メックウォリアーとは

メックウォリアーRPGは『シャドウラン』などのRPGを作ったFASA社の作ったゲームで、西暦3025年の世界を舞台に
体長10数メートル、重量数十トンに及ぶ巨大な人型兵器バトルメックに乗り戦い続けるメック戦士の活躍を描いたRPGです。
現在(3025年)の科学力ではもはやバトルメックを生産することは出来ず、メック戦士は特別な階級のように見られていました。
彼らは土地を持ち養うべき一族郎党を持ちます、そして戦場に出て戦うことによってその権利は保障され、メックを失ったとき全ての権利も失うのです。
では、そんなリスキーな世界を生きる4人のメック戦士たちを紹介しましょう。


キャラクター紹介

ドルゴスベル・ヴァルキュリアスバント・マリークベル 45歳 男
 階級は中尉、一応今回のPCの部隊を指揮する小隊長で通称はロック。
 惑星ウガンダという辺境惑星出身のメック戦士(自称)で、パーティー最高の魅力度を誇るナイスミドル。
 パーティ最年長にもかかわらず、一番ダメな…もとい右脳と左脳が繋がってないような奇行をする人物。
 乗機は軽量級最高クラスの火力を持った25トンのコマンドウ。

ミハイル・アルデスキー 21歳 男
 階級は少尉、とはいえ正式にメック戦士養成学校を出たわけではない謎の男、
 ゴマすりとアルコールをこよなく愛するダメ人間でだがメック射撃の腕は小隊一。
 本人曰く酒を飲めば百発百中だそうですが、はたしてどうなるのか…
 乗機は長距離攻撃に特化した55トンの支援型メックグリフィン。

アイリア・センティエット 18歳 女
 階級は少尉、養成学校を卒業したばかりの新人。
 何の因果かこの小隊に配属されることになった小隊で唯一の普通の人であり小隊の紅一点。
 ただ、変な人の中でまともな人が一人いても会話は成り立たないということが彼女を見てるとよくわかる。
 乗機はそこそこ堅牢な前面装甲を持った50トンのエンフォーサー。

エイジ・アリタ 20歳 男
 アイリアと同じく最近この小隊に配属されたメック戦士、ドラコ連合に対して何か特別な恨みを抱いているらしい。
 この小隊の中ではわりとまともに見えるのだが…、彼もやっぱり結構変だった。
 乗機は強力な火砲を備えた50トンのハンチバック。

 ちなみに、この4人はメックウォリアーRPGはほぼ初めて、GMもどんなことになるのか正直想像できなかったのですが。蓋を開けてびっくり。GMが予想してたのより遥かにぶっ飛んだ物語が展開されることになったのです…(泣)

用語解説

ライラ共和国:今回PC達の部隊が雇われている国家。今の国家で言うとヨーロッパ(EU)のような感じの国。
          元首の名前はカトリーナ・シュタイナー。

ドラコ連合:わりと敵役として出てくることが多い国家、イメージとしては昔の日本を悪いところみたいな感じ。
        元首はタカシ・クリタ。その名の通り日系の人たちが多い国家である。

アレス条約:現在(3025年)の戦場に於いて不文律として広まっている条約です。
         内容としては
          ・核兵器の使用禁止
          ・衛星軌道上からの攻撃禁止
          ・都市や浄水場などの施設での戦闘禁止
          ・生物兵器・化学兵器の開発や保有の禁止
          ・捕虜の人権の保障
        こんな感じです、特に仕官を捕虜にしたときは強制労働もダメなので相手に返すまで三食昼寝付きの状態だとか。
         ちなみに捕虜に対する、精神的肉体的苦痛を伴わない尋問はオッケーだそうです。

略語解説

SL・ML・LL:それぞれ小口径、中口径、大口径レーザー。
MG:マシンガン。
SRM2〜6:2〜6連装ショート・レンジ・ミサイル。
LRM5〜20:5〜20連装ロング・レンジ・ミサイル。
AC5〜20:オートキャノン、後ろの数字は口径。
PPC:粒子ビーム砲。

 

メックウォリアーRPGリプレイ第一話「はじめてのお使い〜〜山賊を倒そう編〜〜」

Scene0 〜ブリーフィングルーム〜

GM:じゃあ、セッション開始しまーす。君たちが所属してるのはティアンム連隊っていう傭兵部隊。
    ちなみにメック4機で小隊、小隊が三つ集まって中隊、 中隊が三つ集まって大隊、で大隊が
    三つ集まると連隊だ。で、現在君たちはクレイボーンという惑星に駐留している。

ドルゴスベル(以下ロック):どんな惑星ですか?

GM:よく言えば牧歌的、悪く言えば田舎な惑星。

ミハイル:そんなとこには居たくねーなー。

エイジ:でも、我々はこの星から移動できんのだよ。

GM:ワープ能力を持った星間航行船がないと移動できんからな。
    クレイボーンは大体ライラ共和国って国とドラコ連合って国の中間辺りに存在する惑星だ。

ロック:先生、その二つは仲悪いんでしょうか?

GM:まあ基本的にこの時代(3025年)は隣り合ってる国は小競り合いしてるよ。

アイリア:なるほど。

ロック:じゃあ危ないじゃねーか俺たち。

ミハイル:いわゆる最前線?

GM:まあ、一応クレイボーンは位置的には前線ってことになるんだが。さっき言ったように田舎な惑星だし
       めぼしい資源があるわけでもない、つまり前線だけど戦闘が激しいってわけじゃあない。

ミハイル:ならいいか。

アイリア:ところで〜、ドルゴスベル・ヴァルキュリアスバント・マリークベル隊長〜、通称ロック隊長!
      いい加減部隊マークとか決めません?

ロック:部隊マーク?部隊マークを書く丸の中にDEATHと書いておけ。それで充分だ(笑)。

GM:で君たちはクレイボーンにあるヴァレリア城という城にいる、まあこの時代メック部隊って言うのは
    基本的に城に駐屯してんのよ。

ミハイル:城?中世の?

GM:というより、完全に兵隊宿舎、メック戦士をはじめとして結構な数の兵士が住んでる。あと、その城が
       あるのは オーストラリアみたいな形の大陸だ。といってもあるのは草原とか森とかだけど。

一同:ふむふむ。

GM:で、その大陸のど真ん中くらいにあるのが最寄町であり港町のジョリーロジャーって町、この場合の
    港町って言うのは 宇宙からの船が降りてくるから港町ね。

エイジ:それがないと我々に補給とか来ませんからね。

ミハイル:ジョリーロジャーね。

エイジ:それで、我々は日頃何をしているのですか。

GM:そんなもん決まってるだろう、軍人してる。

アイリア:具体的には何を?

GM:具体的には地図を見てもらえば分かると思うんだが、ヴァレリア城の北東の方にドラコ軍側との
    境界線があるんだ。

アイリア:その地図は?

GM:今書いてる(笑)。

ロック:境界線ということは戦闘はやっぱりあると?

GM:一応ね。ちなみにこの惑星ではドラコ軍が侵略側だ、正式にこの惑星に駐留しているわけでは
    ない。お互いにその気になれば 完全な殲滅戦をすることになるはずだ。

エイジ:ドラコなどやってしまえばいいんだー。

GM:でも、ここ殲滅して激戦区行くのもイヤだろ?だから小競り合いしてる、ここで小競り合いしてるだけ
       で割と安全に 給料もらえるわけだし。

ミハイル:ひゃっほう、あっちの奴らとは気が合いそうだ。

GM:君たちの任務はこの惑星を守ること、つまりはこの城を守ること、要するに任期の間ここが落とされ
    なかったらオッケー。

ミハイル:別にあいつらを排除する必要は無い?

GM:本気でそれをしたかったらもう少し兵力が要る、なんせこの惑星に駐留してるのはせいぜい1個
    中隊ぐらいやから。

アイリア:他の部隊は?

GM:別の惑星でお仕事中、いくらなんでもこの星守るのに連隊はいらんよ。
       ちなみに相手も似たような戦力ね。

ミハイル:ってことは、結局飲んで寝てても問題ないと。

GM:ドラコ側も本気で攻撃してくる様子は今のところ無い、まあ他に戦力回してるんだろう。だから飲んで
       寝てても死にはしない。

ミハイル:最高の職場じゃねえか傭兵って。

GM:(給料査定には響くと思うけど…)

エイジ:傭兵にとってはね。でもこんな所でだらだらしてると、暴れたいだろ?
     次は激戦区行ってくれ、とか。

GM:ありそうだな。まあいいや、それでは皆この地図を見てくれ。

アイリア:なんていうかこういい加減な地図ですねえ。

エイジ:どこに何があるのか私には全く分かりません。

GM:各自で脳内補完しておいてくれ、たぶんリプレイになるときはもっとマシな地図を載せると思うから。

ロック:じゃあ、アレだね。すなわち俺らは城で玉座にふんぞり返ってワインを飲んでればいいんだね?

ミハイル:そのとおり!!

GM:(なわけねえだろ)。まあ、そんな感じに暮らすのが不可能ってわけじゃないと思うけど…

ロック:じゃあ、そうやってる所からシーンはスタートだ(断言)。

GM:(このゲームにシーンなんて概念はないんだが、まあいいか)


Scene1 〜マリークベル小隊のごく平凡な日常〜

ミハイル:お酌しますぜ、隊長。へへへ(笑)。

ロック:アルデスキー少尉、君はなかなか将来有望のようじゃないか。

ミハイル:俺もこう酒飲んでりゃいいなんて最高ですよ。

アイリア:なんでこの二人は控え室に玉座なんて用意してきてるんだろう。

エイジ:さあ、全く理解できませんな。

配達員(GM):すいませーん、この豪華なカーテンこの部屋でいいんですか(二人に合わせている)。

ロック:ああそうだ、そこに置いといてくれ。

ミハイル:追加注文の酒はまだかね?

配達員:はい、あの。自分で売店に行ってください。

アイリア:こっちは絨毯ですか?

ロック:あれだよ、『インテリア』って奴さ。

エイジ:もちろん私財で買ったんですよね(呆れ気味)。

ロック:ああ、アルデスキー少尉、書類の方は……(ちょっと小声になって)頼んだよ。

ミハイル:あの書類ですね、ここに万事。

ロック:うむ、流石だねえ少尉。君の将来はもう保障されたようなものだよ(笑)。

ミハイル:ハッハッハッハ。

ロック:私が小隊長である限り、君とは『仲良く』やっていけそうだよ。

アイリア:なんでわたしこんな所でこんな小隊の隊員をやってるんだろう…(泣)。

エイジ:上からの命令でしょう、異動に文句は言えませんし。

GM:異動願いでも書いたらどうだ(真剣)。

ロック:何を言っているんだセンティエット少尉、仲良くやっていこうじゃないか、なあ?

ミハイル:そうだぜ(酔ってる)。

アイリア:異動命令は間違いだったに違いない。

ロック:そういう感じで、日々俺らは平和に過ごしていると。

GM:うん、そんなかんじ。

隊員(GM):コンコン(ノック)。すいません、ドルゴル…以下略中尉(笑)。

ロック:うん、なんだね。入りたまえ。

隊員:中隊長がお呼びです。

ロック:なに、なんだって、中隊長(狼狽)。

ミハイル:仕事ですか、ダンナ。

ロック:早く言わないか君!ア、アルデスキー少尉、さっさと酒を片付けたまえ、
          中隊長殿がいらっしゃる(狼狽)。

ミハイル:はい!ガタガタガタ(片付けてる音)。

GM:(こいつら面白いなあ)

隊員:いらっしゃりませんよ、お呼びなんです(笑)。

ロック:そ、そうか。よしっ、山吹色の菓子を用意したまえ、今すぐ(笑)。

ミハイル:アレは確か在庫が…。

ロック:馬鹿野郎!確か倉庫に緊急用のがあったはずだ。

ミハイル:ああ(笑)、確かに。

アイリア:安全装置を…。

エイジ:ガチャリ、全員ピストルぐらいは持ってるのかね?

GM:自分で持ってる技能で扱える武器ぐらいは持ってるぞ。

ロック:ふむ、土産縛りで何かを縛りつつ、中隊長のところにダッシュ。

エイジ:お呼びなのは彼一人?それとも全員?

GM:呼んだのは小隊長、つまりロックだけ。

エイジ:じゃあ我々はここで待機だな。

GM:うん、そうしといてくれ


Scene2 〜出撃命令〜

ロック:じゃあ中隊長の部屋の前に来たら。カンカン(ノック)、中隊長、マリークベルです。

中隊長(GM):入りたまえ。

ロック:入ります、ウィーン(自動ドアがスライドする音)。

エイジ:自動ドアなんてあるんですか?

GM:(苦笑)あるよ、いくら文明が衰退したって言っても、現代と同じくらいはある。

ロック:お呼びでしょうか?

GM:ちなみに中隊長の名前はマクダレン、マクダレン大尉だ。

ロック:いやあマクダレン大尉、いつもながらにその壮健なお姿、ワタクシもう感激で
     涙が止まりませんよ。

GM:(別にそんな広い基地じゃなし、多分毎日のように顔ぐらいあわせてると思うんだが)

ロック:それで、このワタクシめに何か御用事が?

中隊長→マクダレン:ああ、そう…

ロック:(言葉を遮り)それはもう、マクダレン大尉の為でしたらワタクシ粉骨砕身の覚悟で頑張らせて
     いただきたいと思います。

マクダレン:なら、頑張ってくれたまえ(明るい声)。

GM:と言うと、大尉はプロジェクターで地図を表示させるんだが。

ロック:ほほう。

マクダレン:城から東に行った所にダムツェンという鉱山街があるんだが、どうもその近辺に山賊が
        出現するらしい。

ロック:山賊が?まったく許せませんな、正義を愛する我らティアンム連隊としては、そのような山賊を
     野放しにするわけには いきませんからな。

マクダレン:ただの山賊なら本来なら惑星軍の仕事なんだろうが。

ロック:確かにそのとおり、ああそうですか私にはどうやら出番が無いようだ(残念そう)。

マクダレン:いや、どうもその山賊ドラコが一枚かんでるらしくてな、メックこそ無いが戦車程度の戦力は
        そろえてるらしく 惑星軍だと結構被害が出そうなんで、ここは一発メックで追っ払って欲しい
       という事らしいんだ。

ロック:なるほど、つまり我々に偵察してきて欲しいと?

エイジ:偵察と言うより、殲滅だろう。

GM:うん、偵察+制圧、殲滅と解釈しても問題ないわな。

ロック:ちぃ。まあ、了解しました。

エイジ:GM1つ聞いていいですか?

GM:うん?

エイジ:メック戦闘で使った弾薬その他の経費は自腹じゃないですよね?

GM:エイジ君、そんなもの自腹に決まってるだろう(朗らか)。

エイジ:マジですか。

GM:大真面目、この時代傭兵部隊は自分の生活費からメックの整備費用まで全部自腹を切るのが
    常識だよ。

マクダレン:というわけで、正式な惑星政府からの依頼だ。メック部隊を率いダムツェンの街周辺に
        出没する山賊を掃討して欲しい。

ロック:了解いたしました、中隊長。我々はこのような事体に備えてここに駐留しているのですからね。

GM:というわけでちゃんと規定の報酬は支払うのでさっさと行ってこい。

ロック:それは分かりましたが、この事件の詳細の方は?

GM:少し前からダムツェン周辺で武装した集団が山賊行為を働き始めそれ以来適当に街から略取
    しているらしい、以上。

ロック:分かりました。では、これにて失礼します。…そのとき、俺の胸にはダムツェンの市民の叫び声
     しか聞こえていないのであった。

市民(GM):キャー、助けてっ!メックが襲ってくる!!

ロック:待っていろよ、山賊ども(めらめら)。

GM:メックは君たちしか持ってないんだけどな(笑)。

ロック:しまったぁ(笑)。まあいいや、というわけで会議室に戻ります。

ミハイル:酒瓶抱えてる(笑)。

エイジ:仕事ですか中尉。

ロック:ああ…仕事だ。俺たちのメックがついに動くときがやってきたってことだぜ。

アイリア:いつも動かしてますけどね。

エイジ:そういえば二日前も偵察に行った覚えがありますな。

ロック:そんなものは俺たちの戦闘には入らねえ。…ダムツェンの街は知っているな?

アイリア:あのここよりも田舎の田舎町ですね。

ロック:あそこにどうやら山賊ってのが現れたらしい。

ミハイル:山賊か。

ロック:まあ、おそらくクリタの野郎どもが関わってるんだろう。戦車の一台や二台くらいは持ってる
     らしいぜ。

ミハイル:所詮戦車の一台や二台、敵じゃないですぜ。

エイジ:クリタが関わっていると言うのなら見過ごせませんな。

ロック:とはいえ、アレス条約があるからクリタといえども民間人には手出しできない。それなのに商人を
          襲っていると言うことは あいつらはクリタとは関係ねえってことだ、すなわちあの野郎どもに何発
      ミサイルをぶち込もうと問題はねえって事さ。

アイリア:本当に?

GM:まあ、問題ないだろう…少なくとも条約には引っかからないはず。

ロック:さあみんなダムツェンの街を救いに行こうじゃないか、なあ。

GM:(なんでこいつが言うと怪しく感じるんだろう?)

ロック:じゃあ出撃は3時間後だ、各員準備しておけ。

一同:了解しました。
 


Scene3 〜出撃準備  アイリアとロックの場合〜

ロック:じゃあ、センティエット少尉(アイリア)に颯爽と近づく。「センティエット少尉、確か君は実戦は
     初めてだったね」

アイリア:いえちょっと前に…

ロック:今回が初めてだったね!(有無を言わさぬ口調)

アイリア:いや、だから…

ロック:初めてだったね!

GM:(苦笑)まあ、実戦経験が少ないのは間違いないと思うけど、初めてかどうかは微妙なところかな。

ロック:恐らく今までの偵察任務とは違った危険が待っていると思う。…あっ、ちなみに場所は中隊長室の
     近く、 窓はさっき俺が閉めなかったのでギリギリ開いてる。

GM:…うん。

ロック:(中隊長室に聞こえるように)君にはティアンム連隊の一員として誇りある行動をしてもらいたい。

アイリア:えっと、…まあ、はい。

エイジ:(笑っている)

ロック:ダムツェンの街の住人は今も苦しんでいる。

アイリア:そうですね、でも実戦は初めてじゃない……

ロック:(遮って)そうだな、実戦が初めてだと不安だろう。私にはわかる私もそうだった(遠い目)。
     あれは…、そうか もう二十七年前か…、私も年を取ったものだ。

アイリア:隊長が話を聞いてくれない〜(泣)。

ミハイル:ダンナに人の話を聞くなんて事期待するだけ無駄さ。

アイリア:一週間前の戦闘で一緒に戦ってたはずなのに〜(泣)。

ロック:じゃあ私はそのまま中隊長室にアピールを続ける。

GM:(そろそろ場を動かすか)そうすると、廊下の向こうから中隊長が歩いてくる。

ロック:なんだって!(驚)

GM:なんか、ハンカチで手を拭いてるけど。

ロック:この肝心なときにどこ行ってやがったんだぁ!

ミハイル:…便所だろ(笑)。

マクダレン:ん?どうしたんだ?

ロック:いえ、何でもありません。センティエット少尉が始めての実戦が不安だというので、私が少し。

アイリア:だから私は…

ロック:ぱしっ(口を押さえたらしい)。

アイリア:んー!んー!!

マクダレン:(あっけに取られている)何だかよく分からんが、……まあ、仲良くな。

GM:そういって中隊長は中に入る、それから「ああ、窓が開きっぱなしじゃないか」って言って
    窓を閉めた。

ロック:あの親父ぃ(ぎりぎり)。

GM:(間違いなくこいつに忠誠心ってものは無いな)

アイリア:ん〜(まだ口を押さえられている)。

ロック:ん?ああ、話は終わりだ、行きなさい(笑)。

アイリア:行きます(泣)。……真面目に異動願い書こうかな。

ロック:なんだって!(笑)こんなにいい小隊だというのに。

ミハイル:楽な小隊だぜ、ここは。上にゴマすってりゃいいんだから。

ロック:さて、あと三時間くらいは俺は準備しておく。

エイジ:メックでも磨いておきます。

ロック:そういえば、普段整備はどうしてるんだ?

GM:専属の整備兵がやってる、だから整備に関しては心配しなくていい。まあ大抵は君らの
    一族郎党だよ。

ミハイル:なるほど。

GM:メックを動かせるような奴とかもいるから、整備とか格納庫への搬入とかはいつも全部整備兵が
   やってくれてるよ。

ロック:じゃあドックに出るときにイベントが!(笑)

エイジ:乗っ取られる気マンマンだ!(笑)

GM:安心しろ、残念ながらそんなイベントはない。

ロック:…そうか(何故か残念そう)。

一同:…はあ(なんか急に気が抜けた)
 


Scene4 〜出撃準備  ミハイルとエイジの場合〜

エイジ:なんか、今すげーしょぼんってなってます。

ミハイル:じゃあそのしょぼ〜んってしてる奴と話に行こう。アリタ少尉何やってるんだ?

エイジ:ああ、ちょっとな。

GM:(おお、セッション始まって以来のPC同士のまともな会話の予感)

ミハイル:磨く暇あったらちょっと手伝ってくれよ、どの酒持って行こうか悩んでるんだよ、
      やっぱウイスキーかな?(笑)

エイジ:まて、ちょっと待て。作戦に酒を持っていくな!

ミハイル:待てか、確かに俺もウイスキーはどうかと思うんだよ、やっぱワインかな?

エイジ:だから待てと言っておろうがー!(ガシッ)

ミハイル:ああそうか…。

エイジ:いいか作戦だぞ!作戦!作戦なんだ!作戦に酒を持っていくな!!

ミハイル:(聞いている様子は無い)その名前、ドラコ系だろ?だったらやっぱりこれか、ドラコ酒(笑)。

GM:(誰かこいつらに会話のキャッチボールのやり方を教えてやってくれ)

エイジ:まあいい、オレはお前がその酒を飲んだせいでメックを転倒させたり、手がぶれて射撃を
      外しても知らんぞ!

ミハイル:それは大丈夫さ。

エイジ:どうして。

ミハイル:なんせ酒が無い方が手がぶれるからな(笑)。

エイジ:ちょっと待てええええ!!

アイリア:アル中だあ!!

ミハイル:こいつはな百薬の長って言ってな、こいつを飲めばどんな敵でも百発百中さ。

エイジ:確かに、少しならそれもいいだろうが飲みすぎると百害あって一利もないんだぞ。

ミハイル:大丈夫だいじょーぶ。

ロック:(ナレーション風に)そう言いながら、アルデスキー少尉の手は震えていた(笑)。

アイリア:真面目に異動願い出そう。

エイジ:なんかこの小隊に居たくなくなってきた。

ロック:こんな居心地のいい小隊はねえぜ。

ミハイル:お前さんはまだ来たばかりだから分かんねえんだよ、ほら選別だ。といってドラコ酒を(笑)。

エイジ:ドラコ酒?じゃあ受け取ったらガシャーンと。オレはドラコが嫌いなんだ!

GM:それはアメリカが嫌いだからハンバーガーを食べないってのと同じくらい無茶な理屈だと思うが。

ミハイル:(いきなり逆上)なにしやがんだ手前!俺の酒返せや!(笑)

エイジ:さっきオレにくれると言っただろう!(笑)

ミハイル:うるせえ!オレの酒だ!(笑)

GM:(やばい、わけわからん)

整備兵(GM):ちょ、ちょっと!少尉やめて下さい!

GM:そういって周りの整備兵たちが集まりだす。

アイリア:じゃあその様子を遠巻きに眺めて、大変ですねえ。

GM:なら近くにいた整備兵がそれに答えて。「…あなたも頑張ってくださいね」

アイリア:彼はいつからあんなふうに…酒に溺れるようになってしまったんですか?

ミハイル:ここ来たときから(笑)。

整備兵:彼もねここに来たときはまともだったんだ、でもこの部隊に入ってしばらくしてから…。

アイリア:何があったんですか?

エイジ:恋人を無くしたとか。

整備兵:いえ、接待に付き合ううちに(爆笑)。

ミハイル:まーまー、もう一杯どうですか隊長、とかそんな感じで(笑)。

ロック:しかし、今までの会話から察するに、二人は補充要員っぽいな(笑)。

アイリア:きっと、前の隊員が逃げたんですよ(笑)。

ミハイル:「激戦区のほうがマシだ」とか言って。

エイジ:そしてオレも今そう思っている(笑)。
 


Scene6 〜出撃〜

ロック:そして出撃前、一人ドックに行く俺。

ロック:グローブをシュッと直しながら。齢五十を過ぎた整備兵のオヤジに声をかける。『出来ているか?』
老整備員兵(GM):バッチリでさあ、いつでも行ってきて下さい。

ロック:ああ、君の仕事はいつも完璧だ。

老整備兵:任せてくださいよ、どんだけ壊してもバッチリ直してみせます。だから…

ロック:……

老整備兵:死なないでくださいよ。

ロック:誰に向かって言ってるんだ?それに、私が死んだらもう君の整備の腕が見れなくなるじゃないか。

老整備兵:照れること言ってくれますねえ…、お気をつけて。

ロック:では、行ってくる。

ロック:というわけで、私は既に乗り込んでしまいました。

GM:ちなみに、出撃のときのメック戦士は急激な熱変化に耐えるために全身をぴっちりと覆うような
        スーツを着てる か、 もしくは半裸かや。

エイジ:なるほど、じゃあ私も乗り込みます。ガシャアン(乗り込んだ擬音)

GM:ちなみに乗り込んだあたりで整備兵から通信が入る。

ロック:なんだ?

整備兵:あの、現地までメックで行くんですか?

エイジ:しまったあ(笑)。

ロック:ええ〜(笑)。

エイジ:しまった、隊長が乗り込んだからつい乗り込んでしまった。

ミハイル:ダンナぁ。

エイジ:いや違う、今からメックを運ぶトレーラーか何かに移動するんだ。

GM:そんなもんない。

エイジ:なに〜。

GM:きちんと整備された道を行くならそれも出来るかも知れんが、メック載せて山道をドライブは
    なかなかスリリングだと思う。

ロック:じゃあ、普段はどうやって行くの?

GM:ジープとかで近くまで移動して、メックは整備兵に運んでもらう。メックで直接行くとなにかと目立つ
    から。

ロック:じゃあメック内でふんぞり返りながら、「じゃあ頼むよ」。

GM:あんた、どうやって運ばれる気だ。

ロック:ええ〜。メックを運べるなら私も運べるだろう。

GM:メックを運ぶってことを勘違いしてないか?操縦席に整備兵が乗り込んで目的地まで移動させる
   って意味なんだが。

 注:この運び方はあくまでGMがリプレイや小説(独立愚連隊)を読んで得たイメージです、作中何度も
       「メックを整備兵に運んでもらう」という表現が出てきたためGMがこのように解釈しているだけで、
       実際は異なる(エイジやロックが言っているようにトレーラーで運ぶ)かも知れませんが 、
   このセッション中はこの解釈で進行しています。

エイジ:メックって一人乗り?

GM:副操縦席がついてる機体もある、でも基本的に一人乗り、乗れても操縦席の空きスペースに
    無理矢理入ってるだけ。

ロック:よし、すまなかった。プシュー(笑)

GM:詳しい移動の仕方やが、君らはジープでダムツェンへ、メックはダムツェン付近に置いて
    カムフラージュしておく。

ミハイル:カムフラージュって、どうやって?

GM:その地形にあった迷彩柄のシートを被せる。

ミハイル:じゃあメックのカラーリングって派手でもいいんだ。

GM:実際は移動中のこととかもあるから関係あるとは思うが、アイリアのエンフォーサーの場合は
    デフォルトの カラーリングは赤になってるから、まあ派手な色でもオッケーだろう。

ロック:では皆ジープに乗り込め。

アイリア:了解。

エイジ:万が一のこともありますし、私はメックで集合地点まで行きます。

GM:それは構わんけど、だれか<運転=車>技能ある?

ロック:そんなものは…

アイリア:取ってない。

ミハイル:ねえけどやろうか?ぐびっ。

GM:誰か持ってるか!

エイジ:どうやら、全員持っていないようですな。

ミハイル:そんなん動かすのに免許はいらねえよ、ぐびっ。

GM(アルコールもいらんわ!)

エイジ:<運転=車>って敏捷度基準の技能でしたよね?一番敏捷度が高い奴は?

ミハイル:俺なんだよ、ぐびっ。

GM:(そーなんだよな)おまえら、いつ誰がジープを四人乗りと言った。

アイリア:何人乗り?

GM:(いや、知らんけどね)偉いんだから、車動かせる奴連れて行けよ。

ロック:全員無いんだな?じゃあいつもの運転手に頼む。

GM:…(ちょっと考え中)…じゃあ、いつもの運転手トナリーノ軍曹がくるよ。

ロック:じゃあ、いつもどおり頼むよ。

トナリーノ(GM):分かりました。

GM:じゃあ君たち(エイジを除く)を乗せたジープはブロロロロと走り出していった。

ロック:と言うわけで私はジープの中で他の隊員と語らいます。
    (アイリアに向き直って)センティエット少尉。

アイリア:はい?

ロック:横に座って。センティエット少尉は出身はどこなのかな?

アイリア:ごめんマスター出身書いてない(笑)。…(ルールブックを参照中)
       えーっとライラ共和国の小さな惑星です。

ロック:そうか、私の出身はね…森だったんだよ(遠い目)。
     惑星ウガンダという星を聞いたことがあるかな?

GM:(アイリアに向かって)ないよ。

ロック:何度もワープしなければたどり着けない辺境の惑星さ。
     私が…そう8歳の頃、そこに一体のメックが落ちてきてね。

アイリア:はあ。

GM:ちなみに、蛙や魚じゃあるまいし普通は降らない。

ロック:中のパイロットはもはや息絶えていたよ。そして彼はこう言った「このメックを頼む」と。

エイジ:いや、息絶えてないし。

助手席のミハイル:心の中で思っていよう。ダンナの話、いつも変わるんだよなあ。

ロック:そうして私はメック乗りになった。

GM:実際、世襲じゃなくメックを手に入れる事は不可能じゃない、これはいくらなんでもなさそうだが。

ロック:君も将来どうなるか分からない、この小隊でいい思い出を作ってくれ。

GM:出だしからつまづいてる気がするが(笑)。
 

Scene7 〜情報収集inダムツェン〜

エイジ:じゃあ、集合地点についたらメックを降ります。

ロック:よし、ここから例の山賊事件のあった街まではどれくらい?

GM:2,30キロってところかな。

アイリア:じゃあ、出発しましょうか。

GM:オッケー、じゃあ全員ジープに乗ったら、またブロロロロと。

ロック:ここがダムツェンか。どんな感じの町?

GM:外を歩いている人は少ない、なんか全体的に寂れた感じ。
    街自体は西部劇みたいな感じの炭鉱だ。

ロック:草が丸まった奴がかさかさかさ〜っと転がっていくような。

GM:そんな感じ。

エイジ:炭鉱なのかここは!

ロック:今何時くらい?

GM:到着時間は計算してだろうし、着きたい時間があったらその時間でいいけど。

ロック:じゃあ夕方だ。

アイリア:人が集まってそうな場所は…。

GM:えーっと、一応通りに酒場はあるんだが。

ミハイル:じゃあとりあえず酒場に行きましょうぜ、情報は酒場に集まりますぜ、酒場に。

GM:(言ってることは正論なんだがな)

ロック:よし、では各員山賊についての情報を調べて22時に所定の宿屋に集まってくれ。

エイジ:…聞き込みは苦手なんだよなあ。

GM:じゃあ、一人づつ解決していくか。…まずはアイリアから。

アイリア:何をどう話を聞きにいけばいいのやら(困惑)。

GM:ま、頑張って考えてくれ。

アイリア:とりあえずぽてぽてと歩いてみるけど人通りはやっぱり少ない?

GM:うん、少ない。歩いてるのは炭鉱夫見たいな人たちが歩いてる、デニム地のオーバーオールに
    煤けた顔って感じの人たち。

ロック:そうやって歩いていると、林檎売りの子どもが目の前でころんと。

林檎売りの少女(GM):ああっ(転んだ)。

アイリア:…転ぶんかっ(笑)。

GM:転んだぞ(笑)

アイリア:じゃあ、転がった林檎を拾うのを手伝います。大丈夫?

林檎売りの少女:ああっ、どうもすみません。

アイリア:怪我とかしてない?

林檎売りの少女:大丈夫です、ところでお1つどうですか?(笑)

エイジ:逞しい(笑)

アイリア:じゃあ、1つ頂く。チャリン(代金を払った)。

ロック:ええ話や。

アイリア:ところで、この辺に山賊が出るって聞いたんだけど。

林檎売りの少女:ええっ!知ってたんですか!

アイリア:ええ、ついさっき聞いたんだけど。

林檎売りの少女:その話を聞いてまだここにいるなんて…。確かにここには山賊が来ます、
           …時々ですけど。

アイリア:どんな奴らなの?

林檎売りの少女:ひげ面で、服装とかもばらばらで。武器を持ってて、…けっこう人数もいます。
           2,30人くらいは

アイリア:すごいなあ。

GM:大規模山賊や。

アイリア:なんでそんなにいるんだろう(笑)。

GM:それはな人間は一小隊28人だからだよ(笑)。

ロック:これはクリタが裏で糸を引いているに違いねえ(笑)。

アイリア:大規模山賊なんだ。

林檎売りの少女:ええ、大規模山賊です。

アイリア:これは間違いなく敵は歩兵一個小隊以上か…。分かった気をつけるよ。
      林檎もう1つちょうだい。

林檎売りの少女:ありがとうございましたー。ただ、山賊も今では町の人たちに危害を加えるような事は
           ありませんから。

アイリア:そうなの?

林檎売りの少女:いや、山賊がおとなしくなったわけじゃなくて、街の人が抵抗しなくなっただけですけど。

アイリア:なるほど。

林檎売りの少女:政府は何をしてるんだって父さんたちは言ってますけどね。

アイリア:大変だよねえ。でも、多分大丈夫そろそろ何とかなるよ。

林檎売りの少女:だといいんですけど…。

アイリア:商売、頑張ってね。聞けることも聞いたかな。

GM:だな、じゃあ次の人に。

ロック:マスター。

GM:何?

ロック:イベント起こしていいですか?

GM:(即答)いいですよ(笑)。

ロック:そうすると、あなたの元に一人の老人が。

老人(ロック):お嬢さん、悪いことは言わない早くこの街から出たほうがいい。奴らは一週間に一度
         北の山から この町に食料を取りに来る。

アイリア:時々じゃなかったの(笑)。

GM:6〜8の一週間に一度くらいのペースで来るんだよ。

老人:ちょうど今日がその日になる。

ミハイル:可能性としてはアルコールに頭をやられた爺さんって事も考えれるよな(笑)。

GM:(お前にだけは言われたくないな)でも、前の襲撃からもう一週間、そろそろ来てもおかしくは無い。

アイリア:そんな事言ってましたっけ?

GM:今決まった。

老人:奴らは恐ろしい、奴らはワシらが奴らの方を見ていやな顔をしただけで三発も殴ってくるんじゃ。

GM:だからみんな奴らが来ると雨戸を閉めて目を合わせないようにしてるよ(笑)。

アイリア:どんどん街の状況が変になっていく…。

老人:じゃあ気をつけなさい、娘さん。

GM:さて、じゃあ次は…ミハイル。

ミハイル:俺は酒場にしか行かんぞ。

GM:(大丈夫、分かってるから)『ガンナーズ・ヘル』って名前の酒場だ、人は結構いる。

ミハイル:マスター、金はあるここにいる皆におごってやってくれ!

酒場のマスター(GM):おっ、気前いいねえ兄ちゃん。マスターは結構若い兄ちゃんだ。

ミハイル:しかし、意外と流行ってるんだな。山賊も来るしもっと少ないかと思ったんだけど。

GM:仕事帰りの一杯というより、山賊も来るし景気も良くない、やってられるかーって感じだけどな。

ミハイル:その気持ち、よく分かるなあ。

GM:ダーツとビリヤードがあって、そこかしこのテーブルでカードをやってる。

ミハイル:とりあえずみんなパーっとやれ、シケた面せずによう!

客(GM):おお〜!兄ちゃん気前いいじゃねえか。

ミハイル:ああ、今度でっかいが入ってな、まだ全然片付いてないんだけどさ、俺がやれば成功間違い
      ねえからな金ががっぽがっぽ入るんだよ。

GM:なんかこう、同類を見る目で君を見て。「そりゃ良かったなあ」(笑)。

ミハイル:ああ、ほら飲め飲め。なんか楽しい話があったらしてくれよ、暇なんだよ。

客:(いきなり声のトーンを落として)……ないよ。

ミハイル:ないのか?

客:今は嫌な事ばっかでさあ…。

ミハイル:愚痴れ愚痴れ、酒飲んで愚痴るのは人類に許された最大の至福だぜ。

客:大体なんだよ!あの山賊はよう!鉄砲持ってるのがそんなに偉いのか!
  確かに俺らじゃ勝てねえけどさ…。

ミハイル:そいつは大変だなあ、飲め飲め。

アイリア:流石に拳銃には勝てないか。

GM:一応削岩機とかマイトぐらいはあるけどな。

ミハイル:山賊はよく来るのかい?

客:ああ、さっき決まったんだが週一ぐらいで来る(笑)。

ミハイル:そいつはよく来るな(笑)。

ロック:馬鹿やろう、28人だぞ一週間で食料を食いきるに決まってるじゃねえか(笑)。

ミハイル:しっかし、ほんとにしけた話だな。

客:どうやらこの街だけじゃなく他の街も襲ってるらしいけどな。

ミハイル:どこだい?

客:こっから山を越えて北に行ったライラとドラコの境界線辺りにある街さ。

ミハイル:ふーん、半分聞き流してる。ほんとはちゃんと聞かないといけないんだろうけど。

客:ったく、やってらんねえよ!なんで俺らだけこんな目にあうんだ!

ミハイル:そいつが飯の種だから無くなっても困るなあ、とか思いつつ。

ロック:よし、じゃあそこに登場するか。服装はサングラスにアロハシャツにハーフパンツです。

アイリア:怪しい〜。

ミハイル:あ、あの格好はダンナじゃねえか。

アイリア:あの格好はって、いつもあんな服装なの?

ロック:いや、こうフレンドリーにね。

ミハイル:その場で一番変な格好してる奴がダンナだ。

ロック:とりあえず、ドア開けて入る。ぎいぃ。

GM:なんていうかこう、注目の的だね。

ロック:無駄な威圧感を発しながら歩く。

酒場のマスター:いらっしゃーい。

ロック:一番強い酒を。

酒場のマスター:はい、メチル(笑)。

ロック:なかなかいいメチルじゃねえか。

アイリア:工業用アルコールだ(笑)。

エイジ:視力が落ちるぞ!

ロック:なあマスター、どうやら今大変なことになってるらしいな。

酒場のマスター:ん?ああ、まあな。あんたらも悪いことは言わねえからさっさとこの街から出たほうが
            いいぜ。

ロック:マスター、俺は腕が立つ。

酒場のマスター:やめとけやめとけ、いくら腕が立つって言っても無理だよ、数が違う。
           惑星軍の部隊か 駐屯軍のメックでもあれば話は別なんだろうが。

ロック:ただこの街にはあるんじゃないのか?そのメックが(ギロリ)。

GM:あるわけねえだろ!(笑)

ロック:(小声で)そんな馬鹿な(笑)。NPCに活躍してもらおうと思ったのに(笑)。

GM:メックがそんなにぽんぽん転がっててたまるか!

ロック:そうか、じゃあ邪魔したな。そう言って店を去る。カランカラン。

ミハイル:…ダンナ、何しに来たんだろう?まあいいか。

GM:じゃあ最後が。

エイジ:オレの番か、ちなみにオレは情報収集はしません。

ミハイル:俺もしてねえよ。

エイジ:指定された宿の傍に居る、宿が見える建物の間で立ってます。

GM:じゃあ、そうしてると、一人の青年が近づいてくる。品の悪そうな20代の男性。

ロック:THEチンピラって感じか。

GM:うん。

青年(GM):おっ、兄ちゃん見ねえ顔だな、どこのモンだい?

エイジ:THEチンピラか、じゃあ銃を見せます。

一同(GM含む):……、ええ〜!!(驚)

ロック:警官さ〜ん!!

エイジ:オレに関わらん方がいいぞ。

GM:なんかチンピラは、こいつやべえぜ、っていう風に君を見て去っていく(笑)。

エイジ:はっはぁ、それで終わり。

ロック:こいつはやべえぜ。

GM:うん、下手なノンプ(NPCのこと)が絡められなくなった。

ロック:じゃあ、俺はその宿に向かって歩いていく。

GM:すると路地にいるエイジが目に入るが。

エイジ:……

ロック:……
 

エイジ:一応こっちは隊長だと気づいてますが。

ロック:俺は気づかない、そのまま宿に入る。

GM:中に入るとおっちゃんが一人いて、いらっしゃーいって。

ロック:予約していたものだ。

宿の主人(GM):えーっと、ドルゴ……、マリークベルさんですね?

ロック:ああ、4部屋予約しておいたはずだ。…ところで、防犯面について聞きたいのだが。

宿の主人:それはもうバッチリですよ、しばけば壊れる錠前がきちんと(笑)。

アイリア:しょぼっ!

宿の主人:ただ、ご安心ください。この宿屋は今まで山賊に押し入られたことしか
       ないんですよ(自信満々)。

ロック:そうか…それは安心だ、ところでこの街に他に宿屋はないのかな?(笑)

宿の主人:残念ながらこの街にある宿屋はここ一軒なんですよねえ。

ロック:そっかあ(残念そう)

宿の主人:まあ、それでも最初に一回入られただけで、後は静かなものですからご安心を。

ロック:そうか、ところで国境沿いにもう1つ町があるとか?

GM:国境沿いというか、境界線沿いね。一応小さな町がある。

ロック:ん、了解。じゃあ自分の部屋に入る。

GM:じゃあそうこうすると夜になって、全員宿屋に集まる。

アイリア:(ミハイルに向かって)なんかすごくお酒臭いんだけど。

ミハイル:情報収集の結果さ、それよりも聞いてくれよ、酒場にアロハシャツの変なおっさんが来たのさ。

ロック:そんな変な野郎がこの街に居るとは。

アイリア:無言で隊長を見ます。

エイジ:それよりもマスター、我々は通信機を持っていていいのですか?

GM:そりゃ持ってるだろ。

エイジ:ならば隊長、一旦誰かをメックに戻しませんか?山賊ももうすぐ来るらしいですし、少しでも到着が早い方がいいでしょう。

ロック:なら、アリタ少尉頼めるか?

エイジ:了解しました。

ロック:できれば敵がドラコと繋がっているという証拠でも見つかればいいんだが…
      敵の本拠地に潜入するか?

GM:流石に完全に繋がりを証明するような証拠は無いと思う。

エイジ:我々が確信できるレベルでいいわけですが、それは我々がドラコを攻める理由になりますね。

ミハイル:飲んで寝れなくなるのは困るなあ。

ロック:そうだな、みんな平和にいこうじゃないか。

アイリア:どうしてこの部隊にはこんな腹黒い人が多いんだろう?

GM:一般的かどうかはともかく、傭兵なんてこんなもんじゃない?
   楽して稼げるのが一番だって言うと思う。

ロック:じゃあ、そろそろ山賊が来るらしいからみんな気をつけて眠るように。
 

Scene8 〜白昼の奇行〜

GM:てらりらてららっと、翌朝だ。

エイジ:ジープに行ってメックまで運んでもらいます。

GM:おう、そうするとジープの運転席でトナリーノ軍曹が寝てる(笑)。

エイジ:なに〜。

GM:だって4部屋って言ったじゃないか!

エイジ:なんてことだ、じゃあたたき起こします。

トナリーノ:…あっ、おはようございます。少尉。

エイジ:起きたのならメックまで運転させましょう。

GM:ブロロロロとメックまで1時間ほどかけて移動したぞ。

エイジ:よし、トナリーノ軍曹、君はまた街まで戻りなさい。

トナリーノ:はい、分かりました。ブロロロロ。

アイリア:なんてひどい話だ(笑)。

ロック:こっちは街を散策していよう。

ミハイル:昼間から飲んでる。

ロック:何かアクションがあるだろう。

GM:うん、そうして昼頃。街がザワザワしだす。

街の人(GM):大変だ!奴らが来たぞ!

ロック:…来たか。

GM:そうすると街の人たちは家の中に入って、ばたんばたんばたんばたんばたんばたんばたん
    ばたんばたん(一斉に扉を閉めた)。

ロック:少しあけて様子を見る。

ミハイル:酔いつぶれて吐いてる、ウゲー。

エイジ:ダメな人だ。

GM:コンテナを用意した人たちが数人外に出て行くよ。そうすると、向こう側から。
   ざっざっざっ、という音と共に…。

ロック:そんなバイクとかでブロロロロって来るんじゃないのか。

GM:(それでも良かったかも知れんなあ)いや、肩に銃を担いだりしながら太陽を背にして横一列に
    並んで来る(笑)。

アイリア:わー、壮観だなあ。30人が横一列か(笑)。

GM:いや、流石にそんなにいない。10人くらい、後からトラックも来るけど。

エイジ:なんでトラックに乗ってこないんだ。

GM:仕方ないだろ、歩いてくるって言っちゃったんだから。

山賊(GM):食料は用意できてるんだろうな?

老人(ロック):は、はい、ここに。

山賊:よし、積み込め。まあ、こうやってきちんと用意しているうちは俺たちも何もしねえんだから、
    仲良く行こうぜ、な。

老人:しかし、これ以上取られては我々の生活が。

GM:老人をガンっと蹴り上げる。

老人:ひぃぃ。

山賊:分かってねえな、弱い奴は強い奴のために働けばいいんだよ、そしてお前たちは弱くて俺たちは
     強いだからおめらは俺たちのために身を粉にして働けばいいんだよ!分かったか!そういって
    もう一回蹴飛ばす。

ロック:そうすると、一人の娘さんが横から割り込んでくる。

娘(ロック):おじいちゃん、大丈夫?

山賊:あぁん?なんだお前は?

老人:孫は孫だけは勘弁してください!

山賊:どうしよっかな〜♪そっちの態度しだいで考えてやらんことも無いんだがなあ。

ロック:マスター。

GM:ん?

ロック:ここで地面を割ってコマンドウが出てきたらダメですか?(笑)

GM:ダメに決まってるだろうが!(笑)

ロック:とりあえずアリタ少尉に連絡だ。もしもし、緊急事態だ、急行してくれ。

エイジ:了解しました。

ロック:とはいえ街中で戦闘するわけにはいかんか。

GM:まあ、街の人たちがやたらめったら死んでもいいんなら。

ロック:街の外に出たところを狙うしかないか。

エイジ:とりあえず私は整備兵を連れてみんなのメックを街の傍まで移動させます。

GM:オッケー、メックはガミョンガミョンと移動しだした。

山賊:おい、積み込みはまだか?

ロック:そこまでだ!!ビシィ。

山賊:誰だ!!

ロック:じゃあとりあえず近くの家の屋根から。

 ここまでGMはロックがNPCを演じようが屋根の上から現れようが好きにさせています、元々こういう
 ことをするプレイヤーだということは分かっていたし、まあ みんなが笑ってるうちはそれでいいかと
  思っていたのですが。

ロック:1つ!人の夜、生き血を啜り。ちゃきぃ。

山賊:どっ、どこだ!どこにいる!?

ロック:2つ!不埒な悪行三昧。

山賊:「親分!上です!」「何ぃ!」

ロック:ダキューン!!

GM:ぐあああ!!…って、え?(困惑)

 流石に私は考えました、ノリだけで今までロックの行動に合いの手を入れてきたのですが。武装した
  集団だって言ったよね、10人以上いるって言ったよね?
 もちろん、普通に判定することは出来ます。その場合当然ロックは良くて蜂の巣にされるでしょう、
  そしてもちろんロックに対して  真面目に反撃し判定することがルール的には正しい行為だと思います。
 ただ、ちょっとだけ悩んだ私が出した結論は。

ミハイル:二つで終わった〜(笑)
アイリア:こんな上に登って何するかと思えば、撃ってどうするんですか!(笑)
GM:(まったくだ)
山賊:三つ目はどうした!三つ目は!
ロック:貴様ら悪党に三つ目を数えている暇は無い!ダキュダキュダキューン!
山賊:ぐああっ!!

 そのまま、ロックに乗ることにしました。色々と理由はありますが、このまま真面目に判定したりすると
  ゲームの流れが悪くなるというのと、ここまでノリでやってきたんだからもう行くとこまで行ってやれ、
 というのが一番の理由です。
 ええ、もう内心自棄になってましたとも(泣)。

山賊:畜生!撃ち返せ!!ダダダダダダダ!(サブマシンガンで応戦)

ロック:うおおお!!

ミハイル:ダンナやるなあ(笑)

ロック:内心、この家の人ごめんって言いながら家の裏に逃げます。

GM:えっと、すごい勢いで壁が削れていく。チュダンチュダンチュダンチュダンって。

ロック:センティエット少尉、何か策はないかね!

エイジ:<戦術>かなにかで役に立つ方法を思いついたりは。

GM:するかっ!<戦術>があるとか言う人間はこんな行動せんわ!!

アイリア:策もなしにいきなりあんな行動した人に与える策なんてありませんよっ!(泣)

ミハイル:ダンナ、三十六計逃げるにしかずです。

ロック:それだな。

GM:君たちのジープは街の入り口にある、逃げてくれ。

ロック:よし、それならばピン、ヒョイ(投げた)。

エイジ:ドコーン!!

山賊:ぎいいやああぁぁ!!

ロック:安心しろ閃光弾だ、死にはしない。よし皆、サングラスをかけたまえ。ヒイヤア(投げた)、ピカッ。

山賊:うわあああ!!

ロック:今ならム○カごっこができるんだぞ、みんな逃げるんだ!

山賊:目が、目がぁ!!(笑)

アイリア:催涙弾も投げとけ。

山賊:ぎゃあ!!

GM:(こいつら近くに民間人がいること忘れてないか?)

ミハイル:逃げろ逃げろ。

ロック:というわけで、混乱に乗じて逃げたいんですが。

アイリア:いつもこんな調子なんですかあ!!

ロック:ああ、そうか。センティエット少尉は初めての実戦だったな、実戦とは厳しいものだ(笑)。

アイリア:こんな状態でこんなことをする人間は初めてだ!!

ミハイル:センティエット少尉、飲むか?気が紛れるぞ?

GM:こんな状態で飲むんか!

ミハイル:さっき飲んだから俺は一緒さ、ぐび。

GM:…………、じゃあ、そうすると混乱に乗じてなんとか逃げれる。で、メックと合流できる。

エイジ:メックを持ってきました。

ロック:ご苦労、アリタ少尉。

エイジ:ところで、先程街中で戦闘を行っていたようですが、何てことを。

ロック:ははは、あの程度で戦闘というのなら。やはり君もまだ実戦を知らないようだね。

GM:(あれよりもヒドイ戦闘を見れるものなら見てみたいな)

エイジ:そんなことより、あんなところで戦闘をしたら住人を人質に取られたりして酷いことになるような
      気がするのですが。

ミハイル:大丈夫、俺たちが軍人だとはばれてない、きっと頭がおかしい奴だと思われてるだけさ。

エイジ:それでも、見せしめに何人か殺されたりしたら…。

ロック:なんて野郎どもだ(怒)

アイリア:いやあんたのせい。

ロック:奴らは人の心を忘れてしまったようだな(ぎりぎり)。トナリーノ軍曹今すぐ街に戻ってくれ。

トナリーノ:えっ、メックがあるじゃないですか!?

ロック:あっそうか、メックがあるんだ。まったくもう忘れてもらっては困るよトナリーノ軍曹。

トナリーノ:す、すいません(謝)。

ミハイル:ダンナ、実は飲んでませんか?

ロック:いや、そんなことはないぞ。昨日のメチルがちょっと残ってるだけだ(笑)。

ミハイル:今日の相棒はウイスキーでいいや。

ロック:ところで、あれだ、どうしよう?

GM:俺は知らんからな(笑)。この状況で山賊が出来ることを考えるからな!

ロック:ちがうんだー。

GM:(何が違うか教えて欲しい)

エイジ:我々と整備兵の中から個人戦闘が出来る人間を選んでいぶり出すというのは。

ロック:うん、あれだ、街の人に被害が出るような気がするが、まあいいか。

GM:(まあよくない)

ミハイル:まっとうに顔が割れたのはダンナだけだろ?

ロック:まあ、あれだ、私の華麗な銃弾によって少なくとも三人の脳天に穴が開いただろう。俺は奴らに
     煙草を額で吸う方法を 教えたやっただけなのさ。

GM:で、どうするんだ?このままじゃ街の人たちが体中で煙草を吸えるようになるぞ?

ロック:畜生、なんで街の人たちがやられなくちゃいけないんだ。
 

 自分の胸に手を当ててよく考えていただきたい。
 

ミハイル:ダンナが軍服でも着てれば話は違ったんだが。

ロック:それだー。アルデスキー少尉、君は今いいことを言った。

ミハイル:どうする気です、ダンナ?

ロック:ジープを一台用意する、そして私が軍服を着て突っ込む、奴らが私を撃つ、そして君たちが
     メックで奴らを撃つ(笑)。

GM:(頼むから、まともに考えてくれ)

エイジ:どうしよう?

ロック:うん、どうやって奴らを街からいぶり出すかだ。

GM:お前らを軍人と見るかどうかも山賊しだいだし。

ミハイル:ダンナを見て軍人と思えるなら、乞食が聖人に見えるぜ。

GM:手榴弾投げたっけ?

ミハイル:閃光弾、ついでに催涙弾も。

ロック:手榴弾投げたかったけど街の人がデンジャラスだし、よく考えればあそこにおじいさんが
     居たから(笑)。
 

 そして一同しばらく考えていたのですが。
 

アイリア:とりあえず、偵察に行きません?

ロック:そうだな街に行かないと何も始まらん。

ミハイル:ですな。

エイジ:なら私はここで待機ですね。

ロック:そうだな、メックはいつでも動かせるようにしておいてくれ。

アイリア:異動願い…書こう(泣)。
 

Scene9 〜人質救出大作戦〜

GM:というわけで、街に着いたぞ。

ロック:中央通りの様子を見に行くが、どうなってる?

GM:えーっと、おじいさんと女の子が縛られて転がされてる。

ミハイル:なぜだあ!

GM:今更理由を答えないといけないのか?山賊たちは警戒してきょろきょろしてるよ。

ロック:街の人たちは?

GM:なんていうかこう、完全雨戸(笑)。流石に出たがらんよ、いつもなら穏便に済んでたのに
    今回はあの変なアロハのせいで!

アイリア:そう、全部あのアロハのせいで。

ロック:ちがうんだー。

ミハイル:不可抗力で住民やられちゃいましたっていうのは?

ロック:それはいかん、それはいかんぞ、住民たちは我々の助けを待ってるんだ!

GM:確かに、助けは待ってる(笑)

アイリア:誰のせいで助けに行かなきゃいけなくなったんだ。

GM:(予定ではこいつらの後をつけて本拠地発見、ぐらいに考えてたんだけど)

ロック:何としてでも助けねば。

GM:自分で放火した家の火を消す消防士みたいだな(笑)。

ロック:じゃあ、二人はここで待機しておいてくれ。

ミハイル:隊長忍び足とか得意でしたっけ?

ロック:俺は正面から堂々と行く。

ミハイル:行ってらっしゃい。

GM:真正面から行くんやな。

ロック:ざっざっ、と歩いていこう。

山賊:あっ、あいつは!

山賊(頭):テメエ、馬鹿だと思ってたがここまで馬鹿だとはな、真正面からノコノコ歩いてくるとは(笑)。

ロック:お前たちが探しているのは俺だろう?そいつらに用は無いんじゃないか?

山賊(頭):その心がけは立派だがな、俺が真面目なGMだったら見つけた時点で撃ち殺してたぜ(笑)。
 

 本心である、いや自分が不真面目だと言う気はないんだけど…、この状況なら普通は問答無用で
  撃ち殺すからねえ。
 

アイリア:なんて分かり易いんだ、ありがとうGM、その通りだGM。

エイジ:まったくだ。

ロック:そいつらを離してやりな。

山賊(頭):てめえ、…(素に戻って)まだアロハ?

ロック:まだアロハ(笑)。

山賊(頭):てめえ、何モンだ。見たところ本気でこの街の住人じゃあないようだが(笑)。

アイリア:そりゃそうだ。

ロック:お前たちは花を愛するという心を忘れていた、俺にはそれが許せなかっただけだー!

ミハイル:いきなり撃った奴の科白じゃねえな。

山賊(頭):花を愛する前に人を愛せよ!

アイリア:山賊に説教されてるー。

ロック:そのままポケットに両手を突っ込みながら近づきます。

山賊(頭):まった!流石にポケットから手え出せ。…とはいえ、この人数相手に一人でなにかできる
       わけねえけどな。

ロック:そいつはどうかな?

山賊(頭):そんなこと言われると人質を離せなくなるんだが。

ロック:お前たちは人が出来る可能性というものを忘れているようだな。チャキ。

アイリア:(遠くから)あのー、何か隊長すごい事になってるんですけど。

ミハイル:(遠くから)今回はいつもよりすげえなあ。

人質(GM):もがー、もがもがー!

アイリア:(遠くから)とりあえず、このまま建物の影を通って近づきません?

ミハイル:(遠くから)だな、ここままじゃ流石にダンナがなぶり殺されちまう。

アイリア:人質になってるのはその2人だけ?

GM:うん。(これ以上事態をややこしくしたくないしな)

アイリア:山賊は?

GM:10人ぐらいかな、後は帰ったみたい、トラックも無い。

ロック:逃げやがったか、まあいい途中でメックが踏み潰してくれるか(笑)。

アイリア:過半数はトラックと一緒に帰ったのか。

ミハイル:通りに逃げこめそうな場所は無い?ここまで来れば路地裏に逃げれるみたいな。

GM:あるよ。

アイリアとミハイル:じゃあそこまで移動します。

ロック:相変わらず喋ってます、そいつらを離してやりな。

山賊(頭):しかしお前、ほんとに頭がいかれた英雄気取りかなんかか?

ロック:確かめてみようか、俺の頭がいかれてるのか、それともお前らがいかれてるのかをな!(笑)

GM:いやいやいやいや(笑)。

アイリア:あんただと思う。

ロック:くそ〜、そいつはコレを見てから言いやがれって言ってから十連射ぐらいしてえ。

GM:しても構わんが、こっちもするぞ。

エイジ:なんでこんなことになったんだろう。

GM:俺に聞くな。……というわけで、(PCに向かって)お前ら何とかして助けてやれ、俺はもう知らんぞ。

ロック:(小声で)ちがうんだー。

ミハイル:遠くから隊長にアイコンタクトを送ります、「隊長、死ぬ気ですか?」

ミハイル:うんと言ってくれれば、ぱぱぱぱぱあんと。(銃を撃つポーズ)

GM:言っとくけど、まだ人質いるからな。

ミハイル:(状況を想像している)……大丈夫なんだろうか(不安)。

ロック:大丈夫だ。

ミハイル:大丈夫だと言われてしまった。

エイジ:じゃあ大丈夫なんだろう。

ミハイル:きっと秘策があるに違いない。

ロック:じゃあ俺の目はこう語る、やつらのヘナチョコ弾に当たってたまるか(笑)。

ミハイル:だめじゃん!(笑)

アイリア:ところで、グラサンは着けてるの?

ロック:うん。

エイジ:なら閃光弾だ。

アイリア:やっぱりそれしかないか、それで隙を突いて人質を救出しつつ山賊に射撃…。

GM:あっ、ごめんちょっとトイレ行ってくる、その間に作戦考えててくれ。
 

 ここでGMは大分考えます、今の状況が凄まじくまずいことは確かですが、それよりも大きな問題が
  まったく別にあったりするので。

GM:で、作戦は決まったか?

アイリア:とりあえず閃光弾を投げることに決定。

ロック:あいつらに話しかける「今人質を解放すれば身の安全は保障してやる」(笑)

山賊(頭):お前…説得力って言葉知ってるか?(笑)

ロック:貴様、本当に俺が一人で来たと思ってるのか。

山賊(頭):お前なんかに仲間なんていないだろ(笑)

ロック:面白いことを言う、だがな後ろを見てみろ!!

山賊:なにぃ!(一斉に後ろを見る)

ミハイル:ぽいっ(投げた)。

山賊:ぐわああああ!!目が、目がぁ!!(ムス○風)

ミハイル:ダッシュ!!

ロック:ダダダダダダ!!(撃ってる)

アイリア:近づいて、人質抱えて、走る!!

ミハイル:山賊撃つ。

ロック:人質を安全なところへ!

ミハイル:しっかし、あの人質も災難だよなあ。

エイジ:災難すぎだ。

ミハイル:もう大丈夫だ、我々が何とかしたからな。

GM:(誰のせいでこうなったと思ってる)一応、山賊たちは確保した。

アイリア:何とかなりましたねえ。

GM:エイジも街から移動したトラックを取り押さえれたよ。

エイジ:何人くらい捕まえられましたか?

GM:10人ほど。

ミハイル:こっちも10人だから、三分の二は取り押さえたのか。

GM:で、お爺ちゃんのほうなんだが。

老人(GM):今は何とかなったとはいえ、どうする気ですか!やつらは戦車も持っているのです、
        きっと報復してくるに 違いありません!

ロック:そうやっていつまで逃げるつもりだ。

アイリア:かーん!(頭をたたいた)すいません!すぐ何とかしますから。

老人:そうやってカッコイイこと言ってりゃいいってもんじゃねえんだよ!!(切れた)

ミハイル:大丈夫大丈夫、すぐ何とかしてやるさ、ぐび。

アイリア:さっさと行きますよ、ズルズルズル。

ロック:達者で暮らせよって言って引きずられていく(笑)。


 そしてエイジと合流したPCたちはメックに乗り込み山賊から聞いた本拠地へと向かいます。


Scene10 〜山賊どもをぶっとばせ〜

アイリア:なんか、すごく悪いことをしたような気がする。

ロック:センティエット少尉、後ろを見ていては前には進めないぞ。

アイリア:たまには後ろを見てください。

ミハイル:そいつは無駄ってもんさ。

GM:そうこうしているうちに本拠地に着いたぞ。

ロック:ならスピーカーで呼びかけます。お前たちは完全に包囲されているー。

GM:その手の呼びかけに答える様子は無い、こっちは問答無用で出撃するぞ。


 というわけでGMはがさがさとマップを広げだす、今回の戦場はちょうどルールブック付属のマップ一枚。
 そしてメック戦闘ではお互いが主導権を決めるダイスを振り合い(2d6+戦術技能レベル)、
 ダイス目が低かったほうが一体ずつ動かしていきます。

 そして戦闘の火蓋は切って落とされた。

 PC側戦力
 コマンドウ(ロック)
 エンフォーサー(アイリア)
 ハンチバック(エイジ)
 グリフィン(ミハイル)
 
 GM側戦力
 ハンター戦車
 ヴァデット戦車
 山賊(マシンガン歩兵)

 中〜軽量級メックが主体とはいえメックが4機(一小隊分)いるPCに対し、戦車2両と歩兵一部隊しか
  いないGM側は最初から敗色濃厚ではあるのですが。
 まあ、今回の戦闘はルール確認がてらの簡単なものさくさくっと片付けてもらえばいい、ぐらいにGMは
  考えています。

 第1ターン
ロック:じゃあ、全チャンネルに無線を開いて。高山み○みの声で「さあ行けコマンドウ、お前の力を
     見せてやれ」って 言いながら突っ込みます(笑)。

 とかいいながら移動フェイズはPC側GM側ともに接近するだけです、射撃フェイズではGM側は
  全射撃が外れ(だって目標値が2d6で10以上とか言われたら、ねえ)、PC側はロックのMLと
  ミハイルのPPCとLRM10が命中しました。
 そのうちミサイルがヴァデット戦車の駆動輪に命中して移動力を低下させます。
 そして、最後に熱計算、メックは移動したり武器を撃ったりすると熱がたまるので最後にそれを計算
   します、あまり熱を溜めすぎたりすると移動力が低下したり、最悪メックが爆発することもあるので
  注意が必要です。

 第2ターン
 
 接近戦にもつれ込んでいるため目立った移動は無く、激しい銃撃戦が繰り広げられます。

GM:ヴァデット戦車のAC5が…外れ、ハンター戦車…外れ、歩兵…外れ。

 激しい銃撃戦…もとい、PC側の一方的な射撃が繰り広げられます。
 一方PC側の射撃はぽかぽか命中し、GM側に大ダメージを与えます。

GM:ぎゃあ戦車2両とも移動不能!!

 さらに追い討ちをかけるPCたち。

エイジ:歩兵にSL…命中。
GM:…歩兵がすぱすぱ死んだ。
エイジ:さらにAC20も命中。
GM:跡形も無く吹き飛んだわっ!!
ロック:ヴァデット戦車に全弾発射、しかも全部命中。…命中箇所は、前面の装甲と前面の装甲と…。
GM:あっ、一発目で壊れた、前面装甲をぶち抜かれてヴァデット戦車が炎上する。
ミハイル:俺の射撃いらなかったな、まあ、後一匹か。
GM:いくらなんでも降伏するよ。ハンター戦車の上部ハッチが開いて白旗がぴょこっと。
エイジ:降伏したか。
GM:歩兵にAC20(このゲーム最大ダメージの武器)撃ち込むような奴相手に戦えるか!(笑)

 そんなこんなで2ターンで戦闘は決し、PCたちは山賊を捕らえます。
 

Scene11 〜戦い終わって、問題発覚〜

ロック:これで任務も終了か。

GM:一応山賊がアジトとして使ってた建物もあるけど、どうする?

アイリア:一応見ておきましょうか。

ロック:そうだな。

GM:じゃあ君たちが山賊のアジトを見るとあることに気づいた。

ミハイル:なに?

GM:この建物<星間連盟>時代の施設だ。

エイジ:何?

GM:だから、<星間連盟>時代の施設、詳細は<コンピュータ>で調べてくれ。

エイジ:調べます……成功。

GM:なんか倉庫みたいだね、ただし扉は開かない。

ロック:そんなものメックで壊せば。

GM:それだと内部に貴重な物があった場合壊れるかもしれない。

ロック:どうやったら扉は開けられますか?

GM:本国からちゃんとした技術者連れてくるしかないかな?普通にあけると<コンピュータ>技能に
    凄まじい修正がかかる。

ミハイル:それってそんなに貴重なのか?

GM:中の物による、何も無いかもしれないし<星間連盟>時代の貴重なメックいわゆる発掘メックが
       あるかもしれない。

ミハイル:なるほど。

GM:ただ、ちょっとここで問題があるんだ。

ロック:うん。

GM:まだシナリオの導入部分なんだけど(爆笑)。

ロック:なんだってー!!(爆笑)

エイジ:まあ、山賊退治しただけでは終わらないよねー。

ロック:山賊倒して終わりだと信じてたのにー!!

GM:山賊倒して始まるんだ、今回のストーリー(笑)。

ミハイル:俺たちの敵は山賊じゃなかったのかー!!(笑)

 実はシナリオを書いた紙には「山賊退治」の四文字と山賊の戦力しか書いてなかったりする。
 まさかここまで長引くとは、いやあTRPGって恐ろしいなあ(笑)。
 というわけでようやくオープニングを終えたシナリオは本編へと進んでいくのであった。

ロック:山賊退治で終わりだと思ったからなるべく長く伸ばしたのにー!!(笑)

 小さな親切…って言葉はここで使うんだろうなぁ。

 To be continued


 次回予告

 <星間連盟>時代の施設を発見したロックたち、だがそれと同時にドラコ軍も不穏な動きを
 見せていた。
 宇宙<そら>より降り注ぐドラコ軍精鋭メック部隊、突如身体に異変をきたすアイリア。
 表にはドラコ軍メック部隊、そしてヴァレリア城内に潜入するドラコ軍の忍者部隊、肝心のエイジは
 凶弾に倒れ、ミハイルは…………。
 八方塞がりの彼らにもはや手は残されていないように思えた。
 だがその時、封印は開かれロックの内に秘められし力が解放される。

 次回メックウォリアーRPGリプレイ最終話「蒼空の決戦」
 銀河の命運を賭けた戦いが……今、始まる。

 ………………ごめんなさい、嘘です。