒臼:いいですよ、それくらいなら。

GM:そういうと黒臼は一瞬でサンタルックに変わって大きな白い袋の口を広げる。

黒臼:ここが入り口です。どうぞ。

雄介:うおっ!

蒼威:まあ、入りますけど……。

黒臼:子供たちを連れて行くときは寝てる子供たちの腰の辺りを掴んで袋の中に
   入れるんですよ。

一同:犯罪だ!(爆笑)

右近:つまり部屋の中に入って。
  「よし、寝ているな。ガシィ、ヒョイ、アディオース」と(笑)。

蒼威:ありえねえ!(笑)

雄介:(爆笑中)

蒼威:分かったことがあります、連れ去られた子供たちは
   そんな方法で連れ去られたんです(笑)。

右近:つまりサンタは短距離瞬間移動が出来て、限定的な透視が出来て、異空間に行ける……。

蒼威:犯人はサンタですね(笑)。

GM:ついでに言うとトナカイも長距離移動用にワープできたりするぞ。

右近:逃げ足もばっちりか(笑)。

蒼威:サンタというのは誘拐にとても向いた妖怪だったんですね。

黒臼:(シリアスに)人を守るための力も、使い方を誤れば傷つける為のものになります。

右近:何と言おうが結局は誘拐能力だ(笑)。

GM:(笑いながら)で、どーする。黒臼さんは袋の口を広げっぱなしだが(笑)。


Scene7 〜メルヘンランドへようこそ!〜

 袋の中に広がっていたのは全くの別世界だった。
 広大な大地に振る冷たくない雪、その隣には草原や花畑、遊園地のような物まである。
 戸惑う3人に黒臼はいつものような笑顔で言った。
 「ようこそ、ここが私たちの世界です」

GM:というわけで隠れ里に着いたわけだが。

右近:ここが、隠れ里。

黒臼:ええ、別名メルヘンランドです。

蒼威:なんか潰れかけの遊園地みたいな名前だ(笑)。

GM:確かに遊園地みたいな施設もあるがお菓子の家とかもあるし。

雄介:何!黒臼さん!食べていいんですか!

黒臼:いや、一応観賞用で食べちゃいけない規則になってるんですよ。

雄介:なんで?

黒臼:ほら、やっぱりお菓子を大量に食べるのって体に悪いじゃないですか。

蒼威:冷たくない雪が降らせれるのなら、体に悪くないお菓子を作ればいいじゃないですか。

雄介:そうだ、そうだ。もぐもぐ。

蒼威:輝島さん!なにさりげに食べてるんですか!(笑)

雄介:いや、美味しそうだったし。

右近:なんていうか、流石にこの歳になるとお菓子の家は抵抗があるなあ。

蒼威:ですねえ。

雄介:(遠くで)ほんとに美味しいな。

右近:さて、あの大きな子供は放っておくとして。

蒼威:その変質している場所を見せてもらえませんか?

GM:なら黒臼さんは森の方に案内してくれる。

蒼威:どういう風になってる?

GM:なんか嫌な感じがする、どこがとは分からないけど強いて言うならメルヘンっぽさが
   なくなってる感じ。

蒼威:ちょっと木に聞いてみようか。「木さん、ちょっと聞きたいんですけど」。

GM:木は答えない。

蒼威:隠れ里の物だから会話できないのかな?

右近:それ以前にあなた[植物会話]持ってないのでは?木は無生物じゃないですよ。

蒼威:そうか、すっかり忘れてた。じゃあ石に話しかけよう、これで駄目だったら隠れ里の
   物とは喋れないってことになるけど。

GM:まあ、ここは答えていいか。石は君の問いかけに答える。

石A:あ〜、なんじゃい。

蒼威:最近、なんかあなたの周りが変わったりしませんでした?

石A:ああ。それなら入り口付近の石と話してみ。

蒼威:移動して話してみます。もしもし。

石B:どうなされたんですか?

蒼威:最近森のほうが変みたいだけど、なんか変わったことはない?

石B:私はないんですけど、こっち(石A)の方が。

石A:ほら、なんか俺さ、柄悪くなっとるっしょ。

石B:ね。

蒼威:なるほど、よく分かった。

右近:何か分かりましたか?

蒼威:はい。奥に行けば行くほど石の柄が悪くなってます(笑)。

右近:なるほど。

GM:あと、全員ちょっと知力で判定してください。

右近:9成功の私が一番成功してるみたいですね。

雄介:お菓子を食べててぜんぜん気づきませんでした。

GM:なんか森の奥の方に人払いの結界が張られてます、妖怪にも利く強力な奴ですね。

蒼威:どうします、行ってみますか?

右近:いや、行くのであればちゃんとした準備を整えておきたいです。

蒼威:じゃあ、一度戻ってせめて敵の目星くらいは付けておきましょう。
   輝島さんがお菓子で役立たずになってるし。

雄介:失礼な。

右近:はい、お菓子。

雄介:こんなものに惑わされるとでも!(意思判定)……いただきまーす(笑)。


Scene8 〜黒臼の依頼〜

GM:というわけで、<クロック>に戻ってきたわけだが。
   ここで黒臼さんが君たちに言うよ。

黒臼:今回の連続失踪事件はサンタクロースの犯行である可能性が非常に高いと
   私は考えています。

右近:まあ、そうでしょうね。あの誘拐の手際から考えて相当誘拐に特化した
   妖怪の犯行だと考えるべきです(笑)。

黒臼:そこで皆さんに事件の解決をお願いしたいんです。
   我々は戦闘に向いた種族ではありませんから。
   万が一戦闘になった場合は勝ち目がありません。

一同:そんなことは分かってる!

雄介:むしろ戦闘に向いているって言われる方が驚くわ(笑)。

蒼威:なんか今更って気はしますが、そんなことを言われると夢がなくなります。

黒臼:報酬はお一人50万、銀行口座に振り込ませてもらいます。

一同:だから夢が!(笑)

蒼威:いやまあ、お金は確かに欲しいんですけど。

右近:とはいえ私たちはそこまで即物的ではありません。

雄介:なんか、報酬は振込みでって言われるとどんどん夢が無くなる気がしませんか?

黒臼:分かりました、なら現金で用意しましょう。

一同:だから夢!(笑)

蒼威:ごめん、ちょっとプレイヤーとして質問していいかな?
   心からサンタを信じて且つ現ナマが欲しいと願ったらどうなるんだ?(笑)

GM:いても選考のときに弾かれるよ(笑)。

黒臼:被害者たちの共通点に関してはこちらで調査しておきます。
   あと、長距離移動とか、サンタを信じている人の部屋に入ることぐらいなら
   手伝えますけど。

右近:それは不法侵入だ。

黒臼:大丈夫、[魅了]とか[誘眠]とかつかえますから(笑)。

右近:サンタって、自分を縛る鎖を外したらただの犯罪者集団だよな。

蒼威:ほんとに今更って気はしますね。黒臼さん子供の前ではちゃんとサンタやってくださいね。

黒臼:(すっごい笑顔で)当たり前じゃないですか。

右近:その笑顔がまぶしすぎるね(笑)。

蒼威:そう言えばもう夜遅いよな。

GM:だね。

蒼威:じゃあ黒臼さんに被害者の共通点を分かり次第教えてもらうってことで今日は
   家にでも帰ろう。


Scene9 〜次の標的は……〜

GM:というわけで翌日、黒臼さんから連絡があったよ。

右近:どんな連絡ですか?

GM:被害者は皆、昔プレゼントを貰ったことがあった。

雄介:それってつまり、サンタからってことだよな。

GM:そういうことです。

蒼威:なら、この町で昔プレゼントを貰った人のリストがあるかどうかを聞きたいんですが。

GM:それぐらいはお安い御用といって用意してくれるけど。

右近:結構いると思うけど、どれくらい?

GM:いや。実はそんなに多くない、親が普通にプレゼントを買ってくれそうな
   ところには配ってないから。

雄介:それって実はめちゃくちゃ少ない?

GM:少ないよ。

蒼威:じゃあ、プレゼントを貰ってて今サンタを信じてない人って分かります?

GM:黒臼さんに言えば昼までには調べてくれるって言ってるけど。

右近:なら、昼まで待ちましょう。

GM:というわけで、特に文句がなければ場所は<クロック>で、リストを受け取った
   ところです。

雄介:問題なし、そのリストを見てます。

蒼威:ねえ、GM何人ぐらいいるんですか。

GM:3人。

蒼威:何か嫌な予感がするんです。

GM:時に黒藤君、君はボンクラかい?(にっこり)

蒼威:この嫌な予感がなかった事になるのならボンクラでいいです。

GM:ああ、この3人の中に……。

蒼威:どーせいるんだろ!

右近:何?

GM:ああ、砂川千草って書いてある。

蒼威:ああ、誰だろう?でも、そう言えばサンタを信じてないとか言ってたな。

右近:一応聞くけど、残りの二人は?

GM:…………えっと…………。あ、赤星慶とか、井川アリアスとか(笑)。

蒼威:考えてなかったのかよ!(笑)

右近:しかも、アリアスは苗字だ(笑)。これはぶっちゃけ砂川さん以外は
   どうでもいいってことかな。

雄介:GMの言いたいことはよく分かった。

蒼威:すいません、一人パンピー臭い人に見覚えがあります。

右近:砂川とその他2名か。

蒼威:まさか、砂川さんが……。

右近:知り合いですか?とわざとらしく聞いてみよう。

蒼威:同じ学科の友人です。

雄介:彼女たちはもうサンタを信じてないんだよな?

GM:ええ、備考の欄にも「部屋は覗けなかった」と書いてあります(笑)。

右近:すごく分かりやすい理由だ(笑)。

蒼威:覗きに走るサンタがいそうで嫌だなあ 。

GM:サンタは善良だから大丈夫だよ(にこやか)。

蒼威:そうだね(ひきつり)。

雄介:一応この3人が被害者予備軍ってことになるんだよな。

蒼威:全員あたってみるしかないでしょう、ぶっちゃけ自分としては一人に
   的を絞ってるんですが(笑)。

右近:じゃあ、全員で手分けしてあたってみるか。

 そして、手分けして調べてみた結果。
 当たり前のようにその他2名はシロ。
 そして残った砂川千草の身辺を調べたところ……。

蒼威:もう、何も驚くこともないんだけど。どうやら砂川さんの家に予告状は届いたみたい。

右近:やっぱりですか。

蒼威:あと一応護衛の為に明日会うことにしました。

雄介:本当に送られてきたって言ったの?

蒼威:直接聞いたわけでもないんだけど、なんか途中からあからさまに挙動不審になったし、
   確信はできる、物的証拠が無いだけだ(笑)。
   というわけで黒臼さんに連絡して何とか護衛してもらおうと思うんだけど。

右近:そうですね、サンタの機動力に対抗できるのはサンタだけでしょうし。

蒼威:そういえば、サンタの短距離瞬間移動ってどれくらいの距離を飛べるんですか?

GM:移動力メートルだ。

蒼威:(自分のキャラクターシートを見て)……8メートル!

GM:まあ、サンタが妙な能力を持ってない限りはせいぜい6メートルぐらいだろうな。

右近:GM私にはサンタという生き物がこれ以上変な能力を持っていたところで
   全然驚きませんが(笑)

GM:基本的に見えてないと移動できんから直接部屋に乗り込んだりはできないとは
   思うけどね。

右近:サンタって、怖いな(笑)。

GM:あなたねえ、子供たちに夢を与える存在を何だと思ってるんですか!(笑)

蒼威:お前だ、お前!(笑)

右近:逆にGMに聞くけど、GMとしてはどう思うんですか?

GM:俺ですか?……こいつら嫌だよね(爆笑)。

右近:君が子供の立場だとしてサンタクロースがあんなのだったらどうする?

GM:え、幻滅じゃすみませんよ(笑)。

蒼威:さて、本番は今晩ですね。

GM:無理やり話を戻しやがったな。

右近:おそらく狙われるのは彼女でしょう。

雄介:張り込みした方がいいかな?

蒼威:ええ、万が一の時を考えて黒臼さんにも来てもらいましょう。

右近:わかりました。GM、黒臼さんに連絡を取ります。

GM:取れました、今晩の張り込みにも協力してくれるそうです。

雄介:なら、後は夜を待つだけか。

右近:出来れば彼女の家に届けられたという物証があればいいんですけど。
   我々に犯罪者サンタのような真似はできないしね。

GM:あなた今、犯罪者って意味でサンタって言いましたよね?

右近:くっ!ばれたか。

GM:なんていうか、あなた達はサンタを誤解している……いや
   誤解していたというべきか(笑)。
   まあ、真実っていうものはいつも受け入れやすい物ではないということだよ。

蒼威:ステキな言葉だね。

右近:そしてとても残酷な言葉だ(笑)。

雄介:まあ、ほんとに何もすることないし、さっさとその狙われている人の家に行こうぜ。

蒼威:だな。というわけで砂川さんちの近所にレッツゴー。


Scene10 〜サンタクロースを撃退せよ!〜

GM:じゃあ、どんな感じで配置につく?

右近:私は屋根の上かな、蘇芳(しもべ)を使えば空も飛べるし。

GM:ちなみに呼ばれたから来たけど、基本的に黒臼さんは戦えない人だからな。

蒼威:当たり前でしょう!何言ってるんですか!

雄介:まさか本気でサンタは戦闘民族だと印象付ける気ですか?

右近:え、でもサンタってサンタキャノンは使えなくてもサンタリボルヴァぐらいは
   標準装備してるんじゃないの?

GM:してませんよ。

蒼威:真面目な話、黒臼さんは敵のサンタが逃げたときの為の足として
   呼んだだけだから戦って欲しいとは思わない。

雄介:俺と蒼威は黒臼さんは路地かな。

GM:了解、じゃあ深夜の1時ごろ。彼女の部屋の明かりが消えます。

右近:じゃあ、[人払い](ダイスを振って)ぎりぎり成功です。

雄介:あとは来るのを待つだけか。

GM:そうしてしばらく息を潜めているところで全員知覚判定をお願い。

雄介:あ、クリティカルした。

GM:なら完璧に分かるな。玄関に面した通りをゆっくりと歩いてくる人がいる。

雄介:気づいていない人に伝えます。

蒼威:なら、そこから直接見えない位置に移動します。彼女の部屋の前に来たときに
   取り押さえてやる。

GM:じゃあ、赤い服に髭のサンタっぽい人は入り口の前まで来ると。

右近:入り口って玄関だよね。

GM:ええ。そして彼は扉の前に立つと辺りをきょろきょろ見回して。
   家の扉の前でカチャカチャしだす(爆笑)。

雄介:ちょっと待てーー!!(笑)

GM:がちゃり。

蒼威:待ちなさい!

GM:彼はそれには答えず家に入ると扉を閉めた、もちろん鍵も。

蒼威&雄介:……(沈黙)。

蒼威&雄介:(笑)。

蒼威:強行突破するぞ!黒臼さん先に彼女の部屋に入ってください!

黒臼:無理です。

雄介:え?

GM:いや、だから視界範囲内でないと転移できんのよ、そして砂川さんはもうサンタを信じて
   無いから部屋を見ることはできない。
   もちろん、窓のすぐそばには移動するけどね。

雄介:ちなみにさっきの鍵開けって妖術?

GM:サンタがそんな妖術持ってるわけ無いでしょう、技能です。
   (キャラシーを見せて)ほら、鍵開け20レベル。

蒼威:なんだかなあ。多分黒臼さんに同じことを期待しても無駄だから。
   なら、鳴神さん!こうなったら窓を。

右近:(叩くジェスチャー)パリーン?

蒼威:全部壊さなくてもちょっとパリーン、猫(瑠璃)投入でも。
   いや、そういえば瑠璃って大きかったっけ?

GM:人間よりも大きいぞ。

蒼威:だめだ、あまりにも猫のイメージが強すぎた(笑)。

右近:ならもういい、蘇芳に乗っていって窓を叩き壊して瑠璃を突っ込ませます。
   中の様子はどうなってます?

GM:中に入った瑠璃と君が見たのは!

右近:見たのは?

GM:女性の腰辺りを掴んで袋の中に入れようとしてるお爺さんが。

サンタ:日本の妖怪か……。

右近:サンタに名乗る名など無い!(笑)行け、瑠璃!……命中判定は成功してます。

GM:ならサンタは彼女をポイっと袋の中に入れると(ダイスを振って)一気に窓の外に
   瞬間移動!

右近:ここって2階だよね?

GM:ええ、だからサンタはそのまま地面に落下する。

雄介:落ちてきたか、サンタめ!

サンタ:私の邪魔をするな!

雄介:貴様の目的はなんだ!

サンタ:目的……?

右近:もちろん、こう答えるんでしょう?「サンタの目的?くっくっく、
   そんな物はひとつしかないじゃないか」って。

雄介:(無視)前途要望な少年少女たちをさらって何を企んでいる!

サンタ:彼らはもう少年たちではないよ、サンタクロースを忘れて大人になってしまったんだ。
    お前たちも妖怪なら分かるだろう?私たちは誰かに想われねば存在できない、そして
    存在した時点からこの世界に在り続けなければならない。
    だがな!私を造った、いや私を生んだ人間たちはすぐに私たちのことを
    いなかったと言い切る、身勝手な話だと想わないか。

右近:それと今回の誘拐事件がどう繋がるんですか?

サンタ:これは復讐なのだ。彼らは永遠に私の世界の中でサンタクロースを信じて生き続ける。

蒼威:それじゃあ貴方が恨んでいる人間たちと同じだ、それこそ身勝手でしょう?

サンタ:先にやったのは人間の方だよ。存在を消し去るばかりか、私たちの正体を知ると
    化け物と罵る、その行為は咎められるべきではないのか?

蒼威:貴方の言い分は分かります、自分を被害者のように想うのも当然です。
   でも、私は貴方のしようとしている行動を見過ごせません。

サンタ:どうとでも言うがいい、私は私の目的を果たすまでだ。

雄介:そうやって夢を汚すのか?

サンタ:人間が勝手に抱いた夢だろう?それこそただの儚い幻、
    幻想だ、見せてやる義理は無い。
    それにサンタに抱く幻想など、もうとっくに壊されているよ(笑)。

右近:そうだな(笑)、少なくとも今の君を見ているとサンタなどとは思えんな。
   と言って、ちらっと黒臼さんを見る(笑)。

蒼威:実はちょっと納得しかけた(笑)。

右近:確かに自分がもしサンタだったら寝返ってたかも。
   だが幸いなことに我々はサンタではない。

蒼威:もっと別の手段でサ、サンタとして過ごそうとは思わないのか?
   ここにいる黒臼さんみたいに……。

雄介:そうだ、彼はサンタとして生まれ、ちゃんとサンタとして生活しているじゃないか。

黒臼:昼間は株主ですけどね。

GM:もう完璧に左団扇の生活してるよ。「キャビア、あむ、うめぇ」って感じの(笑)。

雄介:駄目人間……。

右近:ところで、あのサンタとは顔見知りですか?

黒臼:ええ、日本にいるサンタの中でも最古参の一人、強力な力を持ったサンタです。

右近:強力なサンタ、とても危険な単語ですね(笑)。

蒼威:でもそんな洗脳みたいな方法で信じさせることに意味など無いだろう。

サンタ:確かにそうだ、だがな私はただ忘れてしまった人間に復讐がしたいだけなのだよ。

蒼威:目的は復讐か。

サンタ:死んで終われるならそれでい、しかし想いがある限り蘇るのであれば
    死は終わりではない。ここは、地獄だよ。
    楽になれないのなら、せめて同じ生き地獄を味あわせてやりたいんだ。

右近:人はいつか大人になる、そしてそのときサンタクロースのことも忘れてしまうんだろう。
   だが、そのときは別の人がサンタクロースのことを信じているはずだ。

サンタ:少し前までは私もそう考えていたよ。そしてその連鎖が急に虚しくなったんだ。
    今までかすかに見えていた光が急に消えてしまったみたいに。

雄介:俺も同じジレンマに陥るかもしれないとは思うんだけど。

右近:ただ、それはほとんど全ての妖怪も同じです、皆自分なりに折り合いをつけて
   生きているんですよ。彼はただ、少しだけ純粋すぎただけです。

蒼威:難しいことだとは思う、簡単にできるとは思わない。でも、サンタとしての
   生き方を捨てて別の道を歩むことだってできるんじゃないのか?

右近:それに、もしそうすることができたとしても、貴方がサンタクロースであることには
   変わりありません。人も妖怪も生まれを選ぶことはできない、生まれたからには
   生きるしかないんです。サンタとしての道を。

サンタ:しかし……。

右近:サンタとは生まれではありません、能力です。
   今までの生き方に疲れたのなら別の方法で子供たちに夢を与える事も
   立派にサンタとして生きるということではないのですか。

GM:サンタはゆっくりと首を振ると袋の入り口を広げる。

サンタ:ついてきてくれ、最後にひとつだけ聞きたいことがある。

雄介:隠れ里の中に来いって事?

GM:サンタは頷くぞ。そして自分は袋をすっぽりと頭から被る、
   すると手品みたいに袋だけが残って地面に落ちる。

一同:ええ〜!!(笑)

蒼威:残るのか袋!

雄介:前に行ったときは黒臼さんが最後だったからわからなかったしな。

黒臼:私たちも行きましょう!


Scene11 〜決着〜

 黒臼の袋を通り、再び隠れ里にやってきたPC達。そこで彼らが目にしたのは
 以前よりも圧倒的に禍々しくなったメルヘンランドの姿だった。

雄介:この禍々しさは……。

右近:彼の力なのでしょうか。

蒼威:石に聞いてみる、かくかくしかじかな奴はどこに行った。

石:あ〜、あっち行ったよ。

蒼威:ありがとう。お礼を言ってから教えられた方に行きます。
   分かんなくなったらまた聞く。

GM:なら。「……あっち」とぶっきらぼうに。

蒼威:かなり柄が悪くなってる……。

GM:そんな感じで聞きながら進むと森の奥の開けた場所に出るよ。
   以前張ってあった結界は無くなってるみたい。
   そしてさっきのサンタと行方不明者たちがいる。

蒼威:砂川さんも?

GM:いる。

右近:聞きたいことがあると言っていましたね。

サンタ:ああ。

蒼威:なんですか?

サンタ:人間たちにもし私たちの妖怪としての本性を見せれば、
    彼らは私たちを化け物と呼ぶだろうな。

右近:そうでしょうね。

蒼威:でも、そう呼ばない人もいるかもしれない。その時は化け物と呼んでも
   後でそれを後悔しているかもしれない。

サンタ:君たちはそれを信じることができるのか?

雄介:勿論!

GM:……そっか、雄介ってまだ若い妖怪だったっけ。

雄介:ええ、まだ一桁ですよ。

蒼威:貴方ほどじゃないけど、嫌な思いをした事だってあります。
   砂川さんだって妖怪の姿を見たら受け入れてくれないかもしれない。
   でも、僕は可能性がゼロじゃない限り信じたいと思います。

右近:貴方がここにいるのは、間違いなく貴方が生まれて欲しいと願った人間の力です、
   それをもう一度信じてあげることはできませんか?少なくとも貴方は祝福されて
   生まれてきたのですから。

蒼威:少なくとも貴方のようなことをすればその可能性すら摘んでしまう、
   だから貴方のやっていることは間違っている。

サンタ:私などよりもよほど強いのか、それとも若いだけなのか……、
    どちらなのかをしばらくの間見守らせて貰うとしよう。

右近:では。

サンタ:ああ、さらった者たちは返すよ。
    君たちの望みが叶うことを願っている。

GM:そう言ってサンタは去っていこうとする。

右近:どこへ行くつもりですか。

サンタ:まずはネットワークだな今回のことでかなり迷惑をかけてしまった、
    その後はどこか適当なところで人間でも見ながら暮らすさ。

蒼威:サンタクロース、貴方にそれ以外の名前は無いのか?

サンタ:無いよ。私はずっと昔からそう呼ばれてきた、そしてそう呼ばれ続けることを
    望んできた、だからそれが私の名前だ。

蒼威:(残念そうな顔で)そう……ですか。

GM:今、絶対にサンタなんて犯罪者をあらわす隠語以外のきちんとした名前で
   呼びたいって思っただろ(笑)。

蒼威:ほら、悪魔ちゃんとか死神ちゃんって名前は却下されるんですよ(笑)。

黒臼:ところで、そろそろ人間の皆さんも気が付きかけてますし、早くここから出ませんか?
   ここ数日間の記憶操作もしないといけませんし。

蒼威:そうだ、その事について一つ頼みがあるんですけど……。


Ending1 〜サンタクロースの贈り物〜

GM:というわけで君たちは砂川さんの家の前に戻ってきたわけだが。

黒臼:じゃあ、皆さんとはこれでお別れですね。報酬の方は後できちんと    振り込んでおきますので。

右近:あの、最後にもう一つだけ頼みたいんですけど。

黒臼:なんですか?私(サンタ)に出来そうなことなら何でもいいですよ。

右近:いや、私が壊した窓ガラスを直して欲しいなと思いまして。

黒臼:なんだ、そんなことですか。お安い御用ですよ。

GM:そういうと黒臼は携帯を取り出してどこかに連絡を取る。

黒臼:すぐに業者の方が修理に来ると思いますので……(笑)。

雄介:妖術じゃないのか。

蒼威:さ、最後の最後まで。

右近:夢が無い(笑)。


Ending2 〜タム×2といっしょ〜

GM:で、翌日になったわけだが右近は何してる。

右近:え、病院にいますよ。イブとはいえ患者は絶えないし。

GM:じゃあ、昼過ぎぐらいにすっかり風邪の治ったタム×2を(なぜか爆笑)どうした?

右近:いや、そういえばそんな猫も居たなあって思いまして。

GM:片岡さんと息子さんが引き取りに来るよ。

片岡(妻):先生!息子が帰ってきたんですよ。ここ数日の記憶を失っているのが       ちょっと心配なんですけど。

 ちなみに、事件の被害者たちは皆記憶を消されています。

右近:まあ、よくあることですよ。見た感じは元気そうですし。    クリスマスまでに解決してよかったですね。

片岡(妻):ええ、本当に。

GM:横では息子さんが、タム×2〜って言ってタム×2に触ってるよ。

右近:じゃあ、タム×2は「きしゃ〜」って(笑)。

蒼威:どこの猛獣だ。

右近:えっ、タム×2って全長10メートルくらいあるんじゃないの?(笑)

GM:ないよ。

右近:ちぇっ、じゃあ気を取り直して「片岡さん、よいお年を〜」。

片岡親子:はい、よいお年を。

タム×2:きしゃ〜(笑)


Ending3 〜Hard days Holy Night〜

GM:次は雄介。クリスマスともなると仕事は忙しいぞ。しかも喫茶店内は
   異様にラブラブしてるし。

雄介:なかなかラブラブな雰囲気ですね、マスター。

マスター:貴方は恋人とかはいないんですか?

雄介:いませんよ、全然。

マスター:なら作ればいいじゃない、恋愛も人生修行のうちよ。
     うちによく来る人なら…………、マイセンさんとか。

右近:マイセンさん、女性であることが発覚(笑)。

マスター:まあ、冗談ですけどね。

雄介:どこまで冗談なんだか。

マスター:そういえばうちのネットワークでもクリスマスパーティをやろうって企画が出てまして。

雄介:あ、いいですね。

GM:その時、外で急に雪が降り出す。

雄介:ホワイトクリスマスか……。

マスター:残念、雪が降らない事を考えて紙ふぶきを作っておいたのに。

雄介:誰が撒くんですか?

マスター:一反木綿の一反君にでも頼もうかと……。

雄介:なるほど。

GM:そこで、店にまたお客さんが入ってくる。

雄介:いらっしゃいませー。

GM:そんな感じでクリスマスの夜は更けていく。


Ending4 〜ホワイトクリスマス〜

GM:最後に蒼威、喫茶店の前で立ってると向こうの方からやってくる人影が。

蒼威:砂川さん……、来てくれないと思ってたよ。

千草:なんか、記憶がこんがらがっちゃっててさ。サンタクロースに誘拐されて
   黒藤君がやってきて、サンタクロースが黒藤君や自分のことを……えっと
   西暦2000年くらいに公開された宮崎アニメのタイトルから『姫』を
   抜いたような単語で呼んでて……(笑)。

蒼威:わ、わかりにくいな……。

千草:変な夢だったんだと思うんだけど。

蒼威:取り敢えず、こんなところで立ち話もなんだし。

GM:そこで急に空から雪が降ってくる。

蒼威:中に入って話そうか、話さなきゃいけないことがたくさんあるんだ。

 受け入れられるとは限らない、拒絶される可能性のほうが高い、それでも
 彼は真実を語る道を選んだ、交わした言葉を嘘にしないために。

 そんな彼が喫茶店に入ったのを見届けると、上空でソリに乗っていた男は
 ソリを発進させた。

 「Mary X’mas この雪は私からのささやかなクリスマスプレゼントだ」


なーはぼると
 クリスマスリプレイ、GURPS百鬼夜翔「○○○サンタが街にやってきた」いかがでしたでしょうか。
 人の想いで生まれた妖怪の苦悩をメインに据えた交渉モノ……にしようと思ったのですが。
 何をどう間違ったんでしょうねえ……、すっかりギャグになってしまった。
 ちなみに今書いてる段階でクリスマスリプレイは後一つあがる予定なんですが
 そっちはどうなることやら……まあ、彷徨い人氏のがんばり次第ってところですか。
 では今回はこれぐらいで。

“次は年明け予定”deal