音楽を使ったシナリオの作り方〜その2


 さて。その1でシナリオのおおまかな部分はできたので詳しい事を決めていきましょう。

 シナリオにおいて重要なのはPC達の目的が何であるかです。
これがきちんと見えているとPC達は非常に行動しやすくなるので。いいゲームができるでしょう。

 このシナリオ全体の目的は、プラーナを手に入れようとする『ナイトメア』の撃破です。
『ナイトメア』によって意識不明にされた人が、PC達の身内だと事件を追う理由になりやすいので。
PC1には友人を作って意識不明になってもらいましょう。仮に友人Aとします。
 これでPC1には友人を救うために事件を追ってもらって、渚の夢に入りこみ。
彼女の世界に疑問を感じたところで、世界が壊れてフォートレス突入。みたいな感じで。
 PC2はPC3から話を聞けば協力してもらえるでしょうからナイトメア撃破で問題ないかと。
 PC4は『ナイトメア』への復讐。PC3は受けた任務の完遂でしょう。

 私の経験から、NPCというものは、
目的がはっきりすればするほど動かしやすいように思います。
 なので渚と愛の目的を再確認。

 渚は自分の願いをかなえるために無意識に自分の夢の中にPC1や他の人達を連れこんでいます。
その能力は自分が知っている人物を自分の夢の中に連れてくることができるというもの。

 愛は、傷ついた自分の本体『ナイトメア』を再生するために
プラーナを大量に集める方法を探していたところ、
夢使い渚の能力に目をつけて、利用することを思いつく。
 渚の信用を得るために色々と親切にしているって感じでしょうか。

 後は各シーンでやることをあらかじめ書き出しておく。
 これをやると、今何が終わっていて何を言ってないか一目でわかるのでとても便利です。

 オープニングシーンでは各キャラクターの顔見せと目的を与えることでしょう。
PC1は友人Aと三角関係だと面白いので
友人から渚へのラブレターを受け取ったPC1が
渚に渡しに行って勘違いされるまでがオープニングでしょうか。
後は教室に戻ると友人Aが倒れていてプラーナがほとんど無くなっていることに気づくと。

 PC2は友人である渚から恋愛相談を受けたり日常シーンが展開されて
ナイトウィザードの組織から連絡が入ってPC3とナイトメアのことを聞かされる。

 PC3は任務を受けるシーン。
上司からPC2と4の話を聞かされて探しに行くって感じでしょう。

 PC4は過去のシーンなんかいいでしょうか。
ナイトメアに大切な人を奪われるシーンでボルテージを上げておくと
ゲームにも入りやすくなるのではないかと。

 後はPC達に渚が事件にかかわっていることをわかるようなヒントを与えていき。
事件が進んでプラーナが奪われていくと
愛の様子がだんだんおかしくなっていくことをPC2に伝えて。
 最後はナイトメアに操られた渚の夢の中にPC達が取り込まれるって感じで。
 その直前にPC達の夢の中に渚が現れて助けを求めるのもいいかもしれません。

 PC達は渚の本当の幸せの日々を取り戻すことができるのか!
それはゲーム次第ということにあいなります。

 後はこまかなデータ面なんかの調整なので
シナリオ作りそのものはここで終了とさせていただきます。

 今回は音楽を使ったシナリオ作りということでしたが。
他にも映画や絵画等アイデアはそこら中に転がっています。
シナリオというものは悲しいもので。
どんなに上手くできたシナリオでも、物語がシナリオ通りに進むことは
まず無いのではないかと思います。
ですが。それは、プレイヤー達と一緒になって一つの物語を作っていくことでもあるのです。
ですから完成されたシナリオというものは存在しないとも言えるでしょう。
最後に手をくわえるのはプレイヤーのみなさんなのですから。